コロナによるおうち時間増加も市場規模増加に繋がった、サブスク動画の今と今後について
サブスク動画とは
インターネットを介したサービスは年々拡大・進化を遂げていますが、
サブスクリプションという言葉を耳にする機会が増えています。
サブスクリプションとは、定額制のサービス全般のことですが、
映画やライブ映像などを配信する動画配信サービスをサブスク動画と呼んでいます。
映画やライブ映像を観ることのできるサービスと言えば、これまではレンタルサービスが主流でした。
店舗に行って観たい作品をレンタルしていた時代から進化し、
ネットで選んで宅配でレンタルのできるサービスへと進化していきました。
定額の配信配信サービスでは、店舗に行く必要もなければ届くのを待つ必要もありません。
動画配信サービスが主流になってから、まだ10年に満たないくらいですが、
サービスを提供する企業は毎年増えていく傾向にあります。
アマゾンプライム、ネットフリックス、Hulu、U-NEXTなど、
料金やサービス内容で好みの配信サービスを選ぶことができるようになりました。
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市場の規模
定額料金で映画・ドラマ・ライブ映像などが楽しめるサブスク動画サービスは、
参入する企業が毎年増加して競争が激しくなっています。
無料動画サービスの先駆けはGYAOになり、
有名コンテンツは有料だったため当初は定額サービスとしては満足できるものではありませんでした。
しかし海外の企業が提供するサービスが日本で利用できるようになった頃から、
充実した内容のプランが多くなり、一気に普及し始めました。
ネットフリックス、Hulu、アマゾンプライムが市場を引っ張り、
2020年のサブスク動画市場の規模は推定で3900億円と言われ、前年比で約33%と大幅な伸びを示しています。
デジタルマーケットの市場調査を行っている企業が、現在の動画配信数から推移した予測によると、
2025年頃には6500億円を超える巨大な市場になると試算されています。
サブスク動画シェアトップのネットフリックスを始め、それを追う勢いのアマゾンプライム、
急激にシェアを拡大するU-NEXT他、競合する企業間での争いはさらに激化し、
市場の拡大は今後しばらく続きそうです。
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どんなユーザが多いのか
海外の幅広い地域で利用者が増えて普及してきたサブスク動画サービスですが、
日本での利用者も年々大幅増加の傾向が見られます。
日本での利用率は、アマゾンプライムが60%を超える断トツの1位となっています。
アマゾンプライム会員になると、1ヶ月間無料のサービスがあることや、
コロナ禍で宅配利用が増えたことなどもプラスに作用し、圧倒的な人気を誇っています。
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海外ではネットフリックス利用者が多いことから、
今後ネットフリックスの利用者も増える可能性が高いと言えます。
日本のサブスク動画サービス利用者は、2021年には2000万人を超えるまで拡大しています。
近年はテレビ離れが深刻化していると言われ、決まった番組の中から選んで観るより、
様々なコンテンツの中から自由に選んで鑑賞できる定額配信サービスを利用する低年齢層が増えています。
サブスク動画サービスが提供され始めたころはパソコンでの利用がメインでしたが、
近年はスマホで動画を鑑賞する人が多くなり、10代の利用者も増える傾向にあります。
逆にテレビ視聴がメインであった60代以上の年齢層のサブスク動画サービス利用者も、
スマホ・パソコンのユーザー増加に合わせて増える傾向にあるようです。
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今後どうなるのか
コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅で過ごす時間増える傾向にあり、
家庭で楽しめるサービスの人気が拡大しています。
出前館やウーバーイーツなどの食品宅配サービスはもちろんですが、
定額で好みの動画が鑑賞できるサブスク動画サービスの利用も大幅に拡大を続けています。
外出自粛が求められる前から定額の配信動画の利用は増える傾向にありましたが、
コロナ禍の状況が、その利用率を大きく引き上げるきっかけとなりました。
今後もサブスク動画の市場は拡大すると予想されていますが、
今後はそれぞれの動画配信コンテンツごとのサービスや、料金プランでの競争が激化していく傾向にあります。
例えば、ネットフリックスでは海外ドラマ、映画のコンテンツが充実しており、
韓国ドラマの一部はネットフリックスでしか配信されていないものもあるのです。
DAZNはスポーツ全般の鑑賞を希望する人に特化したサービスが特徴です。
Jリーグ全試合や欧州サッカーのリーグ各種など、
他のサービスでは配信していないレアなスポーツ映像の鑑賞が可能です。
定額料金の安さでは、アマゾンプライムが断トツです。
配信数の面ではやや劣っていますが、年を経るごとに充実しており、
今後さらに利用者が増えていくと予想されます。
CS放送各社もオンデマンドサービスを拡大していく中、
ユーザーにとっては選択肢が広がるメリットがありますが、
サービス各社にとっては異なる個性が求められることになり、
携帯電話などと同様に低価格競争が起こる可能性も高まっています。
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