あなたも使用したアプリがあるかも?様々なアプリを開発・運営しているあの会社

イグニスについて

インターネットを介してサービスを提供する企業は、国内外を問わず数多く存在しています。
渋谷区恵比寿に本社を置く株式会社「イグニス」は、

婚活・恋愛マッチングサービスアプリの企画・開発・運営を主とする企業です。

当初はソーシャルゲームの開発・運営も手掛けていましたが、

ゲーム事業部門を分割し、全株式を別企業に譲渡することでゲーム事業から撤退しています。
イグニスという社名の由来は、ラテン語で火を意味するイグニスという言葉に

火のように志を高く持ち、仕事に燃える企業でありたいという思いからと創業者は語っています。

2010年に渋谷区神宮前で会社を設立し、

同年の12月にスマーフォン向けアプリの「妄想電話」の提供を開始して活動を始めました。
2013年には現在の渋谷区恵比寿に本社を移転し、

同時にアメリカを拠点とするイグニスアメリカを設立しています。

 

 

様々なアプリサービスをスタートした

  

 
無料漫画閲覧サービスの提供も開始、

2014年に設立からわずか4年で東証マザーズ市場への上場も果たしました。
翌年には、ソーシャルゲーム「ぼくとドラゴン」のサービスを開始することになります。

その後も、VR事業を行うパルス株式会社を連結子会社として設立させ、

オンラインデイティングサービスの「with」の提供もスタートしています。
ソーシャルゲームアプリ「猫とドラゴン」の配信、

バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」のサービスの提供、

ソーシャルゲームとVRサービス、マッチングアプリサービスを並行して進めています。
ただ、2020年に連結子会社スタジオキングが運営するソーシャルゲーム部門をドリコムへ譲渡し、

ゲーム関連事業から撤退をしています。

 

 

https://1923.co.jp/

TOP/株式会社イグニス

 

 

イグニスの事業内容

ネット上でのサービスを提供する企業として誕生した株式会社イグニスは、

ユーザーオリエンテッドの立場でサービスの創生に努めています。
開発者が望むものをユーザーに押し付けるのではなく、

ユーザーが望むものを提供することが大切です。
使用するユーザーが困惑するようなサービスを提供しない、独りよがりにならず、

ユーザー目線で分かりやすい言葉を使うことがユーザーオリエンテッドに繋がると考えています。

サービスの提供にあたり、開発・研究・運営を大きな規模で勧めるとユーザー目線でサービスを

提供することが難しくなると考え、少数精鋭で完結できるような環境作りを目指しています。

 

 

ゲームやマッチングアプリとサービスの幅が広い

 

 
主たる事業は、出会い・婚活マッチングアプリ「with」を中心とした

スマートフォンアプリの開発・運営及びVRサービスの開発・運営となっています。
withは出会いを求める方が多く活用している婚活アプリで、

20代の方の真剣交際にも適したアプリとして話題を呼んでいます。
職業や年齢、住んでいるところなどの情報ではなく、性格診断などそれぞれの方の

内面を重視しており、価値観の合う人と出会える可能性が高くなっています。

ありきたりなマッチングアプリとは異なるサービスの提供で、イグニスの根幹事業の一つです。
VRサービス事業では、INSPIXWORLDが大きな注目を集めています。
前身の「INSPIXLIVE」では、

バーチャル握手会や音楽ライブにスマートフォンから参加できることが人気になりました。
新しくサービスを開始した「INSPIXWORLD」では、

新たにアバター機能やフレンド機能などが追加され、さらにサービスが充実しています。
アバターを作成してバーチャルSNSに参加すると、

仮想空間内で様々なイベントに参加することも可能です。

 

 

https://1923.co.jp/about-us/history

沿革/株式会社イグニス

 

 

イグニスの初値と評価

スマホ向けアプリ、VRサービスの企画・開発・運営を手掛けている株式会社イグニスは、

2010年に創業した会社です。
2014年に東証マザーズに上場を果たしましたが、上場時の公募価格は1900円でした。
売り出し株数は733000株で、公募株数は460000株となっていました。

 

 

高い期待を持たれた

 

 
初値で高値が付けられることが予想されていましたが、

初値は8600円で公募価格の4.4倍の高値で予想を大きく上回る結果となっています。
同社が運営するサービスへの期待の高さが初値の上昇にも繋がった、という予想が出ています。

 

 

https://minkabu.jp/stock/3689/chart

イグニス/MINKABU

 

 

イグニスの事件

株式会社イグニスは、スマートフォン向けアプリ及びVRサービスの運営・開発を主とし、

2010年にサイバーエージェント出身の二人によって設立されました。
婚活・出会いのマッチングアプリ「with」とVRサービスの「INSPIXWORLD」は大きな注目を集め、

利用者も増えています。
しかし、会社全体の業績自体はあまり芳しくなく、

収支は5期連続で赤字に転落しているという結果でした。

 

 

赤字が積み重なってしまった

 

 

もちろんwith自体の業績は好調ですが、

VRサービスに関しては今後に期待が持てる事業ではあるものの、

開発費用や投資が重くのしかかり赤字の主要因となっています。
この赤字が続く状況を改善するため、アメリカの投資ファンド ベインキャピタル社と

タッグを組みTOBを実施し、上場廃止を決断します。
イグニスの二人の経営者とベインキャピタルが出資しTOBを行うi3を設立、

新しい形で歩むことになりました。

 

 

https://gamebiz.jp/news/344411

イグニス・イメージワークス、21年11月通期決算は営業損失1億8800万円と赤字幅拡大 開発費未払いで発注元を提訴/gamebiz

 

 

イグニスのその後

2010年の創業からわずか4年でマザーズ市場に上場を果たし、

上場時の初値も4倍を超えるという大きな期待を持たれていたイグニスですが、

2021年に上場廃止となってしまいました。
イグニスの主要サービスであった婚活・出会いサービスアプリのwithは、

運営する株式会社withは2022年にイグニスグループから独立する形でサービスを継続しています。

 

 

継続されている人気アプリもある

 

 
ただ独立と言ってもwithの主要株主はイグニスのTOBを実施したベインキャピタルで、

完全な独立なのか実際のところ不透明な状況にあります。
イグニスの方は、VRライブアプリ「INSPIXLIVE」が主力のサービスとなりました。
この事業は連結子会社のパルスが運営を行っていますが、このVR事業への投資を積極的に行い、

収益の向上を図っています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000089025.html

株式会社withの独立のおしらせ。Bain Capitalを主要株主として、サービスの拡大に向けて人材拡充を活発化/PR TIMES