3大メガバンクの歴史を振り返る、みずほ銀行

みずほフィナンシャルグループについて

みずほ銀行は日本の3大メガバンクの1つで、みずほフィナンシャルグループの傘下にあります。

現在のみずほ銀行ができるまで

みずほ銀行の前身は、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の3銀行です。
2000年に3銀行が株式移転によりみずほホールディングスを設立し、それぞれ完全子会社になりました。

2002年に第一勧業を存続銀行とし、みずほ統合準備銀行と合併し、富士のコンシューマーバンキング業務を承継し、みずほ銀行(旧)になりました。
2005年のグループ再編で、みずほホールディングスの子会社からみずほフィナンシャルグループの子会社になります。
2013年、旧みずほ銀行がみずほコーポレート銀行に吸収合併され、新みずほ銀行が誕生しました。
同年12月に、イオン銀行との戦略提携を開始しました。

みずほ銀行の事業内容

現在のみずほ銀行の本店は、みずほコーポレート銀行の本店を継承しています。
みずほ銀行の業務の一部は、合併前の各銀行が行っていた業務を継承しています。
みずほ銀行では、宝くじの取り扱いを行っています。
これは固有の業務として旧第一勧業銀行から継承し、宝くじの発行・販売を引き続き受託しています。
旧日本興業銀行からは、金融債の業務を引き継ぎました。
割引みずほ銀行債券(ワリコー)や利付みずほ銀行債券(リッキー)など4種類を発行していました。

2007年に4種類の金融債の発行が終了し、財形貯蓄型金融債も2011年に終了しました。
それらにより、2013年に金融債総合口座が廃止されました。
キャッシュカードの利用提携に関しては、みずほ信託銀行や千葉興業銀行などでは利用手数料がとられません。

様々な銀行と入金・出金の利用提携を行い、2014年からは楽天銀行のキャッシュカードから当行ATMの出金利用提携を行っています。
イオン銀行とは戦略提携により、みずほ銀行のカードがイオン銀行ATMで利用できます。
イオン銀行で利用するときはいったん利用手数料が引かれるものの、後日キャッシュバックされるようになっています。

みずほ銀行の不祥事

2005年に、創価学会による巨額融資詐欺事件が発覚します。
この事件は、その2年前に創価学会の幹部数名が総額14億円をだまし取ったものです。

2013年には暴力団との関係も指摘され、暴力団関係者に融資をしていたことが発覚しました。
反社会的勢力との関係を知りながら放置していたとして、後に業務改善命令が出されました。