就職・転職経験者は使ったことがあるかもしれない情報サイトを運営しているあの会社。

インターワークスについて

1990年代に派遣業の適用範囲が大きく広がり人材派遣事業を行う企業が数多く誕生しました。
株式会社インターワークスは、就職・転職情報サイトの運営及び人材採用支援のサービスを行っていました。

1991年に東京都文京区でビスコ株式会社として誕生しました。
1996年に人材派遣の求人情報サイト派遣ネットの運営を開始しています。
2000年に携帯電話版の派遣ネットがリリースされ、翌年にiモードの公式サイトとして認定されました。

2006年にビスコから株式会社インターワークスへと商号を変更、同時に港区虎ノ門に本社を移転しています。
翌年に製造業に特化した求人サイトの工場WORKSの運営を開始、2008年には医療・介護業務専門の求人サイト医療介護ワークスも開始しました。
同年はエンジニア業務に特化したエンジニアゲート、アパレル業に特化したアパレルワークスなど業種に特化した求人情報サイトを次々と立ち上げています。
2010年には看護士業専門の求人サイト看護求人マイサーチの運営も開始しました。

 

 

求人側も応募側にも求人サイトは有効的だ。

 

 

2012年に株式会社アイ・アムを吸収合併し商号を株式会社アイ・アム&インターワークスに変更しています。
2014年商号を株式会社インターワークスに変更と同時に東証マザーズ市場に上場、翌年には東証一部に市場変更しました。
その後2023年にコンフィデンスとの経営統合により、コンフィデンス・インターワークスに商号が変更され現在に至ります。

 

 

https://ciw.jp/

HOME/株式会社コンフィデンス・インターワークス

 

 

インターワークスの事業内容

業種別の人材派遣求人情報ポータルサイトの運営を行う株式会社インターワークスは、幅広い事業展開を見せています。
メディア事業としては、派遣・紹介予定派遣の情報を掲載する派遣ネット、工場・製造業専門の求人ポータルサイト 工場ワークス、大学・高専卒者向けの未経験者可のエンジニア用求人ポータルサイトのエンジニアゲートなどがあります。
この他、医療・介護特化型の専門求人ポータルサイト 医療介護ワークス、看護師求人特化型ポータルサイトの看護求人マイサーチ、アパレル業界特化型求人ポータルサイトのアパレルワークス、バイト祝い金成功報酬型求人サイトのアルバイトネットとなっています。
業種、雇用形態などに特化して求人情報を探すことができるのが大きなメリットです。

 

 

様々な求人サイトを運営している。

 

 

各種人材管理システムを提供するソリューション事業では、派遣社員の適正・適職診断ソフトのASK、ASKのWEB版 e‐ASK、製造業・医療介護業界向け心理適性検査のMVCL、多くの企業データを元にしたPCのスキルチェックシステムのアビリティチェッカーなどが提供されています。
この他にWEBタイムカード管理システムデジシート、日払い対応の勤怠管理システム selfMy給、郵送経費削減システムのポスタルコストマネジメントサービスなど、用途に応じた幅広いサービスがあります。
人材採用支援事業では、採用活動支援プランの構築・設計、採用業務の代行、採用効果アップ目的の支援ツールの企画・開発などを行っています。

 

 

事業内容/株式会社コンフィデンス・インターワークス

 

 

インターワークスの初値と評価

各業種向けの求人情報サイトの運営及び人材紹介・採用支援サービスを行う株式会社インターワークスは、2014年に東証マザーズ市場に上場しています。

 

 

公開価格を上回るスタートを切った。

 

 
上場時の公開価格は1750円で公開株数は約106万株、公募株数は27万株でした。
売出株数は約79万株で初値は2043円で、公開価格をやや上回るスタートとなっています。
上場により得た資金は業務拡大による設備投資、広告宣伝費用及び人件費等に充てられる予定です。

 

 

https://minkabu.jp/stock/7374

コンフィデンス・インターワークス/MINKABU

 

 

インターワークスの事件

人材派遣の求人情報サイトを中心に事業を運営する株式会社インターワークスは、商号を何度か変更しながら事業を拡大してきました。
2023年にコンフィデンスとの経営統合によって株式会社インターワークスとしては解散しコンフィデンス・インターワークスとして新たにスタートを切っています。
東証スタンダード市場に上場していたインターワークスとグロース市場上場のコンフィデンスの経営統合で、コンフィデンスにインターワークスが吸収される形となったため、インターワークスは上場廃止となりました。

 

 

経営統合により更なる成長をする事だろう。

 

 

株式会社インターワークスとしては経営統合・解散はありましたが、大きな不祥事や事件の発生はありません。
ただ、同名のインターワークスという携帯電話販売会社の取締役は携帯電話の不正契約により逮捕される事件がありました。
知人の会社名義で40台の携帯電話を不正取得、容疑者は数社と共謀し100台以上の携帯電話を詐取し、特殊詐欺事件に使用されていた可能性があるとされています。
株式会社インターワークスとは関係のない事件でしたが、社名が同じだったことから関りがあるとネット上で話題に上がったことがありました。

 

 

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20230523579041/

株式会社インターワークスとの合併に関する補足説明資料/日本経済新聞

 

 

インターワークスのその後

株式会社インターワークスは、創業から30年超の2023年に東証の市場から上場廃止するとともに株式会社コンフィデンスとの経営統合が実施され、株式会社コンフィデンス・インターワークスに商号変更となりインターワークスは解散しました。
コンフィデンスは2014年に人材派遣事業を主とする会社として誕生し、様々な企業を吸収・子会社化するなどで事業規模を拡大、2023年8月にインターワークスを吸収合併し現在に至ります。

 

 

事業も人材もより良い発展する事を期待したい。

 

 

旧コンフィデンス、旧インターワークス共、人材派遣業界で事業を展開してきていましたが、統合されたことによりゲーム・エンタメ業界を主としたクリエーターのキャリアをサポートする事業を展開しています。
それそれが培ってきた経験とスキルを活用し、人材紹介・アウトソーシング・メディア&ソリューションサービスを提供しています。
ゲーム・エンタメ業界では才能ある人材を幅広く求めていることもあり、同社の提供するサービスの重要性はより高まる傾向にあります。

 

 

人材派遣&フリーランス/株式会社コンフィデンス・インターワークス