3大メガバンクの歴史を振り返る、三井住友銀行

三井住友フィナシャンルグループについて

三井住友銀行は3大メガバンクの1つで、三井住友フィナンシャルグループの子会社です。
業界再編により、現在の形になっています。

現在の三井住友銀行になるまで

名前の通り三井と住友のグループ名があることから、母体行に三井銀行と住友銀行があります。

この2銀行を中心に合併が行われ、現在の三井住友銀行が誕生します。
まず、三井銀行が1990年に太陽神戸銀行と合併し、太陽神戸三井銀行(1992年さくら銀行に改称)ができました。
1996年にわかしお銀行が設立され、後に再編の中心になります。
2001年、住友銀行とさくら銀行が合併し、三井住友銀行(旧)になります。
同年6月に、子会社だったさくら信託銀行の全株式を中央三井信託銀行(現在の三井住友信託銀行)に売却しました。
2003年にわかしお銀行が旧三井住友を吸収合併する形で、新・三井住友銀行になりました。

2009年に日興コーディアル証券、2013年にソシエテジェネラル信託銀行を完全子会社化しました。
2社は現在、SMBC日興証券とSMBC信託銀行となっています。

合併の背景

三井住友銀行は合併当時、財閥の枠を超えた合併として注目されました。
三井・住友の両グループに属していますが、どちらかといえば住友寄りだと言われています。

1999年に住友とさくらが統合を前提とした提携を発表し、同時期にさくらが単独で個人向け融資やジャパンネット銀行の設立などを行いました。
2003年に旧三井住友が逆さ合併したわかしお銀行は、さくらが太平洋銀行を承継して設立したもので、SMFGの完全子会社化した上での合併でした。
2004年にはUFJホールディングスが子会社のUFJ信託銀行を住友信託銀行に売却する方針が提案されました。
しかし、UFJが東京三菱FGへの経営統合を申し入れたことで、この提案が白紙化されました。

グループ内での連携

2010年に完全子会社となったSMBC日興証券が、銀行代理店業務の認可取得により、一部地域で普通預金などの取り扱いを始めました。
該当支店には、アットバンクと三井住友銀行の通帳記帳・繰越機が設置されました。

2004年からは消費者金融大手のプロミスがグループに入りました。
プロミスは2000年にさくら銀行と三洋信販が主体で設立され、同業のアットローンと当行で消費者ローンの提携事業を行います。
三井住友銀行は2005年にカードローンサービスを提供しています。
2012年に社名がSMBCコンシューマーファイナンスに改称するも、ブランド名は引き続きプロミスになっています。