効率的に筋肉をつけたいなら、トレーニングにプラスしてEMSを利用してみよう。

EMS腹筋ベルト市場

近年は健康志向が強くなり、健康食品やサプリメントの新商品・ブランドが数多く誕生しています。
同時に健康で快適な生活を送るために、身体を鍛えることを考える人が多くなり、スポーツジムの数も年々増えています。
しかし定期的にジムに通う時間やゆとりのない人も多く、家庭でトレーニングをする機器も注目を浴びています。

   

自宅で運動する人が増加している。

 

腹筋を鍛えるのに、腹部にベルトを巻き付けるだけで鍛えることのできるEMS腹筋ベルトも、多くのブランド・商品が市場に登場して活況を呈しています。
EMSはエレクトリック・マッスル・スティムレーションを略した言葉で、電気的な刺激を筋肉に与えることで、激しいトレーニングをせずとも筋肉を効果的に鍛えられる器具のことです。
単に身体を引き締めたり筋力をアップさせるだけでなく、インナーマッスルを鍛える効果もあり、筋トレグッズというよりも健康器具としての面が注目され、市場は拡大傾向にあります。
自宅にいる時間が長くなった現在の状況で、今後は需要がさらに伸びる可能性があるでしょう。

 

https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_ems/index.jsp

EMSのおすすめ12選 腹筋ベルトや太ももに使えるパッドタイプなどを紹介/ビックカメラ.com

 

有名メーカー

鍛えたい場所につけるだけで筋力アップやダイエット効果があると注目されるEMSベルトは、多くのメーカー・ブランドが商品を販売しています。
EMS市場で最も有名なのが、シックスパッドシリーズを展開する株式会社MTGです。
サッカー界のlegendクリスティアーノ・ロナウドが共同開発し、商品化されたシックスパッドは運動科学の研究とクリスティアーノ・ロナウドのトレーニングメソッドを融合させたもので、20hzの電流を筋肉に長く刺激を与えることで身体を鍛えていきます。
電流を流しても痛みが少なく、初めての方におすすめです。

 

もてたいから、健康のために、筋トレをする理由は様々だ

 

電機製品メーカー マクセルも、EMS市場に商品を送り出しています。
もてケアがその商品で、シックスパッドよりも安価で振動レベルを20段階で調節することが可能です。
大手繊維メーカー東レのEMSフィットネスマシン トレリートはより実用性の高いモデルで、大家に合わせて好みの場所にジェルパッドを取り付けられる柔軟性がメリットです。
ブランディングジャパンのアブトロニックは、家庭用のEMSベルトとして世界で初めて登場した商品でパイオニア的存在です。
こちらはシックスパッドよりもさらに細かい8パックで腹直筋を効果的に刺激します。

  

効果

EMS腹筋ベルトは、アブトロニックが市場に登場してから様々なブランドが登場して、ヒット商品も多く存在します。
EMSには様々な効果があると言われていますが、大きくは筋力アップとダイエットの効果があります。
しかしジムに通ってトレーニングマシンを使い、筋肉に負荷をかけて身体を鍛えることと異なり、身体に貼り付けて筋肉を刺激するEMSとでは、効果にも違いがあります。

EMSは数回の使用では効果は期待できず、即効性を求める方にはおすすめはできません。
EMSで効果を得るためには、長期的な使用が求められます。
使い方を誤らないことも重要で、取扱説明書をしっかり読んで正しい使い方をすることもポイントになります。
EMSの使用に合わせて必要な栄養素をサプリメントで補給したり、食事管理をすることが効果をアップさせる秘訣です。

  

https://moov.ooo/article/5d3d38a8cdf0f964da626541

本当にEMSは腹筋に効果ある?効果が出るための使い方を徹底解説!/MOOVOO

 

メリット、デメリット

手軽に身体を引き締めるダイエット効果があることから、多くの商品が注目されるEMSベルトですが、その特性を理解して使用する必要があります。
EMSの一番のメリットは、自宅でもどこでも簡単に使用できるところです。
仕事が忙しい人だとジムに通って筋トレをするのはなかなか大変ですし、自宅で行うにしてもトレーニングの時間と場所が必要になります。
EMSベルトを使用すれば、特別な場所も必要なく、トレーニングに時間を割く必要もなく、座っているだけでも身体を鍛えることができるのが大きなメリットです。

 

トレーニングマシーンもEMSも効果を出すためには使い方が大切だ

  

EMSのデメリットは、短期間で劇的な効果が得られないことです。
ジムでマシンを使ってトレーニングをすると筋肉に対する負荷が大きくかかり、毎日続けなくても定期的にトレーニングすることで効果が得られます。
しかしEMSは、筋肉への負荷がそれほど大きくはなく、短期間では効果はほとんど現れません。
長期間使用しても目に見えて筋力が付いたようになることは難しく、できれば並行して筋トレを行うためのサポート器具と捉える方が良いでしょう。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/473759/

EMSの効果は?筋トレ・運動使用のメリット・デメリット/All About

  

今後の市場

健康機器・トレーニング機器の市場は、新型ウィルスの感染により、これまでのような自由な行動ができない状況で自宅で過ごす時間が長くなり、ジムに通うよりも自宅でトレーニングする人が多くなったことから、市場は拡大傾向にあります。
健康に対する意識が、これまでよりも高い人が多くなり、ダイエット目的でEMSを購入する人も増え、状況的には明るい見通しです。
これまでは身体を鍛えたい男性をターゲットにした商品が多い傾向にありましたが、近年は身体を鍛えたいと考える女性も多くなり、女性用の商品も多くなることでしょう。
既存のブランドやメーカーからも、より性能の高いモデルが出ることが望まれています。