トップ3だけじゃない!ドナルド・トランプ氏の経営危機も救った、世界が注目するフィデリティインベストメント。
フィデリティインベストメントとは
世界の経済はアメリカを中心に動いていると言われていますが、
トップクラスの投資信託、資産運用会社もほとんどがアメリカの企業です。
ブラックロック、バンガードグループ、ステートストリートの三社が世界三大資産運用会社として、
アメリカの市場を席捲していますが、トップ3以外にも大規模な資産運用をしている企業はいくつもあります。
アメリカ ボストンに本社を構えるフィデリティインベストメントは、
トップ3に勝るとも劣らない魅力的な金融商品を市場に提供しています。
投資信託の販売・運用を業務の主としており、運用資産額は3兆ドルを超えています。
創業当初から同族経営が続いていますが、一般投資家にとっても
魅力的な商品・サービスで投資家からの評価は高くなっています。
社名にあるフィデリティは日本語で忠実という意味の言葉になり、
顧客資産を忠実に運用していることを証明したものです。
アメリカの投資家はもちろん、世界各国に2500万人を超える投資家に様々な商品・サービスを提供し続けています。
日本にもフィデリティ投信というグループ会社があり、外資系の資産運用会社の中では、
3兆円を超える運用額でNo.1の業績を上げています。
フィデリティインベストメントは、
実業家時代の前アメリカ大統領ドナルド・トランプの経営する企業の経営危機を立て直すことにも成功しています。
フィデリティ投信/会社案内
フィデリティインベストメントの運用規模
世界有数の投資信託会社として、日本の投資家からも広く知られるフィデリティインベストメントは、
従業員数が45000人を超える巨大企業グループです。
運用される資産の総額は2020年上期現在約3.3兆ドルで、取引のある顧客は2500万人以上と言われています。
顧客には、政府系のファンド、金融機関、保険会社、大企業などで、
個人の投資家も含めて多種多彩なメンバー構成になっています。
その業務内容は、投資信託の運用、証券会社の運営、インデックスファンド、
ウェルスマネージメント、リタイヤ面とサービスなど多岐に渡っています。
フィデリティインベストメントは、ファンド部門を3つに分け活動しています。
エクイティ、ハイインカム、フィックスドインカムがその3つで、それぞれに特徴があります。
投資部門も、エイトロードスと呼ばれる8つに分類され運営しています。
日本を含む中国、インドなど100人を超える投資のプロフェッショナルを擁したプラットフォームです。
フィデリティインベストメントのETF
約半世紀に渡って魅力的なファンドを展開してきたフィデリティインベストメントは、
現在も魅力的な商品を多数提供しています。
フィデリティが提供する米国ファンドは長い運用実績を活かし、投資家からも高い支持を得ています。
主力のフィデリティ米国マザーファンドはアクティブ型のファンドで、
フィデリティコントラファンドと同等の戦略で運用しています。
フィデリティコントラファンドは、
約30年の株式の推移を見ても米国株式の平均価格よりも常に高い基準価額を維持し続けています。
徹底した企業調査によって厳選された成長株を運用し、長期的な投資を可能にしています。
アクティブ運用で運用額は、約2.5兆USドルを実現しています。
この他、有名な投資家ピーターリンチがマネージャーとなっていたマゼランファンドも、
最近になって新規投資家の資金を再び受け入れ、資産規模の拡大を目指しています。
フィデリティインベストメントの歴史
世界トップクラスの投資信託会社として、世界中の投資家が利用しているフィデリティインベストメントは、
日本でも高い評価を受けています。
1930年にフィデリティファンドが前身で、
1946年に設立したフィデリティマネージメントリサーチで本格的なスタートを切ります。
半世紀にわたって、世界各地の主要なマーケットで幅広い投資家向けのサービスを提供しています。
日本人にとって大きな関わりを持つフィデリティの国際投資部門として設立された
フィデリティインターナショナルは、1969年に初の海外拠点として東京オフィスを開設します。
https://portal.morningstarjp.com/FundData/SnapShot.do?fnc=1998040101
フィデリティ・日本成長株・ファンド/モーニングスター株式会社
1973年にはイギリスのロンドンにオフィスを開設、同年にフィデリティワールドファンドが設定されましたが、
これは日本初の外国籍投資信託として日本の顧客に提供されました。
1979年にはイギリスでも投資信託の提供を開始、1981年に香港オフィス、
1986年に台湾オフィスと立て続けに海外拠点を増やしていきました。
1995年には海外籍ではない、国内投資信託第1号のフィデリティジャパンオープンを開始します。
1999年にイギリスで初のオンラインでの商品サービスの提供も開始しました。
2000年にはUAE・韓国・イタリアに同時にオフィスを開設、
2011年のブラジルオフィスの開設で拠点は世界24ヶ国にまで上りました。
東京に初の海外拠点を開設してから活動範囲を世界各国へと伸ばしましたが、
フィデリティの事業の拡張と日本の市場の歩みは共有したものとなりました。
フィデリティの低迷脱却、創業者孫娘の手腕とは/DIAMOND online