○○ラウンドって何?あらためて資金調達について確認しよう

○○ラウンドって何?あらためて資金調達について確認しよう

企業を立ち上げ、成長するために必要不可欠となるのが、時間とお金です。
そのため、急成長をするためには、資金調達をしてお金をかき集め、そして時間を買う必要があるのです。
この際の資金調達を行いながら成長していく何段階かの資金調達フェーズを投資ラウンドと呼びます。
ただ、これらの投資ラウンドは、企業の概念によって明確に区別されている訳ではありません。

シードラウンド

シードラウンドとは、企業が創業前後の段階時において行う資金調達の事です。


多くのスタートアップは、まずこのラウンドの資金調達をすることから始まります。
製品とサービスの構想が固まっている段階ですので、プロトタイプの開発開始からリリース後までの時期に対して最低限のコストで開発を継続するために、調達した資金を使用します。
そして企業目標の達成度やスケーラビリティのエビデンスをそろえ、次のラウンドであるシリーズA、シリーズBへと移行して行きます。
企業によっては更に3回目、4回目の増資を繰り返していきます。

 

エンジェルラウンド

スタートアップによって、業界の重役や、個人投資家などの様々なコネクションを利用して出資を頂いている場合もあります。
エンジェル投資家の利点として、比較的契約の条件が厳しくないため、経営をし易いところです。
シードラウンドとほとんど同時期に行うか、シードラウンドの後にシリーズAとの間の期間に行うことが一般的です。

 

シリーズA

シリーズAは、起業したばかりのスタートアップ企業に対して行う投資の事です。
この段階では事業を開始し、技術開発によって新製品を生み出す事が目的です。

 

シリーズB

シリーズBは、シリーズAに続く第二段階の投資の事です。
事業がある程度進んだ段階での資金調達となりますので、事業開発、事業として成功させる事が目的です。

 

スタートアップ企業の実例

今回、スタートアップにより急成長している、教育系のスタートアップ企業の特長についての紹介をします。
教育系はアメリカでもトレンドとして注目されており、これらの企業はエディケーションとテクノロジーを組み合わせてエドテックとも呼ばれています。
この中、スタートアップに成功している企業を分類すると、3つのパターンがあると思われます。
それは一つ目に語学サービス、二つ目に幼児向けサービス、三つ目に小中高生向けサービスです。
具体的には語学サービスは、skype英会話等を中心としたサービスを展開している企業です。
幼児向けサービスはタブレットの普及が大きく、タブレットを使用した絵本や知育アプリを提供している企業です。
小中高生向けサービスは、学校教育や塾での勉強を進化させる事を目的とした企業です。

上記のように特定のニッチマーケットでユーザを獲得し、資金調達を行い、更に大きくするために幅広いユーザ向けにする手法も多くあります。