ロナウドやマドンナと共同開発したSIXPADや美容ローラーRefaで有名な株式会社MTG

株式会社MTGとは

健康志向の強くなった昨今は、健康器具やトレーニング器具のヒット商品も多数登場しています。
サッカー界のスーパースター クリスティアーノ・ロナウドが共同開発した商品として知られるSIXPADは、多くのアスリートにも支持されるヒット商品となりました。
そのSIXPADや美容ローラーのRefaなど、数多くのブランドを手掛けて美容・健康市場で注目されている企業が「株式会社MTG」です。

創業から約20年で、従業員数は現在約1500人の中堅企業です。
海外にも事業所を持つグローバルな企業として、今後にも期待が持たれています。
本社は愛知県名古屋市で資本金は166億円、売上高は約600億円と、経営状況も順調なようです。

株式会社MTGの歴史

株式会社MTGの創業は1996年の1月で、創業者の松下剛氏は1994年に中古車販売業で自営として起業した後、MTGを設立しました。
当初はMTGブレイズという社名でスタートし、1998年に自社製品を初めて発売しました。
1999年に、現在の社名の株式会社MTGに改名しています。
2002年には、グループ会社としてブレイズを設立します。
2004年に、ミネラルウォーター宅配便のキララサービスという新サービスを開始します。
このキララサービスは注目度も高く、愛・地球博に出展もしています。
キララ事業は順調で、2006年には工場も開設されました。

2009年より美容関連事業に本格参入し、美容ローラーのRefaを発売、賀来千香子さんをイメージキャラクターとして大ヒットしました。
2011年には、中国上海に事務所を新設し、海外への進出を果たしました。
2014年にマドンナとの共同開発商品MDNASKIN、2015年にはクリスティアーノ・ロナウドとの共同開発でSIXPADを続けて発売しています。
SIXPADは幅広い層に注目されて、大ヒットとなりました。
2013年からは、アメリカの音楽の祭典グラミー賞にもスポンサーとして関わり、世界からも知られる有名企業の仲間入りを果たしています。

株式会社MTGの代表について

美容業界から高い注目を浴びている株式会社MTGの代表者は、創業者である松下剛氏です。
松下氏は1970年に長崎県の五島列島で生まれ、大小140の島からなる五島列島は人口約7万人で、五島列島出身では一番の有名人ではないでしょうか。
高校卒業後に首都東京ではなく、名古屋へと進出します。
自動車部品のデンソーに就職後、若干23歳で中古車販売業のオートサービスブレイズを創業し、経営者の道を歩み始めました。

現在のMTGとなってからは美容・健康分野で活躍し、数々のヒットブランドを次々と作り上げて成功を収めています。
ヒット商品を生み出すために、国内外の有名人を積極的に取り入れ、共同開発によってブランドを起ち上げるというブランド開発カンパニーは、他社とは一線を画した戦略が大きな成功へと導いていると考えられます。
2018年には、待望の東証マザーズに上場する企業にまで自社を大きくすることに成功した経営者で、才覚は素晴らしいものがあると想像できます。

株式会社MTGの有名ブランド

株式会社MTGは美容・健康関連の企業とした幅広く知られていて、有名ブランドがいくつかあります。
最も有名なのが、サッカーのスーパースタークリスティアーノ・ロナウドと共同開発したSIXPADです。
SIXPADはお腹の部分に貼り付けるだけで腹筋が鍛えられる商品として、現在も大ヒットしています。
もう一つのヒット商品がRefaで、顔・ボディ用の美容ローラーとして、SIXPAD発売以前は同社の看板商品として知られていました。
海外の有名人との共同開発商品が多いところが、大きな特徴だと考えられます。
マドンナとの共同開発商品のMDNAKINは、発売当初は世界有数のエンターテイナー、マドンナとのコラボで大きな注目を集めました。
今後も国内外問わず、セレブや著名人とのコラボ商品の発表が待たれています。

数ある美容グッズの中でも美顔ローラーは人気が高い。

株式会社MTGの成長戦略と企業理念

美容・健康の分野で大きな注目を集める株式会社MTGは、企業理念として「一人ひかる 皆ひかる 何もかもひかる」という言葉を掲げています。
この企業理念は社員一人一人が夢を語り、その夢に向かっていくエネルギーが会社全体の力となり、世界を輝かせるという大きな意味を持っています。
事業のビジョンとしてブランド開発カンパニーを掲げ、新しいブランドを起ち上げる企画・開発・設計を会社の成長戦略として取り組んでいくでしょう。

単なる商品ではないブランドとしての付加価値を重視した設計・開発で、今後の戦略にも注目が集まっています。
美容・健康の分野では、まだ新しい技術の開発の可能性は高く、成長過程の段階にあると考えられます。
その可能性は無限大で、これまでに研究・開発したデータを活かした成長戦略が、今後の同社の中心的な役割を担っています。
成長戦略としての理念は、「人間を考える、より豊かな生活のために人間の美しさと健やかさを追求し、独自のテクノロジーを形にする」ということがコンセプトです。