試してみる価値あり!?ビジネスでもプライベートでも活用してみたいサブリミナル効果。

サブリミナル効果とは

人は子供の時に体験したインパクトの強い出来事や見たものが大人になっても

潜在的なイメージとして残り、性格形成に大きく影響することがあります。
これをトラウマと呼びますが、人には表に出る意識とは違う潜在意識が、

行動や考え方に深く影響を与えることがあるのです。

無意識の部分に刺激を与えることで様々な影響や効果を生み出すことをサブリミナル効果と言いますが、

この効果の名称は聞いたことがあるという人は大勢いることでしょう。

 

 

無意識レベルで脳が反応してしまう。

 

 

サブリミナル効果というと、映画やテレビドラマ、ライブ映像など様々な動画の中で

はっきりと認識できないくらいの非常に短い時間の映像を映像に挟み、

潜在意識に刺激を与えることが以前は物議を醸したこともあります。
人間の知覚に無意識に刺激を与えることで、効果を期待すること全般がサブリミナル効果と考えて良いでしょう。
特に視覚・聴覚・味覚の3つの知覚に対する刺激が最も効果がある、と心理学では言われています。
心理学におけるサブリミナル効果の定義は、

意識と潜在意識の境界領域に刺激を与えることにより働く心理効果となっています。

過去にはマインドコントロール・洗脳などに悪用する人もいたくらいで、

人間の心理に大きな影響を及ぼす可能性があるのです。
意図的に人の心理に影響を与える可能性が高いことから、

日本のテレビ放送ではサブリミナル効果が働く表現を禁止しています。
自分では意識できない刺激によって自分の行動や考え方が変化すると考えると、非常に怖いものがあります。
独裁政治化にある国で実際に使われていた、という話も過去にはあったと言われています。

 

 

https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AB%E5%8A%B9%E6%9E%9C-188547#:~:text=%E3%81%82%E3%82%8B%E7%9F%A5%E8%A6%9A%E5%88%BA%E6%BF%80%E3%81%8C%E9%9D%9E%E5%B8%B8,%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%AE%E5%BD%A2%E5%AE%B9%E8%A9%9E%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

サブリミナル効果/コトバンク

 

 

サブリミナル効果の著者、有名人について

無意識化の部分に刺激を与えることで得られる心理的効果のことを、サブリミナル効果と呼んでいます。
境界領域化の刺激がサブリミナル効果で、英訳ではサブリミナルメッセージという呼び方もされています。
サブリミナル効果が最初に歴史上に登場したのは、諸説ありますが19世紀の中頃と言われています。
提唱者に関してもはっきりとは分かっていないそうですが、

研究や原理について解説した著書を1897年に出版した、

エール大学のE.W.スクリプチャーが第一人者という説があります。
古くから様々な実験・検証が行われてきたサブリミナル効果ですが、

科学的に説明できる根拠があまりないため、存在自体を疑問視する声も多く聞かれます。

 

 

様々な実験が行われているが、効果の有無についての意見は分かれている。

 

 

1950年代後半には、カナダの放送協会で事前にサブリミナル効果の実験を行うことを告知したうえで、

放送の中で知覚できないくらい一瞬に「すぐ電話ください」というメッセージを約350回流しました。
しかし、実際に電話がかかってくることがなかったため、サブリミナル効果はないと否定をしています。
ただこの実験では事前に告知している点や、回数など効果が全くないと実証するにはデータが不足しており、

その判断にも意見が分かれるところです。
この実験が行われた1950年代には、数多くの実験がアメリカでも行われていました。

ジェームス・ヴィカリーという調査業者が行った実験は、映画館で上映された映画で6週間に渡り行っています。
この実験では「コカ・コーラを飲め、ポップコーンを食べろ」というメッセージを

5分毎に1/3000秒という瞬時に繰り返して映し続けました。
するとコカ・コーラは約18%、ポップコーンに至っては約57%も売り上げが増加した、

という効果の大きさを表す実験結果もあります。
このようにサブリミナル効果の有無に関しては様々な意見があり、現在も論争は続いています。

 

 

 

 

有名な事例

人の意識と無意識の狭間の部分に刺激を与え、人の行動に影響を与えると言われるサブリミナル効果は、

心理学者の間でも意見が分かれ、多くの検証・実験が行われてきました。
日本のテレビ放送では、1999年にサブリミナル効果の使用を禁止する声明を出していますが、

実際に活用している事例はいくつか存在します。
広告にサブリミナル効果を使用する例はたくさんありますが、

フォトショップを使い広告の中に細工を施したものや、

企業ロゴに意味を二つ持たせたものを作成したものが、これまで使用されています。

オリジナル性の高い広告であればあるほど、サブリミナル効果で挿入した

2つ目の意味の理解度が高まると言われており、サブリミナルの使い方によって満足度は大きく変化します。
テレビ放送や映画などの公共の映像でサブリミナル効果を使用することは禁じられていますが、

プライベートの環境でサブリミナル効果を活用することは可能です。

 

 

ビジネスだけでなく、恋愛にも活用できる。

 

 
例えば、恋愛のシーンではサブリミナル効果は使用すると大きな成果を上げる可能性があります。
直接的に相手を好きと言わなくても、「好きな食べ物が○○で○○なところが好き」や

「アーティストの○○が好き」など、会話の中に「好き」という言葉をたくさん入れていくことで、

相手の潜在意識に好きという言葉が刷り込まれるようになり、少しずつ意識してくることが挙げられます。

また相手の行動と同じことを真似して行う、というのも効果があると言われます。
これは同調行為と呼ばれるものになり、自分と同じ行動をする相手を潜在的に意識させる効果が得られ、

親近感が少しずつ湧いてくることになります。
相手のパーソナルスペースに近づくことも、サブリミナル効果の活用に繋がります。
人のパーソナルスペースは半径60cmというのが一般的ですが、この範囲内に近づく機会が少しずつ増えると

親密感が無意識に働き、恋愛にはプラスの効果があると言われています。

 

 

https://woman.mynavi.jp/article/210402-8/

【心理学】サブリミナル効果とは? 事例でわかりやすく解説/マイナビウーマン