人気なオリジナルサービスを増やしていけるか、huluサブスク動画の今と今後の予想

huluとは

映画や海外ドラマを観たいと思ったら、CS放送の専門チャンネルの契約をしたり、

レンタルDVDを借りるのがこれまでは定番でしたが、近年は動画配信サービスを利用する人が増えています。

観たい作品ごとに費用が発生する形の利用者もいますが、

現在は定額のサブスクリプションの動画配信サービスが主流になっています。

アマゾンプライム、ネットフリックスと並んで、

サブスクリプション動画サービスの人気サービスがHuluです。

 

 

サブスク動画はおひとり様時間を充実したものにしてくれる

 

 
動画配信サービス大手のネットフリックス、アマゾンプライムが日本でサービスを開始したのは、

2015年からですが、Huluは2011年に一足早くサービスを開始、

サブスクリプション動画サービスの先駆け的な存在です。

本国アメリカでは、2007年に設立、2008年から正式に動画配信サービスをスタートしています。


日本のHuluは日本テレビ参加の企業に100%承継されているため、

アメリカのHuluとはサービス内容が大きく異なっています。
日本テレビ系の番組はもちろん、日本の主要テレビ局との間で供給契約を結び、

チャンネルを超えた幅広いコンテンツの配信を可能にしています。

日本国内での会員数は200万人を超え、幅広い層が利用しています。
追加料金のない月額1026円定額という、分かりやすさも大きな魅力の一つです。
加入当初はお試しで2週間無料で利用できるのも、大きなメリットになっています。
パソコンはもちろん、スマホ、タブレットでの視聴も可能で、

自宅でも外出先でも好きな時に動画を楽しめることから、

今後さらにユーザーが増えることが予想されています。

 

 

https://www.hulu.jp/

hulu/HOME

hulu市場の規模

アメリカで誕生した動画配信サービス大手のHuluは、

日本でも主力のサブスク動画配信サービスとして多くの人が利用しています。
サービスを開始した直後からウォルトディズニーカンパニーが出資、

現在は事実上ウォルトディズニーの完全子会社となっています。
日本では、日本テレビの子会社HJホールディングスが運営をしているため、事業内容にも違いがあります。
日本でのサービス開始直後は契約数が伸び悩み、

アメリカ本国のHuluは撤退を余儀なくされ、

日テレ系企業が事業を継承、毎年数十億円にも上る赤字を計上していました。

 

 

好きな時に視聴できるのは魅力的だ

 

 

しかし、2020年の3月期に邦画ドラマ、アニメ、バラエティなどの

視聴者のニーズに合った作品が豊富にラインナップするようになり、

売上高は240億円を超え前年比約19%増と、増収・増益でサービス開始以来初の黒字化に成功しました。
営業利益、経常利益ともに4億円を超え、グループ全体の収益増に繋がっています。
有料会員数も約1.5倍で、現在は200万人を突破、300万人登録も夢ではなくなってきました。
ユーザーの求めるものを提供できるように、

リサーチ・改善をした成果が出ていると言えますが、

コロナウィルス感染拡大による、外出を控える傾向が業績の向上を後押しする形になっています。
60000を超えるコンテンツを揃えていること、

日本テレビ系の番組配信数の多さが魅力で、今後は継続して黒字化することが予想されます。

 

 

https://selectra.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC/Hulu

Hulu(フールー)って何?/セレクトラ・ジャパン株式会社

 

 

どんなユーザが多いのか

ネットが普及した現在の日本では、様々なコンテンツがネットで配信されています。
映画やテレビドラマ、スポーツ番組もテレビやDVDで鑑賞するよりも、

自分の好きなタイミングで鑑賞できる動画配信サービスが今後主流になるのは間違いありません。
Huluは日本テレビの子会社が運営する動画配信サービスで、

今ではネットフリックス、アマゾンプライム、U-NEXTとともに、利用者の多い人気サービスの一つです。
動画配信サービスに関するアンケート調査によると、

Huluを知っている人は80%以上で、ネット利用者からの認知度は高まっています。

 

 

認知度が高いサービス

 

 

アマゾンプライムやネットフリックスよりも先に日本でサービスを開始していたことから、

想像以上に高い認知率を誇っています。
同じアンケート対象の方に、Huluをしているかどうかを聞くと、

約25%の人が利用していると答えています。
つまり4人に1人がHuluのサービスを利用していることになります。
年代別では30代の利用者が最も多く、20代、40代の順に多くなっています。
他の動画配信サービスでも20代・30代の利用者が最も多く、

年代での大きな違いはないと言えるでしょう。
年代での傾向をさらに細かく見ると、Huluでは30代前半の利用者が特に多い傾向にあります。
キッズ向けの作品も多く、主婦層からも好意的な評価を受けています。

 

 

https://www.kyodotokyo.com/book-movie/hulu-reputation/

Huluの評価は?利用者のリアルな口コミからわかるメリットとデメリット/to be SOLDOUT

 

 

今後どうなるのか

定額の動画配信サービスのパイオニアとして多くのユーザーが利用しているHuluは、

サービス開始当初は利用者が伸び悩みましたが、現在はユーザーも増加し、増収・増益を続けています。
世界的に成功を収めるネットフリックスやアマゾンプライムでは、

オリジナル限定動画など個性的なコンテンツで業績アップを目指していますが、

Huluにも他のサービスとは違うオリジナルコンテンツがあります。
オリジナルコンテンツのクオリティの高さもHuluの強みの一つですが、

日本テレビ系列で、日テレのドラマ、バラエティなどの見逃し配信ができる点は大きなメリットです。

 

 

どのような強みがあるかが重要だ

 

 

これまでもFOXテレビ系の海外ドラマの配信は高い人気ですが、

地上波ドラマのスピンオフ作品や特別版などが今後さらに増えるとユーザーの評価も高くなるでしょう。
Huluのの今後のビジョンとしては、オリジナル作品の充実が課題で、

単に日テレ系番組のスピンオフや企画ものというだけでは、ユーザーの拡大に繋がりません。
ルパン三世の適役として重要な役どころの銭形警部を主人公としたオリジナル作品

『銭形警部』の展開が、Huluの今後を左右することになるかもしれません。

Huluに限ったことではありませんが、奇をてらった単発のオリジナル作品よりも、

中長期的な戦略で長く視聴される人気オリジナルシリーズを作ることが、今後の需要の拡大には欠かせません。
Huluの認知度を高めることになった、

オリジナルコンテンツのラストコップのようなクオリティの高い作品を続々と計画しています。
これまで配信されていなかったレッスン系動画やエクササイズ動画のほか、

スポーツ番組の配信も検討されています。

 

 

https://www.cinemacafe.net/article/2021/05/21/72932.html

これからどうなる? 主要動画配信サービスの特徴をおさらい/Cinema Cafe.net