カフェ、コラボカフェが子供からも大人からも支持されているあの会社。
エスエルディーについて
飲食店が人気を集めるためには女性から支持されるかどうかが重要なポイントになります。
株式会社エスエルディーは、和風創作料理の飲食店などを幅広く展開した外食事業を主とする企業です。
2004年の設立当初は音楽イベントの企画などをする会社で東京湾の船上でのライブイベントSLD CRUISEを企画しています。
2005年にカフェ1号店のkawara CAFE&DINING 神南本店を渋谷区にオープンして話題を集めました。
翌年3月にはダイニング1号店のかわらや渋谷店を渋谷にオープンさせ、こちらも人気を呼びます。
2007年には店舗のプロデュース業務を開始、女子プロゴルファー宮里藍選手を応援するaicafe54を沖縄県那覇市にオープンしました。
翌2008年にライブレストラン1号店の代官山LOOPを渋谷にオープン、新業態1号店はすべて渋谷発信で行っています。
2009年にHiKaRi cafe&dining 渋谷店、2010年に離 HANARE by kawara CAFE&DINING 銀座店、kawara CAFE&DINING 横浜店、Cafe&Dining ballo ballo 渋谷店を次々とオープンしました。
2011年にはIZAKAYA 色iro 横浜西口鶴屋町店、atari CAFE&DINING 池袋PARCO店もオープンしています。
翌2012年にはシンガポールに子会社を設立、銀座、渋谷に新たな店舗もオープンするなど業績を拡大していきました。
同年に東北初のkawara CAFE&DINING 仙台店を宮城県仙台市にオープン、地方にも事業を拡げる動きを見せています。
2013年にPARCOと業務提携契約を結んだ後も渋谷・新宿・静岡、横須賀など店舗を続々とオープンします。
2014年には大阪、名古屋、福岡と各地の繁華街にも店舗をオープンしています。
2015年3月に満を持して東証JASDAQ市場に上場を果たしたのちも福岡、東京都内に店舗をオープン、2016年料理動画メディアサービスのCookMeの配信を開始しました。
2017年には株式会社ポケモンと店舗運営業務委託、2019年にはSHIBUYA109エンタテイメントと開業支援業務委託契約を締結するなど、エンタメ業界との業務提携も進んでいくことになります。
その後もスクエア・エニックス、川崎フロンターレとの業務提携などを経て、2022年に東証スタンダード市場に市場を移行しました。
kawara CAFE&DININGでは大ヒットアニメ東京リベンジャーズのコラボレーションカフェを開催、大人気になりました。
TOP/株式会社エスエルディー
エスエルディーの事業内容
個性的でファッショナブルなカフェやダイニングを幅広く展開する株式会社エスエルディーオシャレな飲食店サービスの他、様々なコンテンツ企画のサービスで実績を上げています。
飲食サービスでは立地条件や地域の特性に合わせた多彩な飲食店ブランドを開発・運営し、各地で業績を上げてきました。
設立当初は東京都内中心でしたが、東海・近畿・九州・東北など各地の繁華街に直営店舗を運営、特にkawara CAFE&DININGを中心にブランド展開をしています。
食で好きをもっと楽しくをモットーに新しい食空間の提供に取り組んできました。
kawara CAFE&DININGは2024年現在11店舗、kawara CAFE&KITCHENは2店舗、Cafe&Dining ballo balloは2店舗、Cafe&Dinerは3店舗、この他様々な業態で出店・営業しています。
コンテンツ企画サービスでは飲食店事業での実績や経験・ノウハウを活かしたコラボレーションイベント特化型店舗の運営や、店舗のプロデュースを行っています。
個性的なイベントの企画はもちろん、IPコンテンツを有効活用した期間限定のコラボイベントを企画・運営するコラボスペースインデックス事業の存在も見逃せません。
プロデュースとしてもIPコンテンツの新規顧客創出を目的に、店舗・屋外スペースを活かした企画・運営も成果を上げています。
SHOPS/株式会社エスエルディー
エスエルディーの初値と評価
創作和風料理のkawara CAFE&DININGを展開する株式会社エスエルディーは、2015年3月に東証JASDAQ市場に上場しました。
株式公開時の公開価格は1650円で公開株数は約29万株、公募株数は15万株、売出株数は約14万株でした。
売買単位は100株で、上場時の初値は1903円と公開価格を約15%上回る微増でのスタートとなりました。
株式上場により得た資金は、新規出店予定の店舗の設備投資資金として充当したことでしょう。
エスエルディー/MINKABU
エスエルディーの事件
日本全国にカフェ&ダイニングを展開する株式会社エスエルディーは、個性的でおしゃれな和風ダイニングで人気を集めてきました。
同社の従業員や経営陣による大きな不祥事や事件の報告はこれまでにありませんが、経営状況の悪化が経済誌や業界で話題になったこともありました。
2021年2月期の決算で同社は約3億3000万円の債務超過に陥り、東京証券取引所は上場廃止に関わる猶予期間入り銘柄に指定しています。
猶予期間は2023年2月末までで、債務超過の解消が叶わなかった場合は上場が廃止されることになりました。
多くの飲食店と同様にエスエルディーでは新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、2021年に業績は悪化、2021年2月期には7億4000万円の最終赤字を計上しています。
コストの削減、不採算店の閉鎖などの対策を取り、債務超過の解消にあたることとなりました。
https://www.buffett-code.com/disclosures/68b86fb2ba12768c94a3ac/preview
債務超過解消による猶予期間の解除に関するお知らせ/バフェット・コード
エスエルディーのその後
kawara CAFE&DININGを中心に飲食店のプロデュース、店舗運営などを行う株式会社エスエルディーは20年以上に渡って個性的な和食料理店を展開してきました。
東証市場に上場するなど順調に事業を拡大していましたが、2020年に発生した新型コロナウィルスの感染が世界中に拡大したことの影響を受け、2021年に業績が大きく傾く事態となりました。
2021年に上場廃止の猶予期間銘柄に指定され、拡大傾向であった店舗数を大きく減らすことにもなっています。
その後、コンテンツ企画サービスなど新たなサービスを展開、運営店舗を縮小するなどで財務を安定化させ、2024年2月期は3900万円の黒字へと浮上しています。
前年同期が1億8800万円の赤字であったことを考えると、大きく上方修正していることが分かります。
通期での黒字の見込みも立ち、さらなる業績アップに取り組んでいます。
NEWS/株式会社エスエルディー