デジタルエンターテイメントの可能性を拡げる為に、研究・開発を続けるあの会社。

シリコンスタジオについて

ゲームソフトの製作や映像・音声の製作などのデジタルコンテンツの製作を主業務とするシリコンスタジオ株式会社は、アメリカのシリコングラフィックスの関連会社として1999年に設立されました。
翌年から営業を開始し、2003年にはコンテンツクリエーターの人材派遣事業、翌2004年に人材紹介事業をスタートさせています。

2007年に自社で開発した画面のクオリティを飛躍的にアップさせることができるポストエフェクトライブラリ機能を持つYEBISをリリースしました。
2008年には、自社で企画したゲームコンテンツを制作するコンテンツ事業も開始しました。

 

 

人気コンテンツが数多く存在する。

 

 
翌年3DCGコンテンツの開発を行う100%出資のイグニス・イメージワークス株式会社という子会社を設立しています。

2010年には人気コンテンツの三国志カードバトルをディー・エヌ・エー運営のMobageにて提供を開始しました。
2011年にはオールインワンゲームエンジンのOROCHIのを発売、大きな反響を呼んでいます。
その後もMobageに様々なゲームの提供を行うことで業績を上げていきました。
2014年にはアドテクノロジー事業を開始、YEBIS3、Mizuchiの発表・販売を開始しています。
事業規模の拡大に合わせて2015年に東証マザーズ市場に上場を果たしました。
その後、2018年にコンテンツ事業は新設の会社のスタジオリボルバーに承継後、クリークアンドリバーに譲渡し、ゲームコンテンツ事業から撤退をしています。

https://www.siliconstudio.co.jp/

TOP/シリコンスタジオ株式会社

シリコンスタジオの事業内容

シリコンスタジオ株式会社は、CG技術・オンライン技術・コンシュマーゲーム開発技術などを提供する開発、支援事業及びゲーム・映像業界への人材派遣・紹介サービスを提供する事業を展開しています。
開発推進・支援事業では映像・ゲーム制作を行っている企業にCG技術、コンシュマーゲーム開発技術を提供している実績があります。
またゲーム導入で培ったリアルタイム3DCG技術を活用し、自動車業界向けのソリューションやミドルウェアの開発などでも成果を上げています。

 

 

優秀な人材が多くいる事だろう。

 

 
人材事業については優秀なゲーム・映像関連のクリエイター、エンジニアの派遣・紹介サービスが充実しています。
この事業では、開発推進・支援事業で培われたノウハウと技術が有効に活用されたサービスが提供されます。
主力事業での成果を活用し、新たなサービスに繋がる研究開発にも余念がありません。

 

 

https://www.siliconstudio.co.jp/corporate/outline.html

事業概要/シリコンスタジオ株式会社

 

 

シリコンスタジオの初値と評価

デジタルコンテンツ制作サービス、人材派遣紹介事業のシリコンスタジオ株式会社は、2015年に東証マザーズ市場に上場しています。
公開時の公開価格は4900円で、公開株数は約63万2000株、公募株数は27万株でした。
売出株数は約36万株で売買単は100株、上場後の初値は9900円で公開価格の2倍以上の値が付く上々のスタートを切ることができています。

 

 

資金は更なる利益をうむ投資に使われたことだろう。

 

 
株式上場により得た資金は広告宣伝費、新規コンテンツ・ミドルウェアの開発費用、事業拡大に伴うオフィスの敷金、内装工事費用に充てられます。
残額は新規コンテンツ及びミドルウェア開発の研究費用に充てた事でしょう。

 

 

https://minkabu.jp/stock/3907

シリコンスタジオ/MINKABU

 

 

シリコンスタジオの事件

デジタルコンテンツ関連の人材派遣及び紹介事業等を運営しているシリコンスタジオ株式会社は、創業から約25年の実績のある企業です。
運営する事業における大きな不祥事や事件がこれまでに報道されたことはありません。
自社に関わる事件としては、シリコンスタジオの子会社であるイグニス・イメージワークスが請負先の制作案件に関する業務委託費用の未払いについて提訴したことがありました。

 

 

子会社が提訴された。

 

 
訴訟内容はイグニス・イメージワークスがツェナワークスより請けたスマホゲームのインゲームアセット制作の業務委託代金は、成果物の内容に対して随時確定していく形をとっていました。
訴訟前の段階で2020年6月~2021年1月に1億8000万円を受領していましたが、それを超過する委託費用に関して提訴をしています。
シリコンスタジオ側が顧客から提訴されたりする事例はこれまでに発生していませんでした。

 

 

https://gamebiz.jp/news/352615

ツェナワークス、イグニス・イメージワークスに6900万円の支払を求める反訴/株式会社ゲームビズ

 

 

シリコンスタジオのその後

デジタルエンターテイメントの可能性を拡げる想像力と技術力を提供する事業を展開するシリコンスタジオ株式会社はゲームコンテンツ事業からは撤退しましたが、新たなサービスの提供に向けて研究・開発を行っています。
グラフィックスの新たな技術を求めて、優れたエンジニアの面々が研究・開発に努めています。
主な取り組みとして、レイトレーシング技術の研究、機械学習の応用研究などがあります。

 

 

更なる発展に向け研究を続けている。

 

 
レイトレーシング技術に関しては、グラフィックスハードウェアの進化でリアルタイムでのレイトレーシングが可能になっている現状から、直接的な描写だけではなく様々なシーンへの応用が可能です。
ハードウェアの性能を高めて、機能を有効活用して独自表現できる取組に努めています。
機械学習の応用研究ではディープラーニングを使った応用技術の研究を主に行っています。
ディープラーニングには幅広い可能性が秘められているため、あらゆる用途への応用が可能で高品質なグラフィックハードウェアを活用する最適な学習方法の追求も行われています。

 

 

 

https://www.siliconstudio.co.jp/rd/

研究開発/シリコンスタジオ株式会社