地球の環境問題を考えた事業展開に期待が高まるあの会社。

イーレックスについて

化石燃料からの脱却が叫ばれる昨今は、再生可能エネルギーへの取り組みが重要となっています。
イーレックス株式会社は、再生可能エネルギー関連の事業を幅広く行うリーディングカンパニーとして注目されています。

創業したのは1999年で、2001年に九州と関東地方で電力の販売を開始しました。
電力の販売を開始してから約10年の2010年には東北での販売も開始、2013年に高知県の土佐に発電所を開設し運転を始めています。
翌2014年に中部、関西、中国地方での電力販売を開始した後、東証マザーズ市場に上場を果たしました。

 

 

再生可能エネルギー事業は注目されている。

 

 

翌年には東証一部に市場を移転、沖縄、大船渡など、各地に子会社の設立も始めています。
2016年に沖縄での電力販売を開始、シンガポールに拠点を設立し、海外へと事業を拡大していきました。
2017年の四国地方、2018年の北海道での電力販売開始で国内全域での販売を達成しています。
電力のみではなく都市ガスの小売り事業も開始し、事業をさらに拡大していきました。
2020年に大船渡と豊前のバイオマスの発電所が運転を開始、翌年沖縄の中城バイオマス発電所も運転開始し、現在に至っています。

 

 

https://www.erex.co.jp/

HOME/イーレックス株式会社

 

 

イーレックスの事業内容

再生可能エネルギー事業を幅広く行っているイーレックス株式会社は、新時代の電力販売企業の先駆けとなるべく活動を進めています。
他の先進国からやや遅れをとっている日本の再生可能エネルギー事業を牽引することが期待されています。
燃料の調達から電力の製造・販売までの一貫した4つの事業をコアとし、脱炭素社会を実現することを推進しています。
燃料事業では良質なバイオマス燃料を安定して調達できるよう商社・現地サプライヤー・海運会社と連携し自社での発電事業の安定化に努めてきました。
燃料調達のノウハウを活かし、他社への燃料販売も行っています。

 

 

地球の為に、脱炭素社会を目指すべきだ。

 

 

発電事業では2013年の土佐発電所稼働を皮切りに、国内5ヶ所のバイオマス発電所が稼働しています。
合計の電気出力は約650MWで、今後さらに2基の発電所の建設を計画中です。
そのうち香川県坂出市の発電所は2025年の運転開始に向けて進行しています。
トレーディング事業では、電力需要と価格の見極めをし、調達・卸売を行っています。
需要と供給のバランスを考えながら収益に繋がるような取組が常時行われています。
4つ目の小売り事業は、2000年に電力自由化が認められたときに新電力会社として登録、小売りの実績は20年を超えています。

 

 

https://www.erex.co.jp/business/power-generation/

発電事業/イーレックス株式会社

 

 

イーレックスの初値と評価

再生可能エネルギーのリーディングカンパニーのイーレックス株式会社は、2014年に東証マザーズ市場に上場しています。
主に新電力会社として電力の卸売り・小売り・発電所の運営を行っています。

 

 

業界を引っ張っていってほしい。

 

 
上場時の株式公開価格は1170円で公開株数は460万株、公募株数は400万株でした。
売出株数は60万株で売買単位は100株、初値は1301円で公開価格を約10%上回るスタートとなっています。
上場により得た資金はバイオマス発電所の新設に必要な設備資金及び同社の事業運営の資金に充てられる予定です。

 

 

https://minkabu.jp/stock/9517

イーレックス/MINKABU

 

 

イーレックスの事件

バイオマス発電所の運営及び電力の販売を行っているイーレックス株式会社は、再生可能エネルギー分野の企業として活動しています。
2014年の上場以降事業を拡大していますが、同社役員によるインサイダー取引が経済誌等で大きく取り上げられる不祥事がありました。

 

 

インサイダー取引が発覚した。

 

 
イーレックス社の役員から株式分割及び業績予想の上方修正の情報を、公開前に不正に入手した東京在住の30代男性は株式を買付、利益を得ました。
この行為はインサイダー取引に当たるため、当男性には金融庁から約1200万の課徴金納付命令が勧告されました。

 

 

https://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2018/2018/20180424-1.html

イーレックス株式会社の役員から情報を受領した者による内部者取引に対する課徴金納付命令の勧告について/証券取引等監視委員会

 

 

イーレックスのその後

バイオマス燃料を活用した発電事業を展開するイーレックス株式会社は、地域社会に貢献する企業としての取組を行っています。
地球温暖化により日本はもちろん世界各国で気候変動が激しくなり、自然災害が大きく増加する現代社会では脱炭素社会の実現が求められます。
イーレックスでは再生可能エネルギーの発電事業を国内はもちろん海外でも進めています。
バイオマス発電所事業は国内トップクラスで、沖縄でも発電所を稼働開始しました。
バイオマス燃料に関しては、近年自然環境保護の観点から持続可能性の証明が特に重要視されています。

 

 

自然に優しい事業展開に期待したい。

 

 

イーレックスはバイオマス燃料を海外の国から調達していますがGGL認証を取得、持続的な燃料供給と活用、自然環境保護にも積極的に取り組んでいる実績があります。
GGL認証の取得はイーレックスが日本初で、シンガポールの海外法人でも森林認証を2つ取得するなど再生可能エネルギーへの取組での意識の高さが伺えます。
環境対策を重視したバイオマス発電所は今後も増設する計画が立てられており社会への貢献度は増すばかりです。
また大型のバイオマス発電所の建設プロジェクト向けの新たなバイオマス燃料の研究・開発にも取り組んでいることは高く評価されています。

 

 

https://www.erex.co.jp/business/fuel/pks/

バイオマス燃料とは/イーレックス株式会社