日本人にとってどんどん身近になっていく投資。世界ではどんな運用会社が有名なのでしょうか。

世界三大運用会社は

昔以上に、資産運用で個人資産を増やす努力をする人は大勢います。
銀行預金の利息で資産を増やすことが難しい時代ですが、

米国の株式ETFを活用することが日本でもトレンドになっています。

米国の株式ETFに投資する際には、財政基盤のしっかりとした会社を選ぶことがポイントになりますが、

世界で最大規模の資産を持つ会社を世界3大運用会社と株式市場では呼んでいます。

 

 

お金を運用して資産構築しよう

  

  

運用資産規模世界1位は、ブラックロックという会社で1988年に設立されました。

運用資産残高は約7.4兆USドル(日本円約698兆円)という、とてつもない資産金額を誇ります。
世界2位は、バンガードグループで設立は1975年と、約半世紀にわたって株式市場で活動しています。
運用資産残高は、約5.3兆USドル(日本円約572兆円)と、こちらも巨額の資産を運用しています。
世界3位は、ステートストリートグローバルで1978年に設立されています。
運用資産高は、約2.7兆USドル(日本円約287兆円)で、国家予算並みの巨額の資産を持っています。
この3社の合計資産金額は、全世界の株式の総額の10%近くを占めており、想像を超える運用規模になっています。

 

 

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja

ブラックロック・ジャパン株式会社/HOME

 

 

世界三大運用会社の規模

世界の株式市場において、投資家にとって魅力的な商品を提供している

世界三大運用会社は、日本の投資家からも高く評価されています。
優秀なETFブランドを展開できるのは、運用資産規模の大きさからであると言われます。
世界1位のブラックロックは、ETFの魅力的なブランドである「iシェアーズ」を展開しており、
iシェアーズブランドは、ETF市場において約40%のシェアを誇る世界のマーケットリーダーとして君臨しています。

 

 

どんな運用をするかで損得が大きく変わる

 

 

ETFの純資産高は日本円で約190兆円で、ラインナップも豊富なことから日本の投資家の多くが利用しています。
世界2位のバンガードグループは、世界の19ヶ所の拠点を活用し運用資産は、年々右肩上がりで上昇しています。
バンガードの商品の魅力は、安定感のある低コストな商品が多いことです。
経費率が市場の平均経費率約0.27%に対して、

約0.07%と圧倒的に低コストな点が一番のポイントで、長期投資を求める人に最適です。

世界3位のステートストリートは、米国ETFの第1号として知られる「SPDR S&P500RETF」を

市場に送り出したETFのパイオニア的な存在です。
運用資産額では世界3位ですが、流動性の点では世界1位のETFとして運用されています。
コストを考えるときに経費率はもちろん重要ですが、

流動性の高さも重要で、SPDRは出来高が最も多いETFとして結果を残しています。

 

 

https://kabu.com/item/etf_etn_reit/feature/ishares.html

iシェアーズ5つの特徴/auカブコム証券

 

 

日本市場との比較

日本でも株式投資で資産運用をする人はたくさんいますが、

世界の株式市場の規模はとてつもなく大きい現状があります。
今でこそ、多くの人が資産運用で投資をするようになりましたが、

日本では投資家の利益よりも金融機関側の利益を優先するような提案が多く、一般的になりませんでした。
そんな時代背景もあり、世界の株式市場では後れを取っているため、

世界の株式市場で日本の株式が占める割合は約7%しかありません。

世界で最も時価総額が高いのは経済大国のアメリカで、市場の50%超を占めています。
日本の投資家の方は、まだ日本企業の株への投資が大半ですが、

世界の市場規模を考えると海外の株式への投資が今後の資産拡大のポイントになってきます。
日本の市場規模は近年成長著しい中国としのぎを削る状況で、現在は世界第2位の約6兆1700億ドルです。

 

 

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2021/fis/financial_business_trends/1007#:~:text=%E5%B8%82%E5%A0%B4%E5%85%A8%E4%BD%93%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E7%A8%BC%E5%83%8D%E5%8F%A3%E5%BA%A7,%E5%B1%A4%E3%81%AB%E5%81%8F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

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世界三大運用会社の歴史

世界経済の中心はアメリカというのが一般的ですが、

中でも世界三大運用会社の運用額だけでも日本円で1000兆円を超えています。
運用額世界第1位のブラックロックは、2021年上期現在で約1050兆円にまで登っています。
ブラックロックは、僅か8人で1988年にアメリカ ニューヨークで設立されました。
1999年にニューヨークの証券取引所に上場を果たし、2004年には運用資産を約3400億ドルに達しています。
2005年以降はアメリカの市場に留まらず、グローバルな運用会社として業務を拡大、

iシェアーズETFは世界No.1のシェアを誇るブランドとして展開しています。

   

 

今後世界経済はどのようになっていくのでしょう

 

 

バンガードグループは、アメリカペンシルバニア州で1975年に設立されました。
インデックスファンドを個人投資家に世界で初めて提供した会社として知られています。
このインデックスファンドは、当初ハイリターンを求める投資家から批判を受けていましたが、

1988年に運用額10億ドルを突破、世界の投資家の間で普及していきました。
1978年に設立されたステートストリートは、ETFを市場に流通させた先駆者として評価されています。
世界で最も長い運用実績を誇るETFを提供していますが、

1993年にアメリカ、1999年に香港、2002年にシンガポールでETFを初めて上場させたことでも有名です。

 

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-11/R5J2TGT1UM1001

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