2015年にヘルスケアリートとして設立された投資法人

ジャパン シニアリビング 投資法人について

ジャパンシニアリビング投資法人は、ヘルケア業界と資本市場を繋ぎ、ヘルスケア業界の成長をサポートするヘルスケアリートとして設立されました。
同法人のスポンサーはメイン出資社のケネディクスの他、SBI新生銀行、長谷工コーポレーション、三菱UFJ信託銀行、LIXIL、SOMPOホールディングスが出資して運営されています。

同法人の資産運用会社はジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社で、資本金は当初2億円でした。

 

 

ヘルスケアリートとして設立された

 

 
ヘルスケア関連施設は、賃料が固定で長期の賃貸借契約を結ぶ傾向が強く、一般的な不動産物件と比較して、ヘルスケア関連施設の賃料に関しては景気変動に左右されない面があります。
運営実績のある運営者を選定し、長期賃貸借契約締結による安定したキャッシュフローの実現が可能です。

 

 

https://www.kdx-reit.com TOP/KDX不動産投資法人

 

 

ジャパン シニアリビング 投資法人の事業内容

高齢化が進む日本の現状を踏まえ、シニア向けのヘルスケア施設特化型リートとして誕生したジャパンシニアリビング投資法人の投資対象のおよそ70%がシニアリビング施設となっています。
内訳は、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、その他となります。
残り30%はメディカル施設への投資で、病院、診療所、医療モール、介護老人保健施設、その他です。

同法人は、運営者の資金調達、バランスシートのスリム化などのニーズに対して、資産保有機能を活かし施設のセール&リースバック機会の提供で貢献をしています。

 

 

有料老人ホーム、メディカル施設へ投資した

 

 
新規施設開設の際には、同法人が持つ広い知見・ノウハウ及びスポンサー企業が持つ開発能力などを活用し、最適な開発ソリューションの提供が可能です。
施設の運営状況に関しても情報収集を適切に行い、課題を明確にして運営者と中長期的な信頼関係を構築し、共に成長を目指していきます。
施設に運営上の問題が発生した際は必要に応じ、設備・建物の修繕・回収の提案や運営方法ん関する提案・協議を適宜行い、改善を促します。
幅広い業界のスポンサー企業を持っていることも運営の大きなメリットで、安定した運営が可能です。

 

 

https://www.kdx-reit.com/ja/about/structure.html 本投資法人の仕組み/KDX不動産投資法人

 

 

ジャパン シニアリビング 投資法人の初値と評価

ヘルスケア施設特化型のリートとして、損保会社・大手銀行等6社をスポンサーとしてケネディクス株式会社が運営していたジャパン シニアリビング 投資法人は、2015年7月に東証不動産投資信託証券市場に上場しています。

 

 

予想を下回る結果となってしまった

 

 
株式公開時の公募価格は190000円で、公募株数は83750株、売出し口数は3250株でした。
高額が期待されましたが、実際の初値は170000円と公募価格を20000円下回るまさかの残念な結果となっています。
公開価格が仮条件の助言で決定しなかったことなどが、出来高が少なくなる大きな要因となりました。

 

 

https://minkabu.jp/stock/3460/chart ジャパン・シニアリビング投資法人のチャート/MNKABU

 

 

ジャパン シニアリビング 投資法人の事件

投資会社のケネディクス、三菱UFJ信託銀行、新生銀行、LIXIL、SOMPOホールディングスなど、各業界の有力企業が協力し設立されたジャパンシニアリビング投資法人は2015年に上場しています。
同法人時代が起こした不祥事や事件などはありませんが、同法人の資産運用会社であるジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社を装って投資勧誘を行う詐欺事案が発生し、注意喚起が行われた事例がありました。
ジャパン・シニアリビング・パートナー株式会社が運用するヘルスケアリートへの投資に関して、株式会社リート投資法人という会社が投資を促すDMを投資家に送っています。

 

 

投資勧誘の詐欺事案があった

 

 
ジャパンシニアリビング投資法人を資産運用する会社は正しくはジャパン・シニアリビングパートナーズ株式会社であり、極めて近い名称で嘘の出資を募る悪質なものと考えられ、協力企業から注意喚起が行われました。
主体的に運営するケネディクス株式会社と、このDMを送ってくる2つの企業とは全く関係がなく、このような形で投資勧誘を行った事実もありませんでした。

 

 

https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/notices/notices-6004247329215716373.html ジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社を装ったヘルスケアリートの投資勧誘にご注意ください/SBI新生銀行

 

 

ジャパン シニアリビング 投資法人のその後

ヘルスケア施設及び宿泊施設への投資を目的として2014年に設立され、東証にも上場していたジャパンシニアリビング投資法人は、2018年に出資元が同じであるケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人に吸収・合併され、その役割を終えています。
ケネディクス・レジデンシャル投資法人に吸収・合併された背景には、ジャパンシニアリビング投資法人の外部成長が難しい状況が長く続いたことが挙げられています。

 

 

吸収合併する事となった

 

 
この合併が正式に公表される前の段階で出資額が予想を大きく下回る状況で推移していたため、増資が極めて困難な状況となっていました。

同法人が投資しているシニア住宅は利回りが低い形での取引が継続されていたため、ディスカウント増資を行うことも困難です。
このような状況では投資家のリスクも増すため、リスク軽減を図る意味でもこの合併が必要不可欠な状況でした。
この合併は投資家からは概ね評価され、株価の方も上昇する形となりました。
補足ですが、合併したケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は、同じくケネディクスがスポンサーのケネディクス・オフィス投資法人に2023年に吸収合併され、法人としての役割を終えています。

 

 

https://www.kdx-reit.com/ja/merger/index.html 合併について/KDX不動産投資法人