海外フィンテック最新のテクノロジーについて①Acorns

Acornsとは

Acornsは少額で投資ができるサービスです。
買い物でお釣りが発生したら、すぐに投資に回せます。
お手持ちのクレジットカードやデビットカードで簡単に始められます。

少額投資ができるようになる

Acornsは未来のために少額投資ができるサービスとして注目されています。
クレジットカードやデビットカードに接続して、買い物のお釣りを投資ポートフォリオに投資できるようになっています。
預金口座を設けて、投資で得られた金額を引き出すことができます。
投資は5段階のリスクオプションから選択でき、「強気」から「慎重」まであります。
iOSでのアプリのリリースで6万人のユーザーを得たため、今度はAndroidでもリリースするようになりました。
ユーザーの3分の1が22歳以下で、4分の1が年額2,500ドルの利益を得ているということが推察できます。

Acornsの利用方法

Acornsは買い物で発生した端数の金額を投資して貯金するようになっています。
サービスの利用に同意すると、Acornsの投資助言会社と契約するとともに証券会社の口座開設も行います。
アプリを利用するときは、積立投資と証券の管理がセットになった契約をすることになります。
Acornsはユーザーのアプリ利用により、ユーザーから運用手数料を受け取ります。
ユーザーの預金金額が5,000ドル未満だと年間1ドル、5,000ドル以上だと純資産の年額0.25%を手数料として受け取ります。
送金方法は、設定した振替口座に5ドル以上貯まったら、投資資金として送金できます。
別に100ドル以上貯まれば、デビットカードでの貯金を行うこともできます。
だんだんと端数をためていけば、大きな金額が貯金できるようになります。
買い物で得たお釣りを貯金箱に入れる感覚は昔と変わらないので、初めての人でも簡単に始めらるものと考えられます。
株式などへの投資という別の貯金箱に入れておけば、貯まったお金を使いにくくして堅実に貯金することもできます。

Acornsの資金調達

Acornsはユーザーから運用手数料を得て、それを収益としています。
これまでAcornsがユーザーから受け取った手数料をまとめると、全体で38億円もの資金を調達したのです。
過去にシリーズAとシリーズBをリリースし、双方合わせて11億円の資金調達をしてきました。
新しくリリースしたシリーズCは新規と既存の投資から27億円以上の資金調達をしました。
それにより、シリーズ全体で38億円以上の資金調達をしたということになるのです。
少額の投資によってこれだけの資金が集まることは、今後もユーザーが増えるかもしれません。