世界最大規模のETFを持つステート・ストリート。今後も世界の金融市場を牽引していく存在として注目されるでしょう。
ステート・ストリートとは
資産運用で投資をするときに個人で企業や銘柄を選んで投資をするには、知識がかなり必要となります。
知識がないままの投資にはリスクも高くなるため、信頼できる投資信託を利用することも多いでしょう。
日本にも優秀なファンドはありますが、世界規模のファンドには安心感もあり、
日本の方も利用する人が増えています。
世界三大運用会社のひとつステートストリートは、
世界最大規模の上場投資信託(ETF)を持つ会社として知られています。
グループの母体である銀行は、アメリカでも2番目に古い歴史のある金融機関で実績も十分です。
本社はアメリカ ボストンに設立され、運用資産額は約390兆円にまで登ります。
市場に提供するファンドの数は50以上で、資産額の多い大企業の優良銘柄を取り扱ったものがほとんどです。
特にETFでの実績と経験が長く、本国アメリカはもちろん世界中の投資家からの信頼も高くなっています。
顧客数は2000万人を優に超え、60以上の国・地域の顧客を持っています。
日本の投資家からの支持も高いことで知られています。
https://www.statestreet.com/about/office-locations/japan-japanese-version.html
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ステート・ストリートの運用規模
ブラックロックはバンガードと並び、世界三大資産運用会社として知られる
ステートストリートグローバルな活動を行う資産管理金融機関であり、
様々な金融商品、サービスを提供しています。
ブラックロックはステートストリートの筆頭株主になっているという複雑な関係で、少し珍しい感じです。
ステートストリートはSPDR(スパイダー)というETFブランドを展開しています。
ブラックロックのiシェアーズ、バンガードグループのバンガードとともに三大ETFとして、
世界の投資家からも評価が高くなっています。
ステートストリートの資産運用規模は世界3位の約3兆USドル(約350兆円)と、巨額になります。
預かり資産も巨額で、約34兆USドル(約3600兆円)となっています。
毎年の売上高は、100億USドル前後を常に維持しており、純利益も約22~25億USドルです。
日本でも購入が容易になったアメリカETFの老舗として、
今後もブラックロック、バンガードグループとともに市場の中心を担っていくことでしょう。
https://www.wealthlead.co.jp/media/net-securities/post-13914/
ETFのおすすめ銘柄を種類別に紹介!選び方のポイントは?/WEALTHLEADジャーナル
ステート・ストリートのETF
前身の金融機関の操業を含めると、200年以上の歴史を誇るステートストリートは
世界三大運用会社として、世界中の投資家から支持されています。
日本の投資家も、ステートストリートが展開する金融商品を利用することが可能です。
ステートストリートのETFは、日本の投資からも評価は高く銘柄数も50以上にも上ります。
SPDRと呼ばれるETFは、他にはない魅力に溢れています。
アメリカETFとしては世界で初のSPDRS&P500ETFを設立したことから、
ETFのパイオニアとして高い評価を得ています。
ETFは経費率の低さも重要ですが、流動性が高いことも重要で、
流動性においてはSPDRはもっとも優れていることで知られています。
超低コストで長期保有向けのSPDRポートフォリオシリーズも、投資家から魅力のあるファンドの一つです。
この他、ゴールドETFで低コスト、小口化を実現したGLDMというETFも提供しています。
アメリカ内のETFでSPDRが占める出来高シェアは約40%で、他のブランドを圧倒する成果を上げています。
今後は、さらに日本の投資家の利用が増えることでしょう。
ETFのパイオニア 「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」/楽天証券
ステート・ストリートの歴史
ブラックロック、バンガードグループと並び世界の株式市場で長く活躍するステートストリートは、
運用資産額が世界第3位で日本の投資家にも広く知られています。
金融機関として創業した前身のユニオンバンクは、フランス革命が起きた1792年と、日本では江戸時代の頃でした。
1865年に不動産取引の資格を持ち、ナショナルユニオンバンクオブボストンと名称を変えます。
1925年にステートストリートトラストカンパニーとユニオンバンクオブボストンが合併し、
ステートストリートは新たなスタートを迎えます。
その後、1950~1955年にかけて他の金融機関の吸収合併を続けて規模を徐々に拡大していき、
グループ企業を形成していきます。
1970年代に入るとグローバル化推進、1978年にETFを主力とする
ステートストリートグローバルアドバイザーズを設立し、三大運用会社としての道を歩み始めます。
1990年代後半には、ファンドが保有する資産は2兆ドルに迫る勢いでファンドの本数も2500以上にまで及びます。
2003年にドイツ銀行の証券部門を買収し、その規模をさらに拡大して
株式市場で中心的な存在へと向かっていきます。
この間に、香港政府と協力してアジア初のETFを市場に提供します。
近年になってからも新しく設定したETFで成果を上げ、その実績は揺るがないものへと進化していきます。
日本での評価も高くなり、今後も金融市場の中心に位置することは間違いありません。
日本におけるビジネス/State Street Corporation