サイボウズと連携したサービスを開始するなど、スマホ向けサービスで業績を上げるあの会社。
ショーケース・ティービーについて
スマホが生活に欠かせない必需品になった現代社会では、スマホ向けサービスで業績を上げている企業が多く存在しています。
株式会社ショーケース・ティービーは、EC事業、金融、不動産業界などが展開するウェブサイトをスマホ向けに最適化するサービスを手掛ける企業として活躍しています。
1996年に有限会社ヒューチャーワークスとして設立、1998年に株式会社化しています。
その後、グループ会社のスマートイメージ設立等を経て、2005年にヒューチャーワークスとスマートイメージを合併し株式会社ショーケース・ティービーが誕生しました。
2006年業務拡大を図る目的で資本金を3500万円に増資したのを契機に、WEBサイトの効果アップを目的にしたLPOサービス、ナビキャストの提供が開始されます。
2008年に入力フォームのEFO化に特化したフォームアシストの提供も開始、翌年には資本金も1億超えにまで増資しました。
フォームアシストは2010年に特許を取得するとともに、ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワードでグランプリを受賞する快挙も達成しています。
2011年にスマートフォン・コンバータの提供を開始、翌2012年にスマートフォン変換技術でアメリカでの特許権を取得、2013年にはプライバシーマークも取得しました。
スマートフォン変換技術はシンガポール、ブルネイでも特許を取得、情報マネジメントシステムの国際規格取得にも繋がっています。
ナビキャスト サイト・パーソナライザ、ナビキャスト スマートリンクの提供を開始した後、2015年に東証マザーズ市場へ上場しました。
翌年東証一部に市場変更後、モバイル端末使用での個人情報暗号化に関する技術特許を取得、サービスの充実化を図っています。
リターゲティングサービス オームアシストAd、OCRサービス プロテックライセンスリーダーの提供を開始後、2019年社名・商号を株式会社ショーケース・ティービーから株式会社ショーケースに変更しました。
その後もカンタンeKYCツールProTechIDChecker、広報PR推進のPRAutomationの提供で業界設定の賞を多数受賞するなど実績を上げています。
2021年にはおもてなしSuite事業を開始、総務省のテレワーク先駆者百選に選出されるなど、働き方の改革にも取り組んでいます。
TOP/株式会社ショーケース
ショーケース・ティービーの事業内容
スマホ向けのクラウドサービスを主として事業を拡大している株式会社ショーケース・ティービーはWEBサイトの最適化、セキュリティサービスなど幅広いサービスを行っています。
主となるDXクラウド事業ではWEBサイトの改善・最適化、セキュリティサービス、調査分析、新領域事業の展開の4つを提供しています。
入力フォームを最適化し、口座開設時のサイバーセキュリティサービスを実施、eKYC、顔認証などのオンライン認証サービス、DX支援開発・バーティカルSaaS開発事業といったサービスを提供することで顧客をサポートしています。
広告・メディア事業では広告配信サービス、オウンドメディアサービスの2つです。
動画を主にした広告配信、BitWAVEなどのオウンドメディアの運営で顧客をサポートする事業となっています。
情報通信関連事業ではグループ会社のReYuuJapan株式会社がリユースモバイル端末取扱い及び携帯電話などの移動通信端末機器販売を手掛けています。
この他に、投資関連事業をグループ会社の株式会社ShowcaseCapitalがベンチャー企業への投資事業を手掛けています。
サービス一覧/株式会社ショーケース
ショーケース・ティービーの初値と評価
WEBサイト最適化に繋がるナビキャストシリーズの提供とWEBマーケティングサポートを主にする株式会社ショーケース・ティービーは、2015年3月に東証マザーズ市場に上場を果たしました。
上場時の公開価格は1800円で公開株数は345000株、公募株数・売出株数は共に150000株でした。
株式の売買単位は100株で初値は5290円と、公開価格を3倍近く上回る高い初値を記録する好調なスタートを切っています。
株式公開によって得た資金は、新たなサービスの開発・運用、業務拡大に伴う人材採用・教育、人件費に充てられる他、販売促進・認知度向上目的の広告宣伝費にも充てられた事でしょう。
ショーケース/MINKABU
ショーケース・ティービーの事件
株式会社ショーケース・ティービーはWEBサイトの分析・改善、eKYCのクラウド型ソフトウェアサービスで顧客のオンラインマーケティングに寄与してきました。
2019年に商号をショーケースに変更後も幅広いサービスを提供し業績を伸ばしています。
創業から約25年となりますが、これまでに会社として大きな不祥事の発生はありませんでした。
2020年にドコモ口座の不正利用が大きな問題になった時期には、同社が提供するオンライン決済口座開設での本人確認手続きをWEBブラウザで実施するProTechIDCHECKERが注目を集め、株価が上昇したことが経済誌などで紹介されたことがありました。
不祥事ではありませんが、同社が提供しているフォームアシスト、サイト・パーソナライザ、スマートフォン・コンバータで不正アクセスによる書き換えが行われ、取引先において顧客の情報が外部に流出した可能性があることが報道されています。
同社では直ちに調査を行い対象サービスのソースコード修正、新設サーバーへの移行など再発防止策を講じてトラブルの拡大に努めています。
不正アクセスに関するお知らせとお詫び/株式会社ショーケース
ショーケース・ティービーのその後
スマホ向けのWEBサイト最適化やマーケティング関連のサービス・サポートで実績を上げている株式会社ショーケース・ティービーは、2019年に株式会社ショーケースに社名・商号を変更後も企業と顧客をつなぐプラットフォームとして様々なサービスを提供しています。
2021年にスタートしたおもてなしSuiteは、WEBでの接客におもてなしの心を感じさせるサービスとして開発されました。
有人・AIの両方に対応が可能なチャット機能やローコードフォーム作成機能など、WEB上で接客を実現可能なサービスとして注目されています。
おもてなし感が得られるいいとこ取りなWEB接客サービスで、集客や業務効率アップにも繋がるハイクオリティな問い合わせ窓口の設置ができます。
おもてなしSuite for KintoneはサイボウズのKintoneと連携したサービスであり、業務に併せて様々なフォームの作成やマイページWEBアプリをマウス操作だけで簡単に製作することが可能です。
ここで制作したフォームはKintoneとすべての連携が可能で、データベースの構築などを考える必要がないメリットがあります。
ワンストップでKYCのアドオンが導入可能になることで注目されています。
おもてなしSuitefor kintone/株式会社ショーケース