【特集】近くて近い「韓国の最新 EC企業」 ④ミミボックス

ミミボックスとは

ミミボックスは韓国でEC事業を展開しています。
ECサイトでは、化粧サンプルを販売しています。
韓国ではコスメ系のサービスとして人気があります。

サービスの提供と資金調達

ミミボックスは2012年に、予約購入型サービスとして創業しました。
開業からわずか2年にして、アメリカや中国などに進出し、海外へサービスを拡大しています。
O2O市場にも進出し、他の企業と特徴が違うことが注目を集めました。
既存のコスメブランドは実店舗での展開がメインで、百貨店に入店した企業のみがオンラインで販売するのが通常です。
しかし、ミミボックスでは予約購入とECプラットフォームで集客し、後にセレブたちの協力により自社ブランドをリリースしました。
このところがほかのブランドとの違いです。
資金調達は、2015年に国内外のベンチャーキャピタルから約2,800ドルの資金調達を行いました。
世界規模での資金調達を実現しました。

韓国でのサービス展開

韓国国民は世界で最も化粧品にお金をかけている国民です。
ソウルの街並みを見れば、コスメショップが多く立ち並んでいます。
実店舗での展開が儲かるビジネスモデルだといわれてきましたが、ミミボックスではあえて実店舗を持たずにオンラインで勝負に出ました。
その後グローバルに展開し、市場規模年間5,000億ドルといわれる世界の市場に入りました。
ソウルで創業したミミボックスですが、現在の拠点はサンフランシスコで、コスメやスキンケア商品を低価格で販売しています。
海外で同様のサービス展開をしているところに、アメリカのバーチボックスがあります。
そこと同様に、コスメの月間デリバリーサービスを展開し、後に化粧品販売のプラットフォームとして成長します。
自社ブランドの商品も販売するようになり、さらに海外で展開していくようです。

実店舗での販売も行っている

ミミボックスの化粧品販売はオンラインでの販売に限りません。
香港に本社を置くドラッグストア「ワトソンズ」に、ミミボックスの製品を展開しています。
このように実店舗でも自社ブランドを展開しています。
韓国国内の商業施設「ロッテヤングプラザ」において、期間限定でミミボックスのストアを出店しました。
期間限定でしたが、ミミボックスは多くの人気を集めました。
オムニチャネルでのビジネスモデルを構築し、コスメを試さずに購入を諦める人のニーズに応えたストアも話題です。
この販売戦略は既存の流通を変える新しいタイプのビジネスモデルとなっています。