不動産売買仲介専門フランチャイズで国内第一位と言えば

2024年8月30日2024年8月30日担当更新 81 Views IPO、新規公開株、日本を代表する企業

ハウスドゥについて

不動産サービス全般を全国展開する株式会社ハウスドゥは、リースバックというこれまでの不動産業界にはなかったサービスで業績を伸ばしてきました。
創業は1991年で不動産仲介の会社として京都府に本社を構えます。

1998年に株式会社安藤工務店を設立、リフォーム事業を開始しました。
2002年に京都市内にショールームをオープンするとともに、中古住宅再生販売事業に参入します。
翌2003年に不動産売買の事業も開始、2005年からハウスドゥブランドとして事業の展開をスタートしました。
リフォーム事業を株式会社ハウスドゥ、不動産仲介業を株式会社ハウスドゥネットワークとしてグループ内企業の再編を行います。

2006年にフランチャイズ事業をスタート、同年6月には加盟店が15店舗になりました。
2007年に67店舗、2008年に118店舗と加盟店は年々順調に増えていきます。
2009年にはフランチャイズ事業を円滑に運営することを目的にフランチャイズ事業部をグループ内企業へと再編しました。
2010年には住宅販売事業を手掛けるハウスドゥ住宅販売をフランチャイズシステムズの子会社として設立します。

　
その後、2011年にハウスドゥとハウスドゥフランチャイズシステムを事業統合し、株式会社ハウスドゥに商号変更しました。
人材紹介業のキャリアコンサルティング、住宅ローン斡旋、代行業目的のローンサービスなど子会社を次々設立し事業規模を拡大します。

2013年にハウス・リースバック事業を開始した頃にはフランチャイズ加盟店は約270店舗にまで拡大しました。
順調に業績を上げてきた結果、2015年に東証マザーズ市場に株式を上場、翌年には加盟店は370店舗を超えるまでになります。
同年に東証一部に市場変更、2017年には賃貸不動産仲介・管理事業のブランドレントドゥを設立します。
フランチャイズ事業加盟店が700店舗を超えた2022年に商号を株式会社AndDoホールディングスに変更、東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行翌年にはタイにもフランチャイズ店がオープンするなど、海外進出も果たしています。

https://www.housedo.co.jp

TOP/株式会社And Doホールディングス

ハウスドゥの事業内容

総合住宅サービス企業として全国にフランチャイズ展開する株式会社ハウスドゥは事業規模を年々拡大し、大きなフランチャイズチェーンとなりました。
CMなどでよく知られるフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業の他、不動産売買、不動産流通、リフォーム、建物管理の事業も行っています。
フランチャイズ事業では、すべてのエリアに店舗を持ち直営店での実績に基づいた集客ノウハウ・人材教育を活かしたサービス提供に努めています。

　
将来的に国内1000店、アジア圏50000店出店という高い目標を掲げています。
近年CMで話題になっているのがハウス・リースバック事業で、売却した自宅にそのまま住めるというフレーズで注目を集めました。
資産を売却した顧客が売却後、リース契約を新たに結びこれまでと変わらず生活できるシステムで、資金調達・資産整理の考え方を変えた不動産を活かすサービスとして好評です。

https://www.housedo.co.jp/and-do/business/franchise/fc.html

フランチャイズ事業/株式会社And Doホールディングス

ハウスドゥの初値と評価

不動産管理サービスのハウスドゥをブランド展開する株式会社ハウスドゥは、2015年3月に東証マザーズ市場に株式上場を果たしました。
上場時の公開価格は3600円で公募株数は123000株、売出株数は63100株、売買単位は100株でした。
上場後の初値は5300円で公開価格を47％以上上回る好調なスタートが切れています。

　
株式公開により得た資金はフランチャイズ事業拡大による運営資金の増強、各種サービスを展開するブランドの認知度向上のための広告宣伝費などに充てられる予定です。

https://minkabu.jp/stock/3457

ＡｎｄＤｏホールディングス/MINKABU

ハウスドゥの事件

リースバックのサービスで一躍名を馳せた株式会社ハウスドゥは、フランチャイズ契約の店舗が約700の大型フランチャイズチェーンとして実績を高めています。
過去に2件の不祥事、事件が報道され話題になっています。
一つ目は2017年にハウスドゥのフランチャイズ加盟店の運営会社に勤める契約社員が顧客から現金を脅し取ろうとして逮捕された事件です。

　
こちらは株式会社ハウスドゥそのものの問題ではありませんが、加盟店の社員であったことから大きく報道されました。
二つ目はハウスドゥの子会社に勤めていた元従業員が2021年に同社を退職する際に所属部署で保管されていた顧客情報を不正に持ち出したことが発覚します。
刑事告訴し不正競争防止法違反で逮捕に至りました。

https://www.security-next.com/133398

従業員が営業情報を不正持ち出し – And Do HD子会社/Security-NEXT

ハウスドゥのその後

ハウス・リースバックのサービスで知名度が大きく向上し業績も順調な株式会社ハウスドゥは、中古住宅を魅力のある物件にするリフォーム事業でも注目されています。
リサイクル、エコロジーが環境問題に直面する21世紀の社会では必要不可欠な概念として考えられています。
ハウスドゥではこの二つを合わせたリコロジーという概念を提唱して、100年リフォームで住まいの再生を目指しています。