米フィデリティ帝国について、「フィデリティ・インベストメンツ」
フィデリティ帝国を支配するジョンソン家
フィデリティ・インベストメンツとは世界有数の独立系の資産運用グループであり、1946年にエドワード・C・ジョンソン2世によってアメリカのボストンに創設されました。
起業以来同社は発展し続けており、世界の主要マーケットにおいて様々な投資運用サービスを提供し続けています。
またこの業界にしては珍しく、長期的な収益を顧客第一主義に基づいた経営方法で導いて行くという理念を持っており、それを強みに発展して来ました。
また海外進出の第一歩は日本であり、フィデリティ・インベストメンツにとって日本は現在においても重要な拠点のひとつであると考えられています。
社名のフィデリティとは誠実・忠実・忠誠を意味しており、顧客第一主義の理念を端的に表していると言えます。
またその理念は日本で言う人情で行われるものでは決して無く、理論的かつ客観的事実に基づいた合理性を持った経営方針で実行されているものであり、ひいてはそれが顧客に対して誠実であるとされています。
フィデリティ・ワールド・インベストメントの歴史
フィデリティ・インベストメンツは現在、米国のみならずヨーロッパやアジア、中東といった全世界の投資家に向けて資産運用サービスを提供する傘下の企業を統括する企業ブランドとして確立しています。
顧客対象は個人投資家、機関投資家を主なターゲットとし、またそのターゲット層に対するサービスを最善の形で提供出来ると言う絶対の自信が溢れていると考えられています。
1946年に起業した後、初の海外進出を日本に決めたあとは1973年にロンドンへも事務所をおきました。
そして次にアジアの地固めとして1981年に香港事務所を解説し、欧州への本格的進出は1991年にルクセンブルクを起点に徐々に諸外国へ事務所を構えて行きました。
その拠点数は現在24カ国にも及び、そのサービスを行う調査・運用体制の要としてロンドン・香港・東京を要としています。
2010年のデータになりますが、フィデリティ・ワールドワイド・インベストメントの運用資産額は管理資産を含む約35億ドルと言われており、現在でも世界有数の金融機関であると考えられています。
顧客数は2000万人を超えるとされており、その数は今後ますます増大して行くと予測されます。
現在では珍しくなった私企業として、長い歴史をその起業からジョンソン一族が支えており、一貫したぶれない経営方針は顧客第一主義のもと、従来のユーザーのみならず、新規ユーザーの信頼も獲得して行くものと推察されます。