自動車部品を始めキッチンやお風呂の部品でも多くの業績を残しているダイキョーニシカワ株式会社

ダイキョーニシカワについて

プラスチック製品は日常生活の中で欠かせないもののひとつで、多くの商品にも使用されています。
自動車部品にもプラスチック製品は多く、

高い技術を持つ企業の製品が多くの自動車メーカーからは評価されています。

ダイキョーニシカワはプラスチックの自動車部品を主に製造する企業であり、

国内の主要自動車メーカーに製品を提供しています。
近年は住宅関連の部品も数多く製造し、評価は高くなっています。

 

 

車や住宅関連部品を多く製造している。

 

 

大協株式会社、西川化成株式会社という二つのプラスチック部品メーカーが前身で、

当初はマツダの部品メーカーとして活動していました。
その後、両社の共同出資会社のダイキョーニシカワ株式会社が設立され、

その3年後に合併して正式にダイキョーニシカワとして活動を始めました。
中国にも子会社を多く持ち、インドネシアにも子会社を展開して幅広い需要に対応しています。
国内には広島・山口を中心に10の工場を持ち、従業員数は約5000人となっています。
使用材料のブレンド開発を自社で独自に行い、

性能とコストの両立を図る取り組みも積極的に行っています。
軽量化や安全確保にも取り組み、受注企業からも高く評価されています。

 

 

https://www.daikyonishikawa.co.jp/jp/

ダイキョーニシカワ株式会社/HOME

 

 

ダイキョーニシカワの事業内容

ダイキョーニシカワは、自動車用のプラスチック部品のメーカーとして誕生しました。
主力事業は自動車部品ですが、近年は住宅用部品にも注力しています。
自動車関連部品では、自動車のあらゆる箇所に部品を提供しています。
合併以前を含めると約60年に渡りプラスチック部品を製造・開発してきたノウハウがあり、

新しい時代に合わせた部品の開発にもフレキシブルに対応しています。
外装部品ではバンパー、スポイラー、ルーフ、フェンダーなど多くのパーツを製造していますが

軽量化と安全性という、ある意味相反する課題もクリアしています。

 

 

企業努力によりより良い部品が製造されている。

 

 

内装部品もセンターモジュール、コンソールボックスなど主要となる部品を製造しています。
この他にエンジンルーム内の主要部品も開発し、多くが採用されています。
自動車部品製造で培われたノウハウは、住宅用部品にも活用されました。
バスユニットは近年プラスチックを使用することが多くなっていますが、

耐水性、耐久性とともに軽量で低コストなものが求められます。
自動車部品製造において培われた高い技術力が、ここでも大いに活用され、

ニーズに合わせたコスト・デザイン性に優れた製品を提供しています。

 

 

https://www.daikyonishikawa.co.jp/jp/company/about-us/index.html

ダイキョーニシカワ株式会社/事業内容

 

 

ダイキョーニシカワの初値と評価

ダイキョーニシカワが上場したのは、2014年でした。
東証一部に上場、公開価格は1600円で、初値は1799円でした。
初値時の時価総額は約325億円となっています。

 

 

株価は安定傾向にある。

 

 
現在は大きな値動きは見られませんが、

業績が安定していることから株価の方も比較的安定傾向にあります。

 

 

https://kakaku.com/stock/ipo/item/0005/

ダイキョーニシカワのIPO上場・初値予想情報まとめ/価格.com

 

 

ダイキョーニシカワの事件

自動車用のプラスチック部品メーカーとして、ダイキョーニシカワは業界で高い評価を受けています。
製品上の大きなトラブルやクレームなどの発生はありませんが、

2020年2月に工場内で火事が発生した事件が一度起こっています。
自動車部品を製造する東広島市八本松町の八本松工場で、2月26日AM10:00頃に火災が発生しました。
出火場所は塗装ブースで、当時工場は稼働中であり、

勤務していた400人の従業員全員が避難しましたがケガ人はいませんでした。

 

 

火災により業務に影響がでた。

 

 

また同年の11月には、ダイハツとダイキョーニシカワの

合弁会社エイエフティーの塗装工場でも同様の火災が発生しています。
いずれも原因は始業開始前の準備工程において静電気火花が発生し、

塗装用のシンナーに引火して出火したものと断定されています。
この2度の火災によって塗装工場が一時期停止し、取引先の操業にも影響がありました。
現在はこの2回の火災に対する再発防止策及び安全対策を講じて運営を行っています。

 

 

https://jp.reuters.com/article/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%9A%EF%BC%A4%EF%BC%AE%EF%BC%A3%E3%81%AF6%EF%BC%85%E8%B6%85%E5%AE%89-%E9%96%A2%E4%BF%82%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%81%AB%E7%81%BD%E3%82%92%E5%AB%8C%E6%B0%97-idJPL4N2I409J

ホットストック:DNCは6%超安、関係会社での火災を嫌気/REUTERS

 

 

ダイキョーニシカワのその後

国内主要自動車メーカーのプラスチック部品の製造メーカーとして

長年日本の自動車産業を支えてきたダイキョーニシカワは、

自動車部品製造での技術と経験を活かし、住宅関連部品でも多くの実績を残しています。
耐熱性・耐久性を高く求められる自動車用部品の塗装技術を応用した

住宅設備用の部品を開発しています。

 

 

車だけでなく、住宅関連部品でも評価されている。

 

 
浴槽用の高い撥水性を持つSMC加工や、親水塗装によりクオリティの高い製品を作り出しています。
高品質な人造大理石も、自動車部品の製造で培った高い技術が十分に生かされています。

住宅、自動車という日常生活に欠かせないものの部品作りで社会に貢献し、

今後もその技術と経験を期待されている企業です。
東証一部に上場後は海外事業部の活動も活発で、多くの国・地域の生活に貢献しています。
2019年には本社工場を新たに建て、操業を始めています。
同年には、アメリカで操業する日本系の自動車メーカーを対象とした

プラスチック部品供給を目的とする事業部を新設しています。
株式市場では東証の株式市場の再編に伴って、東京証券取引所プライム市場に移行され、

現在に至ります。

 

 

https://minkabu.jp/stock/4246

ダイキョーニシカワの株価情報トップ/MINKABU