西日本地域に特化という、地域に根差して不動産事業を拡大
東武住販について
優良な不動産業の会社というと全国に支店を持つ大手グループを思い浮かべる方も多いですが、
地域に根差し、信頼を得ている企業も多く存在しています。
山口県下関市で創業した東武住販は、山口県と福岡県を中心としたエリアの不動産売買や、
賃貸を主事業として実績を上げている企業です。
1984年に下関市で有限会社として創業した東武住販は5年後に株式会社となり、
事業規模を拡大していきました。
翌年には不動産関連情報を提供する会社に出資して完全子会社化、
同時期に本社ビルを完成させて移転することになります。
山口県下に留まらず、1995年には福岡県初出店となる北九州店を開店します。
山口県内では、宇部市と下関東駅、山口市内に3店舗を開店、大きく事業を拡大していきます。
その後も店舗を増やしながら2009年に自社での不動産売買事業を本格化、
福岡、山口で最大規模の不動産店となっていきました。
2014年には、満を持して東証JASDAQスタンダード市場及び福岡証券取引所Q-Boardに同時上場し、
佐賀県内初の佐賀駅前店が開店します。
上場後は広島県、熊本県にも店舗を開設、順調に業績を伸ばして現在に至ります。
HOME/株式会社東武住販
東武住販の事業内容
不動産業を主とする企業は全国に数多くありますが、
山口県及び周辺地域の不動産取引で業績を伸ばしているのが東武住販です。
東武住販では、ワンストップでの家作りを目指した取り組みを行っています。
中古物件を買取から再生(リフォーム)し、
販売するというループで不動産の売買をより効率的に進めています。
買取においては全国規模ではなく地域に特化していることを活用し、
正確な目利きと地域の特徴を活かす質の良い仕入れを行っています。
再生(リフォーム)は、単に劣化した部分を修理するリフォームではなく、
物件の個性を十分に活用したリフォームを行っています。
耐震補強を行ったり、環境に即した改善をして、より魅力的な住宅を創生しています。
リフォームして生まれ変わった住宅の販売では、
無理な支払いにならない価格設定でゆとりのある生活を購入者が送れるようにサポートしています。
それぞれの取組の相乗効果で、
取引業者を含めた関係者すべてとの信頼関係を築くことに繋がっています。
事業領域/株式会社東武住販
東武住販の初値と評価
山口県下関市に本社を持つ『東武住販』は、
創業から30年の2014年に東証JASDAQスタンダード市場に上場しました。
公募価格は1250円で、公募株数は270000株でした。
初値価格は1400円で、12%高と公募価格を若干上回る価格でのスタートとなっています。
一応公募価格を上回りましたが、当初の予想よりは価格は伸び悩み比較的低い数値と予想されました。
業績は好調なものの、地方銘柄という点で大きく値上がりすることには繋がらなかったと言います。
東武住販/MINKABU
東武住販の事件
不動産事業を幅広く展開する『東武住販』は、設立から30年で東証JASDAQに上場を果たしましたが、
これまでに大きな不祥事などは起きていません。
しかし事業を拡大する中で、結果的に撤退を余儀なくした事業もありました。
1996年にデジタルツーカー(現ソフトバンク)の販売店を開設し、
長くサービスを行っていましたが、介護・福祉事業への進出のタイミングで
携帯ショップ全店を事業譲渡しました。
東証への上場御、携帯電話関連事業からは完全に撤退をしています。
介護福祉事業に関しては、福祉用品のレンタルとして事業を継続しています。
沿革/株式会社東武住販
東武住販のその後
2014年に東証JASDAQ市場への上場後も、
『東武住販』は不動産関連事業を中心に、幅広く運営を行っています。
東武住販では、使用されることなく空き家が年々増加していく日本の住宅事情の改革を目指し、
安全で快適な中古住宅の提供を進めています。
使用されていない中古住宅を再生し、
地方の活力となる快適な街作りに繋がるような魅力的な住宅を提供しています。
不動産買取販売、仲介事業とともに不動産関連の保険事業・空家管理も並行して行っています。
売買と管理のほかに、賃貸の仲介・管理事業、高齢の方が快適に生活できるように
バリアフリーリフォームの提案も行っています。
近年、世界中で取り組みが活発になっているSDGsに対しても、
課題を明確にして事業展開していることが伺えます。
SDGsは持続可能な社会を実現するための大切な取り組みですが、
不動産事業も重要な役割を占めていると、東武住販は考えて行動しています。
これまでの日本の不動産事業では、古くなった建物は取り壊し高層ビル化する傾向がありましたが、
都会ではその形が有効になりますが、地方では高層ビル化することが全てではありません。
空家になっている住宅や設備をリフォームし、
有効に活用することが地域の活性化にも繋がっており、そのサポートに取り組んでいます。
東武住販がリフォームして販売する住宅は販売価格を抑え、
ユーザーが経済的に無理なく生活できることを第一にしています。
このような取り組みが空き家が増えている日本の社会の問題を解決し、
過疎化が進む地域の活性化へと向かい、高く評価されています。
SDGs ~誰一人取り残さない~/株式会社東武住販