農業で上場??農業総合研究所とは

日本の未来の農業を担う企業、農業研究所

農業総合研究所は、農業とITベンチャーを融合させた企業です。
生産現場から販売現場まで今まで実践してきた経験を活かし、ITを駆使して農産業を総合的にコンサルティングを行っています。
また今までにない、クリエイティブで新しい農産物流通を創造します。
農業総合研究所のビジョンは持続可能な農産物を実現し、生活者を豊かにすることを掲げ、日本から世界に掛けて農産がなくならない仕組みを構築することを目指しています。

農業総合研究所の事業内容

農業総合研究所は2007年に和歌山県で創業し、現在では33都道府県で展開しています。
2016年2月時点において登録生産者数は5231、集荷場53、スーパーなどの取引店舗数は570となっています。
事業内容は農産物委託販売システム事業、農産物流販売事業、農業コンサルティング事業を行います。
農産物委託販売システム事業は、生産者や生産物直売所と連携をして、スーパーマーケットなどを中心としたインショップ形式の直売所で委託販売を行うための物流、情報、決済のプラットフォームを提供します。
この方式を行うと、生産者は農産物を規格にとらわれることなく自由に生産することができるので、自ら販売価格や販売先を決める事ができるのが特徴的です。
農産物流販売事業は、国内外問わずに多彩な農産物流通チャネルを構築する事で、海外輸出入、PB向け卸取引、ギフト商材等を通して生産者直送農産物に貢献できます。
農業コンサルティング事業は、農業参入企業や農産物直売へのコンサルティング等、農業に関わる生産、流通、販売をトータル的にコーディネートします。

環境としては、生産者と連携した直売所事業は需要がとても多い案件ですが、事業内容のインパクトが薄いので人気という観点では期待が低いと考えられます。 上場企業はとても少ない傾向にあリ、競合他社はほとんど存在しないと思われます。

農業総合研究所の経営者と初農業ベンチャー

農業総合研究所の経営者は、及川智正氏です。
1975年生まれで埼玉県出身、春日部共栄高等学校を卒業後、東京農業大学農学部農業経済学科に入学し、1997年に卒業をします。
そして同年に、株式会社巴商会に入社します。
2006年4月にエフ・アグリシステム株式会社に入社し、2007年10月に株式会社農業総合研究所代表取締役に就任します。
農場ベンチャーとしては初の上場となります。
全国の生産者とスーパーなどの売り場をITと連動して直接繋ぐ、今までにない農産物流通システムとしているのが特徴で、今後日本の農業業界の改革を期待されています。