リーズナブルな焼き鳥屋と言えば?一番に名前が挙がる事も多いあの企業。

鳥貴族について

気軽に低価格でお酒が飲める居酒屋や焼き鳥屋は、一般庶民にとって大変ありがたいものです。
居酒屋「鳥貴族」「やきとり大吉」「TORIKIBURGER」などの飲食店を全国展開する

株式会社鳥貴族は、リーズナブルな価格のお店を多数持つ企業として知られています。

鳥貴族という名前の由来は、来てくれたお客様を大切にするということを貴族扱いにする、

という意味を喩えて創業者が付けました。
女性客を増やしたい、オシャレな店名にしたいというもう一つの意味もあると、

後に創業者は語っています。

鳥貴族のロゴマークに∞を加えているのは、永遠に業態を続けるという深い意味があります。
鳥貴族は1985年に焼き鳥屋「鳥貴族」として東大阪で開店・創業しました。

 

 

リーズナブルな料金設定だ。

 

 
その後、全品250円均一の格安居酒屋「えんにち」を開店しますが、

こちらは1995年に閉店・撤退をしています。
1997年に全国展開を目指してFC加盟店の募集を本格化させ、

2000年には年間2店舗の出店で業績を伸ばしました。

その後、創業地の大阪で繁華街への出店を加速させていきます。
2005年に関東方面への出店も実現、2年後には加盟店が100店と順調に事業を拡大しました。
2010年に200店、2012年に300店と店舗数を大きく伸ばし、

焼き鳥チェーン店で全国シェア1位を獲得するまでに成長を遂げました。
2014年に満を持して東証JASDAQに上場し、翌年に東証二部へ市場を変更、

店舗数を500店にまで拡大した2016年には、ついに東証一部に指定されるまでに成長しています。
2021年には持株会社体制への移行をして、

会社名を(株)鳥貴族ホールディングスに変更させ、全国で高い人気を誇るグループになりました。

 

 

https://www.torikizoku.co.jp/

TPO/焼き鳥屋 鳥貴族

 

 

鳥貴族の事業内容

焼き鳥専門店として全国一のシェアを誇る「鳥貴族」を運営する(株)鳥貴族ホールディングスは、

株式会社鳥貴族・株式会社TORIKIBURGER・ダイキチシステム株式会社の

3つの企業で形成されたグループカンパニーです。
鳥貴族では提供するメニュー全品を同一価格にする方式をとっていますが、

一般的なお店よりも低価格で提供する路線で営業を行っています。
メニュー全品が2時間食べ放題・飲み放題のお得な宴会メニューは、

幅広い世代から人気のプラントです。
低価格が売りの鳥貴族ですが、提供するメニューは品質・味を落とさないことを考慮し、

国産の鶏肉を創業当初から使用していることは大きな強みです。

また鮮度の低下を防ぐため、焼き鳥用の串打ちは工場などではなく、各店舗ごとに実施しています。
一方で焼き鳥に使用するタレは、アジにバラつきが出ないようにすることを目的に、

本社工場ですべて生産し、各店舗に届けられています。

 

 

こだわりポイントがたくさんある。

 

 
低価格店でありながら、困難な中から2016年にフードメニューに使用する食材を

すべて国産にすることも実現させました。
鳥貴族は世の中を明るくしたい、

という創業当時から謳われてきた創業者の精神を現在も受け継いでいます。

永遠の理念としてホームページにも「うぬぼれ」という言葉が掲げられています。
うぬぼれと聞くと、わがままで傲慢なイメージですが、

この言葉には焼き鳥で世の中を変えるという、

ある意味壮大な理念の表れがうぬぼれという言葉になっているのです。
焼き鳥のFCチェーンとして拡大してきた鳥貴族ですが、近年は焼き鳥のみではなく、

チキン料理を全国に広める「グローバルチキンフードカンパニー」という

大きな目標に向かって事業を展開しています。
チキン料理は、世界の多くの国々や地域に根付いた食の文化です。
チキンの可能性を高め、フードサービスとしてできる限り追及をして、

チキン料理提供の持続と成長の創出に取り組んでいます。
外食産業の社会的地位の向上にも努める優秀な企業が鳥貴族です。

 

 

https://www.torikizoku.co.jp/kodawari/

鳥貴族のこだわり/焼き鳥屋 鳥貴族

 

 

鳥貴族の初値と評価

全国展開の焼き鳥「鳥貴族」を運営する株式会社鳥貴族は、

2014年に東証JASDAQに上場を果たしています。
上場時の公開価格は2800円で、公開株数は529000株でした。
公募株数は300000株で売買単位は100株となっていました。

 

 

素晴らしいスタートをきった。

 

 
公開時の初値は6180円で、約120%という高値で順調にスタートを切っています。
株式発行により調達した資金の用途は、

直営店の新規出店に必要な設備投資費用及び保証金などに充てられます。

 

  

https://minkabu.jp/stock/3193

鳥貴族ホールディングス/MINKABU

  

 

鳥貴族の事件

低価格で質の高いフードメニューを提供する鳥貴族は、

全国にFC加盟店を持つトップシェアのグループ店です。
ただ、これまでに大きな話題となった出来事や不祥事もいくつか起きています。
テレビのニュースで大きな話題になった出来事としては、

同業形態で後発の「鳥二郎」に対する訴訟問題です。
鳥二郎が提供するメニューや外装・内装のインテリアはもちろん、

ロゴマークや従業員の着ている制服まで鳥貴族に酷似していることが

営業妨害や商標権の侵害に当たるとして、

使用差し止め及び約6000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。

この件は、訴訟を起こしてから7ヶ月後に両者間で和解が成立しました。

 

 

食を提供する会社として改めて気を付けるべきだ。

 

 
もう一つは食の安全にも関わる出来事として、ニュースになったアルコールの誤使用の問題です。
2016年の8月に鳥貴族のとある店舗で、食品・食器の消毒用に使用されているアルコールを

チューハイ用の酒と間違って使用したことが発覚します。
約4日に渡り使用され、約150杯が客に提供されてしまいました。
食品用に使用されるアルコールで製造方法に違いはありますが、

人体の健康被害はなかったのは幸いでした。

誤使用に繋がった原因は、消毒用のアルコールとチューハイ用の酒の容器の形が

似ていたこともありますが、ドリンクサーバーの容器を取り付ける口径と

消毒アルコール容器の口径がほぼ同じで接続が可能だったことが原因と言われています。
実際には接続しにくく、その時点で気づいていれば大きな問題には繋がらなかったのですが、

サーバーの不具合と思って事業者がメンテナンスに訪れるまで誤りに気付かなかったことが

問題を大きくしました。
健康被害には繋がりませんでしたが、

食の安全という観点から鳥貴族の企業イメージを大きく下げる出来事でした。

 

 

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1608/15/news075.html

焼酎と誤り……食品添加物アルコール製剤をチューハイとして客に提供 「鳥貴族」が謝罪/IT media ビジネス

 

 

鳥貴族のその後

国産の食材を使用した低価格の焼き鳥チェーンとして人気の鳥貴族には、

やきとり大吉と国産チキンバーガー専門店のTORIKIBURGERというグループ店が存在します。
コロナ禍を経て、チキンフードの専門グループとして、

既存ブランドの拡大と新ブランドでチキンフード領域の事業拡大を図っています。
国産チキンにこだわったチキンバーガー専門店のTORIKIBURGERは、

国産の食材にとことんこだわった専門店でありながらリーズナブルな価格で、

大きな話題を呼んでいます。

 

 

今後どんなチキンフードでサービスを拡大していくのか楽しみだ。

 

 
やきとり大吉は北から南まで全国展開する焼き鳥チェーンであり、

鳥貴族が運営会社を買収することでグループブランドとして名を連ねました。
駅前、繁華街が中心の鳥貴族に住宅街を中心に展開する大吉が加わることで、

両ブランドの共存が可能です。
事業の拡大をさらに進めていくことでしょう。

https://torikizoku-holdings.co.jp/

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