ニュース配信や生成AI搭載のChatGPTなどのサービスを提供しているあの会社
Gunosyについて
従来の新聞や雑誌などと違い、ネットでは常に最新の情報が得られるためニュースを配信アプリで読む人が多い状況にあります。
株式会社Gunosyは情報キュレーションサービスの開発・運営を主事業とする日本の企業で、グノシーやニュースパスなどのニュース配信アプリ運営で知られています。
設立は2012年に六本木に本社を置いて誕生し、翌年に現在の主要サービスとなるグノシーの提供を開始しました。
2013年末にGunosyAdsの配信、2014年にGunosyアドネットワークのサービスをそれぞれ開始しています。
同年にはグノシーのダウンロード数が500万を突破し、着実に業績をアップしていきました。
翌2015年に東証マザーズ市場に上場を果たすとダウンロード数はさらに大幅に増加し、1000万を突破しています。
2016年にはニュースパス、2017年にはルクラのサービスを続けて提供し、業績も大きくアップすることとなりました。
同年末にマザーズから東証一部へと市場を変更、翌年にはサイバーエージェントとの合弁会社、シンガポールに子会社を設立するなどで事業規模を拡大しています。
2018年にもAnyPayとの合弁会社を設立、年末にグノシースポーツの配信も開始しました。
2019年にはグノシーが3000万、ニュースパスが1000万のダウンロード数を突破、ネットユーザーに欠かせないものとなっています。
グノシー、ニュースパスのダウンロード数も着実に増えていく中、2021年には新たにYOUINのサービスも開始しました。
2022年に東証の市場を一部からプライムに移行するタイミングで翌年ルクラのサービスを終了、新たに業務支援特化型生成AIサービスのウデキキが開始されています。
https://gunosy.co.jp TOP/株式会社Gunosy
Gunosyの事業内容
通信インフラが急速に発達しスマートフォンの利用者も激増、SNSが普及している現代のネット社会で情報キュレーションサービスを展開する株式会社Gunosyは高い実績を残しています。
同社が提供しているグノシーは速報性・網羅性の高さがユーザーから評価され、ダウンロード数が4000万を超える大ヒットサービスとなりました。
ネット上の様々な情報を同社独自のアルゴリズムにより収集し、ユーザーに提供しています。
Gunosyは品質とメディア価値向上を目的として大幅なリニューアルを実施、投資対効果を高めるため広告宣伝に関する投資を増額しました。
ニュースパスはニュースを簡単な操作でチェックすることが可能なアプリで、提携のメディアから配信されたニュースを自動的に選定しユーザーに届けることが可能です。
メディア事業としては、KDDIと共同で提供しているauサービスTodayがauユーザーから高い支持を得ています。
業績が大幅に向上している事業としてはゲームエイトグループの事業もあります。
国内最大規模のゲーム攻略Wikiのゲームエイトは、現在のGunosyグループの大きな柱として業績をアップしています。
ゲームエイトは課金ゲームユーザー向けのSMARTGAMEというプラットフォームサービスを提供する子会社を持ち、こちらもユーザーから支持されています。
https://gunosy.co.jp/service サービス/株式会社Gunosy
Gunosyの初値と評価
情報キュレーションメディア・グノシーの提供・運営を主に行っている株式会社Gunosyは、設立からわずか3年の2015年に東証マザーズ市場へ上場をしています。
株式公開時の公開価格は1520円で公開株数は約680万株、公募株数は350万株で売買単位は100株でした。
上場後の初値は1520円で、公開価格と同じ金額でのスタートとなりました。
市場スタート時には1680円まで上昇しましたが、最終的に公募価格と同額に落ち着くこととなっています。
上場により得た資金は、同社のサービスを広めるための広告宣伝活動費用に充てられた事でしょう。
https://minkabu.jp/stock/6047 Gunosy/MINKABU
Gunosyの事件
情報サービスのグノシーを運営する株式会社Gunosyは総ダウンロード数が4000万を超えるなど、多くのユーザーに利用され業績を着実に上げています。
創業から現在までに一度、全国紙や大手マスメディアに取り上げられる大きな事件が報告されています。
報道によると2022年10月にGunosyの執行役員だった男性が、前勤務先の不動産会社の執行役員時代にネットシステムの開発・保守・運営を請け負っていたウェブ制作会社の経営者と共謀し、業務委託費用を水増し請求するなどで勤めていた不動産会社に約3000万円の損害を与えた疑いで逮捕されました。
不動産会社側が高額な請求に不審を持ち、社内調査により不正が発覚し2021年に刑事告訴しています。
Gunosyの執行役員だった男性は、不正が発覚した2020年3月に懲戒解雇処分となっていました。
Gunosy在籍時の事件ではありませんが、有名企業の執行役員逮捕ということで多くのメディアから大きく取り上げられる事態となりました。
https://www.corporate-legal.jp/news/4994 グノシー執行役員、元勤務先への背任容疑で逮捕/企業法務ナビ
Gunosyのその後
ネット上のニュースや情報をいち早くユーザーに届けるキュレーションサービスを主事業とする株式会社Gunosyでは、創業当初から提供しているグノシーをリニューアルしサービスの質を高める取り組みを行っています。
新しいサービスの提供にも積極的で、ウデキキは近年大きく注目されているChatGPTを搭載した生成AIサービスとなっています。
議事録・ビジネスメールの作成などにChatGPTを活用し、知識不要で簡単に利用することが可能です。
専門知識が不要なので誰でも簡単に業務に携わることができるため、業務の大幅な効率化も可能にしています。
https://gunosy.co.jp/news/402 ChatGPT “導入止まり”から“活用”へ。Gunosyから業務支援特化 生成AIサービス「ウデキキ」登場 10月13日予約開始 特別な知識がなくてもChatGPTを業務活用できる機能を搭載。初期費用0円キャンペーン実施中/株式会社Gunosy