知っているようで知らなかった?あなたは金融用語に詳しいですか?

値上がり率、値下がり率ランキングとは

金融関係の業界には専門用語が多く、初心者や素人には分からない言葉が存在しています。
何となく言葉のニュアンスで理解しているつもりでも、

実際には全く違う意味になる言葉も中にはあります。

株式市場でよく使われている言葉として、値上がり率、値下がり率というものがあります。
値上がり率ランキング、値下がり率ランキングとして経済誌や株式情報で説明されています。
基本的には、一般的な商品の定価の上げ下げの時に使われる

○○%の値上げ・値下げと同じように考えると、分かりやすいと思います。

 

 

用語を正しく理解しよう

 

 

公開株が市場で値上がり・値下がりした率を表したものが値上がり率・値下がり率で、

その上昇率・加工率をランキングとして公表しているのが、

値上がり率・値下がり率ランキングと呼んでいます。
値上がり率・値下がり率ランキングの上位に掲載された銘柄の売り買いが

取引では有効と考えられがちですが、実際にランキングの上位に登場する銘柄は

時価総額が500億円未満の小型株が多く、

値動きの大きい小型株は初心者にとってはリスクが大きいものが大半です。
株式市場に関する知識や経験の少ない初心者の方には、大型株の活用がおすすめです。
時価総額の大きい株が大型株、小さいものが小型株になり、

時価総額だけで判断することができるので、

まずは大型株の上位ランキングに掲載された銘柄を選ぶことがリスクの低減に繋がります。

時価総額とはどんな数値を表したものかですが、

発行されている株の数に一株当たりの株価をかけた金額が時価総額になります。
つまり時価総額が発行している会社・グループの価値そのもの、と考えて良いでしょう。
発行株数が多く、単価の高い株であれば市場での評価も高く、

リスクを抑えることができるということです。

 

 

https://www.nikkei.com/markets/ranking/page/?bd=priceup

値上がり率ランキング/日本経済新聞

 

 

株価の値上がり、値下がり率について

株価の値上がり率・値下がり率の情報を知っておくことが

株式投資での成功の初歩になることは疑いようもありません。
株価は日本国内の経済状況はもちろんですが、

世界の環境や経済状況などによっても大きく変動します。
近年は国同士の紛争や感染率の高いウィルスの拡大などにより、株価は乱高下を繰り返しています。
株価の値上がり率・値下がり率について理解するためには、

株価がなぜ動くのかという基本を知る必要があります。

日本国内で株式投資を行うにあたっては、

日経平均株価によって株価の値動きをチェックしておくことが必須です。

 

 

様々なニュースが株価に影響を与える

 

 
値上がり・値下がりが、我々にどのような影響を与えるのでしょう。
日経平均株価は東証一部上場企業の中で、上位に位置する代表225社の株価の変動を表した指数です。
選定される銘柄は固定ではなく、敵的に入れ替えが行われ正当性を保っています。

平均株価が値上がりしているとき、

経済的には好景気で値下がりが続いているときは、景気が悪化していると見ることができます。
これを銘柄別に置き換えると、値上がり率が高い銘柄は収益が好調、

値下がり率が高い銘柄は収益が悪化しているという見方になります。
平均株価と値上がり率・値下がり率のランキングの動向を常に意識しておくと、

株式投資におけるリスクの低減に繋がると言えるでしょう。

 

 

https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/603450

“10倍株”もある「2022年上半期の株価上昇率」ランキング/会社四季報

 

 

最大どれくらい上下するのか

株式市場は国内での経済状況や景気にも大きく影響を受けますが、

グローバルな取引を行う企業が多くなった現代社会では、

国際的な動向や景気が株価の変動に大きく影響しています。
日経平均株価は20000~30000円の間で変動することが多いですが、

日本中が好景気に沸いたバブル期は約39000円にまで跳ね上がり、

これが日経での史上最高額として記録されています。
逆にバブル崩壊後、金融危機が世界中で叫ばれた2007年の約7000円は日経史上の最安値であり、

これ以上の下落は起きていません。
世界経済の中心は、現代社会ではアメリカでニューヨークの株式市場での同行が

世界経済に大きく関係しています。

 

 

予想しにくいものであるので、責任を持って売買しよう。

 

 

20世紀初頭の世界恐慌の時代には、トップクラスの銀行や証券会社の株も暴落し、

値上がり率・値下がり率のレベルで判断できないような世界的な金融危機が起こりましたが、

現在の株式市場ではそこまでの大きな変動はありません。
しかし、株式の値上がり率・値下がり率に最大・最小という概念はなく、

特に経営状態が悪化している企業の銘柄に関しては、どこまで下がるのかは予想しにくくなっています。
そういった認識は持っておいた方が良いでしょう。
一般的には株価の値上がり、値下がり率は約10~20%で推移することが多い傾向にあります。

値上がり、値下がりの変化を知る指標が値上がり率・値下がり率ですが、

分かりやすい見方があります。
例えば値上がり率が100%だと元本は2倍、100万投資で考えると、

元本100万で含み益が100万になります。
50%だと1.5倍30%だと1.3倍で元本に0.5(50%)、0.3(30%)をかけた数値が含み益ということです。
値上がり率・値下がり率を見るときに有効です。

 

 

https://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/online/column/investment/022/

株式投資の始め方を詳しく解説!メリットやリスクもあわせて紹介/ダイワファンドラップ