【特集】近くて近い「韓国の最新 モバイル企業」 ⑤イエロモバイル

イエロモバイルとは

イエロモバイルは韓国のモバイル企業です。
総合モバイルサービス企業として大きな存在感を示しています。
買収を進めて事業規模を拡大させています。

創業から買収を進めている

イエロモバイルは2012年の夏ごろに創業しました。
創業以来、多くのモバイル関連企業を包み込んで、巨大な総合モバイルサービス企業として成長していきます。
そのスピードは速く、買収を進めて40社近くを傘下に収めました。
毎月150万ドルの利益を上げていて、今後も事業拡大に向けた取り組みをしていくようです。
最終目標は、買収を繰り返してアジア最大のモバイルサービス企業になることです。
そんなイエロモバイルに対して、投資家たちはものすごく注目しています。
資金調達は総計7,800万ドル以上に及び、それにより買収を加速させました。
さらに資金調達を進め、スタートアップの買収、買収した企業のマーケティングに活用していきます。

イエロモバイルの買収戦略

その他の国でも同業他社の買収を進めて規模を拡大している企業があります。
イエロモバイルが買収の対象にしているのは、韓国国内のスタートアップだけではありません。
アジア最大のモバイルサービス企業を目指しているだけに、東南アジアや日本などアジア全土を見据えています。
イエロモバイルが買収した企業の中には、インドネシアの企業も含まれています。
戦略としては、スタートアップの株を買う方法で事業を拡大しています。
株式交換による買収で、スタートアップの創業者はイエロモバイルの持ち分を得るため長期的な経営に関わることができます。
イエロモバイルの買収戦略は、単なるM&Aではなく「同盟」であると、当社は見解を示しています。
買収に使用する資金をもとに、傘下企業を支える人材を育て、マーケティングに資金を回すことができます。
同盟により、スタートアップは人材・マーケティング・財政面でのサポートがイエロモバイルから受けられます。

韓国国内での反応

韓国国内では、イエロモバイルの買収戦略に少し疑問を抱いている人がいるようです。
イエロモバイルがモバイル事業に特化していることから、将来的にソフトバンクなどと競合をするのかと考える人がいます。
今後の方向性としては、モバイルメディアかモバイル広告の分野を重点的に買収するという見方もあります。
イエロモバイルはすでにモバイル広告8社を買収していて、今後さらにモバイル広告の企業を買収するのかが考えられます。