日本を代表する経営者特集 「サントリー 新浪剛史」
誰もが知るサントリー
サントリーは大阪市に本社を置く、日本の洋酒、ビール、清涼飲料水の製造、販売を行う企業です。
主な事業はアルコール飲料を販売していますが、1980年代以降から清涼飲料水も販売しており、こちらについても地位が高い傾向にあると思われます。
かつてはサントリー株式会社を中心としていましたが、2009年よりサントリーホールディングス株式会社を中心とした持ち株会社となっています。
サントリーの歴史
サントリーの歴史は古く、歴史をさかのぼると明治時代の1899年2月に、実業家の鳥井信治郎氏により葡萄酒の製造販売を目的に、京都の郊外の山崎の地に鳥井商店を創業した事から始まります。
そして大正に入り1921年12月に株式会社壽屋を設立し、日本で初めてとなるウィスキー蒸留所を建設し、酒類を中心に開発に取り組みます。
そして1929年4月、初めて発売したウィスキーに名付けた商品名をサントリーとしました。
このサントリーという名前の由来は、当時発売していた赤玉ポートワインと鳥井信治郎氏の名前を合わせて付けられています。
つまり、赤玉ポートワインの赤玉を太陽に見立てて英語でサンとし、更に鳥井信治郎氏の鳥井を合わせてサントリーとなったと考えられています。
そして月日が流れ、1963年3月にビール発売を切っ掛けに新たな地へ向かうという思いを込めて、商品名であるサントリーからサントリー株式会社に商号変更しました。
現在では、持株会社としてサントリーホールディングス株式会社を株式転移で設立しています。
サントリーの歴代の社長は、鳥井信治郎→佐治敬三→鳥井信一郎→佐治信忠→新浪剛史となります。
新浪剛史という人物
新浪剛史は、1959年1月に神奈川県横浜市にて誕生します。
経歴は1977年3月に神奈川県立横浜翠嵐高等学校を卒業し、1981年3月に慶応義塾大学経済学部を卒業、そして同年4月に三菱商事株式会社に入社します。
1991年5月にはハーバード大学経営大学院修了し、1995年にソデックスコーポレーションの代表取締役、1999年7月三菱商事株式会社生活産業流通企画部に就任します。
更に2000年にはローソンプロジェクト統括室長兼外食事業の室長となり、2002年3月に株式会社ローソンの顧問、同年5月には同社代表取締役社長執行役員、2005年3月、同社代表取締役社長兼CEOとなります。
そして2014年10月には、サントリーホールディングス株式会社の代表取締役社長に就任しています。