日本最大のユニコーン企業DMMの謎
DMMは日本で最大のユニコーン企業です。
2015年のDMMが公表しているデータによる売上高、約1350億円、当期純利益は100億円以上と、驚異的な数値を叩きだしている優良企業です。
グループ会社は、DMM.com、DMM.comラボの2社が主力会社で、他にDMM.com証券、DMM.com Base、株式会社CAなど数多くあります。
また創業者である亀山敬司及びその一族で株式の大半を所有しています。
コングリマリット企業の事業内容について
DMMは様々な事業を展開しています。
まず主力であるDMM.comとDMM.comラボ、他にDMM.com OVERRIDE、DMM.com証券、DMM.futureworks、DMM.com Baseが代表的です。
DMM.comは、DMMの様々なサービスを統括してハンドリングを行います。
DMM.comラボはシステム開発・運営、ネットワークインフラなど価値あるソリューションの提供を行います。
DMM.com OVERRIDEは、DMM GAMESの製作・運営、その他ソーシャルゲーム、アプリコンテンツ開発、システム開発を重点的に行っています。
DMM.com証券は、FX/CFDの提供と運営で、お客様の投資スタイルに合わせて、選べるFXやCFDを提供、運営をしています。
DMM.futureworksは、DMM VR THEATERの運営及びプロデュース・企画、音楽・映像コンテンツの製作を行います。
DMM.com Baseは、DVD、CD、ブルーレイを中心にメディアのプレス、商品の在庫管理、発送業務、入荷・返品といったあらゆる商品の物流サービスを行います。
興味深いその歴史、沿革
DMMは1980年代後半に亀山敬司が石川県でアダルトビデオ製作専門会社でレンタルビデオ店を開業したのが始まりで業績を伸ばし、基礎を作ってきました。
そして2002年6月に本社を東京に移転し、動画形式でダウンロード販売を開始し、7月に動画配信、通販をメインとしたインターネットサイトDMMをスタートさせます。
2003年には現在のDMM.comに名称を変更し、DVDオンライン事業に参入します。
さらに2004年には月々定額で動画楽しむ事が出来る月額動画サービスも始め、会員数、売り上げを上々に伸ばしていきます。
その後、2009年にはブルーレイサービス、2011年にはオークションサービス等を行い、2012年には太陽光発電事業、オンラインゲーム事業に参入します。
現在では同事業でアニメ、映画、ドラマとネット通販、レンタル事業等が主力のコンテンツ配信を強みにし、会員数約1000万人を突破し、今も尚、伸び続けている状態です。
そして他にも公営競技事業、英会話など複数事業を展開しており、またグループ会社を通じて、個人投資家向けの証券事業も行っています。