VYMとは?ETFとは?どんなものがあり、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか
VYMとは
幅広い業種や企業の株式銘柄に投資をすると、
リターン率が高くなると考えて投資信託を利用する人は多いと思います。
高配当な銘柄を集めた商品として知られるETFの中でも、
アメリカのETFは利益率の高い商品が多くなっています。
中でもSPYD・HDV・VYMはアメリカ3大ETFと言われ、
日本でも多くの投資家が利用しています。
3大ETFのひとつVYMは、
他の2つに比べてトータルリターンが最も高いと言われています。
VYMは正式名称をバンガード米国高配当株式ETFと言い、
バンガード社が運用する商品です。
配当利回りの予想が市場平均を上回る銘柄を時価総額合計で、
50%に達するまで組み込んでいきます。
ネット証券では、楽天の投資信託商品としても知られています。
VYMを運用するバンガード社は、
1975年にアメリカペンシルバニア州で創業された老舗の証券会社です。
世界中の3000万人の投資家に多くのファンドを提供しています。
米国市場における高配当利回り銘柄で構成される
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスと連動するVYMは、
高い投資効果を期待されるETFとして日本の投資家にも人気です。
VYMの純資産総額は約3.8兆円で、多くの投資家から注目されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac6929d1b6508d1621ce023aad96a7d09e5bf477
ブラックロック、ステート・ストリートから米ETF資産の大半移管へ/YAHOO!JAPAN ニュース
VYMの構成銘柄
高配当の銘柄を集めた魅力的な商品として注目されるETFの中でも、
高リターンの商品として知られるVYMは、初心者にも適した投資信託です。
現在の平均株価は105ドルで、
日本でも名の知れた企業の銘柄で構成されています。
医薬品大手で日本ではベビー用品のメーカーとしても知られるジョンソン&ジョンソン、
金融最大手のJPモルガンチェースアンドカンパニー、
ヘルスケアメーカー大手のP&G(プロクターアンドギャンブル)が主要銘柄に含まれています。
この他には、バンクオブアメリカ、コムキャスト、ホームデポ、
シスコシステム、ベライゾンコミュニケーションなども構成銘柄に含まれます。
コロナワクチンの製造メーカーのファイザーや、石油大手のエクソンモービルも入っています。
S&P500と連動しているVOOとVYMを比較してみると、その特徴が分かると思います。
この2つはどちらもバンガードが運営していますが、
高配当株を中心としたVYMに対してアメリカの代表企業500社で構成されるVOOでは、
利回りに大きな違いが見られます。
高配当中心のVYMでは利回り率が約2.8%なのに対し、
VOOでは約1.3%と低い利回りとなっています。
VOOにはGAFAと呼ばれるアップル、アマゾンなどのほか、
マイクロソフトも含まれており、巨大企業を中心に構成されています。
信託報酬を低めに設定していますが、長期的に運用をした人に適しています。
これに対してVYMは増配を連続している企業を中心に構成されており、
安定した配当を期待する人におすすめの商品です。
VYMのセクター比率
投資初心者にも勧められることの多いアメリカETFの中で特にリターン率が高く、
日本でも利用する人が多いことで知られるのがVYMです。
VYMは利回りが平均2~3%で手数料の安さも魅力の一つで、
400近い銘柄に分散投資することも可能です。
信託報酬が低いのに多くの銘柄に投資ができることから、
ETFとしては優秀な商品と言えるでしょう。
他のETFとの大きな違いとして、
REIT(不動産)関連の銘柄を除いたセクター構成になっているのが特徴です。
金融関係が約22%と最も多くなっています。
2番目のヘルスケアが約13%で、
金融関係とは10%近い開きがあるのも特徴的です。
生活必需品、資本財、一般消費財がこの後に続くセクター構成で、
5位までで50%を超える比率になっています。
SPYDでも金融関係が20%を占めていますが、
こちらのETFにはREIT(不動産)関係も含まれており、その違いは明確です。
予想利回りが市場平均を超える銘柄が選定され、
不動産関係が含まれていないセクター構成のETFがVYMということになります。
高配当を維持しつつ、
分散して多くの銘柄に投資することができる強みがVYMの大きな魅力です。
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VYMのメリットデメリット
知識がなくても幅広い銘柄に投資をすることが可能な米国ETFは、
初心者にも利用できる投資信託の一つです。
VYMは、高利回りと運用の簡単さから日本でも人気のETFです。
VYMには多くのメリットがありますが、配当の利回り率が高いこと、
値上がり益が狙いやすいところが一番のメリットです。
アメリカ株式市場の高利回り銘柄で構成されている
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスがベンチマークになっており、
最新のデータでは約2.8%の高配当を実現しています。
信託報酬の経費率が0.06%で、SPYDよりも低い経費率で運用できる点もメリットになります。
メリットの多さがVYMの特徴ですが、デメリットももちろん存在します。
配当の高さがETF全般の特徴ですが、
他の高配当なETFに比べて突出して高いというわけではありません。
デメリットという言い方には語弊がありますが、
分配金を受け取ったときには確定申告が必要になります。
VYMはETFか投資信託どっちで買うべきか?【投資方法の選び方|メリット・デメリット解説】/ぐー@節約&高配当株ブログ