現代に欠かせないソリューション事業で大きな結果を出しているあの会社
PCIホールディングスについて
IT関連事業は現代社会において欠かすことのできない重要な事業の一つとなっていますが、ソリューション事業と大きく業績を伸ばしているPCIホールディングス株式会社は、2005年4月に株式会社M&Sとして設立しました。
同年9月に株式会社アイルネット、資本金を2億6250万円に増資しています。
2006年9月アルファインフォメーションソリューションを子会社化、翌2007年4月にはProfitCube株式会社を子会社化すると同時に、社名を株式会社M&SからPCIホールディングス株式会社へと変更しました。
同年に子会社化したオープンソースジャパン株式会社を2008年にアイルネットと合併し、アイルオープンソース株式会社に社名を変更しています。
その後、2010年にアイルオープンソースとアルファインフォメーションソリューションを合併し、PCIアイオス株式会社を設立、2012年にソリューション事業の中核を成すPCIソリューション株式会社を設立しました。
その後も子会社を増やしながら資本金も増資、資本金を5億6546万円に増資すると同時に東証マザーズ市場に上場を果たしています。
資本金を約10億年に増資した2016年に東証一部に市場を変更、M&Aによる子会社の増加傾向になりました。
2018年に本社を東京都江東区から港区虎ノ門へと移転、BluePlanetWorksとの間に合弁会社を設立、VSE株式会社を連結子会社化するなど事業規模をさらに拡大していきます。
2019年から2020年にかけても連結子会社の増加傾向は進み、2021年には資本金は20億円を超えるまでに増加しました。
2022年に市場を東証プライム市場に移行、PCIソリューションズとシーエルシーの合併、株式会社りーふねっとの全株式譲渡を経て市場を東証スタンダード市場へと移行、現在に至っています。
https://www.pci-h.co.jp TOP/PCIホールディングス株式会社
PCIホールディングスの事業内容
情報サービス事業により大きく業績を向上させているPCIホールディングス株式会社は、エンジニアリング事業・プロダクト/デバイス事業・ICTソリューション事業の3つを柱として運営されています。
エンジニアリング事業部門では、請負・派遣といった形態でソフトウェア開発、キッティング業務に加えPCコールセンター業務により構成され、業績は順調です。
組込みソフトウェア開発は、自動車・重機・建機等のソフトウェア開発及び電気通信分野向けの装置開発を主としていますが、情報家電機器・各種産業機器等のソフトウェア開発も行っています。
プロダクト/デバイス事業部門ではハードウェア関連事業及び半導体に纏わるソリューション提供を主としており、こちらの事業の業績も順調です。
ハードウェア関連においては、顧客の要望に応じて特定機能を果たすコンピューターシステムの開発・設計・販売を行っています。
半導体関連のソリューションではLSIの設計・開発、デバイスドライバーの組込み及びソフトウェア開発など、システム機器からソフトウェアまで幅広いソリューション提供が行われてきました。
ICTソリューション事業では、これまでに同社が行ってきた開発実績と培ってきたノウハウ及び通信技術・制御技術等の強みを有効に活用した取り組みが為されています。
AIによる画像解析技術活用により、街中・作業現場の安心・安全を守るサービスの開発の他、クラウドサービスとの連携によるシステム開発など顧客の抱える課題解決に結びつく幅広い取り組みで実績を上げてきました。
https://www.pci-h.co.jp/business 事業案内/PCIホールディングス株式会社
PCIホールディングスの初値と評価
業務システムのソフトウェア・自社ソリューションの開発及びITエンジニアの派遣情報サービスを主事業とするPCIホールディングス株式会社は、2015年8月に東証マザーズ市場に上場を果たしています。
株式公開時の公開価格は2530円、公開株数は414000株、売出株数は214000株、公募株数は20万株でした。
株式の売買単位は100株、上場後の初値は6820円と公開価格を205倍以上上回る順調なスタートを切っています。
株式公開により得た資金は、関係先企業への投融資資金及び借入金の返済等に充てらた事でしょう。
https://minkabu.jp/stock/3918 PCIホールディングス/MINKABU
PCIホールディングスの事件
ITソリューション事業と半導体ソリューション事業の2つを主事業としているPCIホールディングス株式会社は、ソフトウェア関連の企業のM&Aを実施しながら業績を伸ばしています。
創業から上場、現在に至るまで大きな事件の発生はありませんが、同社が展開するクラウドサービスにおいて不正アクセスを受ける被害が過去に報告されました。
同社の連結子会社PCIソリューションズが顧客サービス用として使用しているクラウドサービスにおいて、2024年2月に不正なアクセスを受け障害が発生しています。
このトラブルについては、顧客からアクセス障害が起きているという連絡を受け発覚しました。
原因調査の結果、悪意のある何者かがクラウドサービスに不正なアクセスを行い、同社が提供しているサービス関連の格納データを削除したことにより障害が発生したことが分かっています。
影響を受けたシステムの障害に関しては、不正アクセスがあったことを公表した時点で復旧が完了、情報流出等に関しては調査中としていました。
被害のあった格納データ中に個人情報が含まれていなかったことが後に公表されています。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.pci-h.co.jp/news/docs/240219.pdf 当社グループのクラウドサービスへの不正アクセス発生について/PCIホールディングス株式会社
PCIホールディングスのその後
IT関連の幅広いソリューション事業を展開し、企業に貢献しているPCIホールディングス株式会社はM&Aを重ねて事業規模を拡大し、業績も伸ばしてきました。
事業が順調に推移している中、環境問題に関する取り組みも積極的に行われています。
気候変動問題は世界中の事業や生活に大きな影響を及ぼしていますが、同ホールディングスでは気候関連財務情報開示タスクフォースの提言に賛同、気候変動に関する取り組みの情報開示を強化してきました。
気候変動関連において同ホールディングスが受けるリスクについて分析し、代表的なシナリオを想定、主事業に及ぼすリスクについて検討を重ねています。
想定したシナリオを活用し対応策についても幅広く検討、活かすことが可能な状況にあります。
https://www.pci-h.co.jp/news/index.html ニュース一覧/PCIホールディングス株式会社





