栄養価の高さやアニマルウェルフェアへの取り組みが期待されている、卵で有名なあの会社。

ホクリヨウについて

鶏卵は日本の食生活に欠かせない食材で、常に安定した供給が求められています。
株式会社ホクリヨウは、鶏卵の生産・販売を主に行う企業で北海道札幌市に本社があります。

1949年に飼料及び乾麺の製造・販売する企業として設立しました。
1954年からは配合飼料の製造・販売も開始、2年後の1956年に飼料販売に一定の目途が立ったことから乾麺事業から撤退します。
小樽市内に大型の飼料工場を建設した後、1963年にブロイラー・食肉販売を専門とする株式会社大丸札幌大屋商店を設立、この会社が後のホクリヨウとなります。

 

 

徐々にそして確実に事業を拡大していった。

 

 
1964年に広島畜産センターを建設、養鶏事業を本格的にスタートしました。

1972年には飼料部門をニップン飼料に譲渡し飼料事業からは撤退、畜産物専門の企業として新たなスタートを切っています。
1980年に登別市に養鶏ファームを設立するとともに割卵工場を建設、キューピータマゴとの業務提携が始まったのもこの年です。
その後も北海道内の様々な地域に養鶏場、畜産センター、農場、営業所を開設し、事業規模を拡大していきました。
2000年代に入ると自社ブランド商品GP卵の生産工場を増設、2004年には販売部門は株式会社ホクリヨウ、生産部門は株式会社ホクリヨウ生産都市それぞれの部門を集約する形に組織を変更しています。

GP工場の新設、鶏卵トレサビリティシステムスタートを経て、2008年には生産部門の株式会社ホクリヨウ生産をホクリヨウに合併、すべての部門を一つに集約しました。
2010年から2012年にかけて4ヶ所のGP工場でISO22000を取得し、高い品質、生産能力が認められる形となっています。
2015年に東証二部に上場、翌2016年には東証一部に市場変更しています。
2017年に液卵工場を新たに設立加工分野の進出の先駆けとなりました。
2021年には香港に向けて鶏卵の輸出をスタート、海外へ事業を拡大する戦略もスタートしています。

 

 

https://www.hokuryo.co.jp/

TOP/株式会社ホクリヨウ

 

 

ホクリヨウの事業内容

飼料販売事業からスタートした株式会社ホクリヨウは、食肉加工事業などを経て鶏卵の生産・販売を主事業とする企業として成長してきました。
現在の主力商品は、PG卵モーニング、雛の巣、サラダ気分、平飼い卵、道産子生活などがあります。
ブランド卵として好評を博したPG卵モーニングは、同社で最初のブランド商品として誕生しました。
Pはプレミアム、Gはグッドテイストの略で、様々な栄養素を強化した卵という意味です。

 

 

高い品質の卵を販売している。

 

 
基礎代謝を高めるヨードがたっぷりと含まれ、葉酸が一般的な卵の2倍、ビタミンEも5倍含まれているなど健康増進にも適した卵として人気を集めています。
雛の巣は農場と生産者の顔写真をラベルに掲載した商品で、強い抗酸化作用と血行を促進する効果のある卵です。
他にもビタミンEを強化したサラダ気分、餌にアマニ油を加え、コクと旨味を増した平飼い卵など高い品質を維持したものが生産されています。

 

 

https://www.hokuryo.co.jp/products/

商品情報/株式会社ホクリヨウ

 

 

ホクリヨウの初値と評価

北海道で鶏卵の生産・販売を主としている株式会社ホクリヨウは、2015年に東証二部に上場、翌年に一部への上場も果たしています。
株式上場時の公開価格は460円公開株数は253万株、公募株数は130万株でした。

 

 

東証二部上場の翌年には一部上場へ。

 

 
売出株数は123万株で売買単位は100株、公開後の初値は501円と微増でのスタートとなっています。
上場により得た資金は、事業の拡大、既存設備のメンテナンスなど、基本的に設備投資の資金に充てられる予定となっていました。

 

 

https://minkabu.jp/stock/1384

ホクリヨウ/MINKABU

 

 

ホクリヨウの事件

自社農場で生産した鶏卵を直接販売する鶏卵生産・販売企業の株式会社ホクリヨウは、国内でも有数の生産数を誇ります。
創業から70年を超える老舗の企業ですが、これまでに世間を賑わしたりメディアに取り上げられるような大きな事件・不祥事はありません。
事件ではありませんが、経済新聞などで長年同社に携わってきた公認会計士の異動が行われたことが2023年5月に話題になりました。

 

 

更なる成長を期待しての変更だった。

 

 
公認会計士の変更理由について、ホクリヨウは新たな視点での監査が期待できること、新しい監査法人の専門性・独立性・監査水準等が適任と判断した結果と述べています。
前監査法人の監査が不適切であったわけではなく、業務拡大・内部統制監査の充実などを総合的に勘案した結果、変更に至っています。

 

 

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20230510563961/

ホクリヨウ:公認会計士等の異動に関するお知らせ/日本経済新聞

 

 

ホクリヨウのその後

自社生産の鶏卵の販売を幅広く行っている株式会社ホクリヨウでは、より良い卵を生産するために安心・安全に繋がる取り組みをしています。
アニマルウェルフェアは、特に重要な取り組みと位置付けられているものです。
アニマルウェルフェアとは、育てている動物に対して与えるストレスや痛みなどの苦痛を最小限に抑え、動物の行動欲求を満たし、待遇を改善する考えとなっています。
基本理念として、空腹と渇きからの自由・不快からの自由・痛み、疾病からの自由、恐怖からの自由・正常な行動発現の自由の5つが掲げられています。

 

 

動物の待遇改善を基盤に考えた。

 

 
畜産業に関わる企業として最も重要で、国内での先駆けとしての取り組みです。
また鶏が地面を自由に動ける平飼いの方法を取り入れています。
平飼いにすると単位面積当たりの飼養数が少なくなるデメリットがありますが、エイビアリー方式という多段式の平飼い方式を導入し、生産力の向上にも努めています。

 

 

アニマルウェルフェアへの取り組み/株式会社ホクリヨウ