世界有名ベンチャーキャピタル4選

世界有名ベンチャーキャピタル4選


世界のIT業界を牽引する4大企業を「GAFA」と、近年では呼ばれていまが、
世界の有名ベンチャーキャピタルのベスト4についてご紹介します。

1位.セコイア・キャピタル
半導体産業の中心地北米シリコンバレーに本拠を構える、世界でも最大級のベンチャーキャピタル

2位.クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ
カリフォルニア州に本拠を構える老舗のベンチャーキャピタル

3位.フェノックス・ベンチャーキャピタル
こちらもシリコンバレーに本拠を置き、本国アメリカはもちろんアジア・欧州への投資を展開

4位.コースラ・ベンチャーズ
クリーンエネルギー関連企業への重点的な投資が特徴
世界的に叫ばれる地球温暖化対策に貢献するベンチャーキャピタルとして期待されています。

この4社も、創業当時は世界中にいくつもあるベンチャー企業の一つにすぎませんでした。


その4社が世界を席巻するようになったのには、創業者の頭脳や経営手腕があったことはもちろんですが、その将来性にかけて投資を行ったベンチャーキャピタルの存在を忘れてはならないと思われます。
日本にもベンチャーキャピタル企業は数多く存在しますが、世界には有名なベンチャーキャピタルがいくつもあります。

セコイア・キャピタル の歴史

「セコイア・キャピタル」は、アップル・グーグル・ユーチューブ・インスタグラム等、現在のIT業界を支える有名企業をトップクラスへと押し上げた実績を誇っています。


このセコイア・キャピタルは、1兆5000億ドルを超える総資産で数多くのベンチャー企業をサポートしてきた、アメリカを代表するベンチャーキャピタルです。
1972年にカリフォルニア州で創業され、250社以上のベンチャー企業に投資をしてきた実績を持っています。


主な投資先としては、代表的なアップル・グーグル・ユーチューブ・インスタグラムの他にもオラクル・Yahoo!・ペイパル・シスコシステム等、世界的に名立たる企業が名を連ねています。


今後も、世界のトップとして君臨し続けると思われます。

セコイア・キャピタル の歴史の代表について


そんな世界一のベンチャーキャピタル「セコイアキャピタル」の代表と言えばドン・バレンタイン氏になり、創業から45年を超えた今も現役で活躍されています。


1932年生まれで現在86歳、アメリカのみならず世界で最も影響力のあるベンチャーキャピタリストとして、多くの投資家から動向が注目されている一人と考えられます。


フェアチャイルドセミコンダクターという企業のセールス・マーケティング部門責任者として活躍したのち、ナショナルセミコンダクターの創設に携わります。
そこで実績を残した後、1972年にセコイアキャピタルを創業しました。

そんなバレンタイン氏はIT系ベンチャー企業へ積極的に投資を行い、数多くの企業の取締役も務めてきました。


アメリカ国内での知名度の高さから、バレンタイン氏をモデルにした「サムシング・ベンチャード」というドキュメンタリー映画まで作製・公開されています。


今後も、精力的に活動されていくと想像されます。
日本の経済にも、強く影響を残す人物と考えられます。

その他の有名ベンチャーについて

「セコイアキャピタル」は、世界で最も実績を持つベンチャーキャピタルですが、その他にも数々の実績を残す企業がいくつか存在します。
その中から「クライナーパーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ」と「フェノックス・ベンチャーキャピタル」について簡単に紹介します。

「クライナーパーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ」は、セコイアキャピタルと同じく1972年に創設されています。
amazon・コンパック・セグウェイ・サンマイクロシステムズ等の情報技術関連の企業を中心に出資を行っており、IT業界の影の立役者と考えられています。
「フェノックス・ベンチャーキャピタル」はシリコンバレーを拠点とし、北米はもちろんアジア・ヨーロッパのベンチャー企業への投資も積極的に行っており、BIG2を脅かす存在として投資家からも注目されていると思われます。
この2社の動向からも目が離せません。

業界の今後について

ベンチャーキャピタル業界が今後注目しているのが、「ICO」への取り組み方です。
ICOは、近年流通量が大幅に増えている仮想通貨による資金調達のことを言います。
新しいプロジェクトへの出資にICOを利用する企業も多く、出資方法も様々です。
ベンチャーキャピタルにとっては、効率を上げることのできる方法と考えられています。

仮想通貨による投資とその成長性から発生する付加価値が、世界のベンチャーキャピタルの今後を大きく左右する可能性が想像されます。


また世界的に地球温暖化対策が叫ばれる中、クリーンエネルギーの開発を行う企業への出資比率を高くするベンチャーキャピタルが多くなっていると言われ、こちらの業界への参入も増えていくと考えられます。


この他にも、自動運転機能や産業用ロボットの開発に取り組むAI系の企業への投資も進んでいくと思われます。