伝統的な産業にインターネットを持ち込み産業構造を変える「ラクスル」
ラクスル株式会社とは
ラクスル株式会社は、東京都品川区上大崎に本社が所在する印刷通販事業の会社です。 創立は2009年9月で、印刷発注の新たな仕組み作りを目指し起業しました。 2010年4月に、印刷通販価格比較サービスサイト「印刷比較.com」を設立しました。
同年8月本社を業務拡大により東京都港区海岸へ移転、「印刷比較.com」を「raksul」に名称変更と共にサイトをリニューアル、12月の時点で「raksul」の累計PVが1,000,000を突破しています。 2011年9月時点で資本金を1940万円まで増資、「raksul」のサイトをリニューアルし港区芝浦へ本社を移転しました。
2013年3月には印刷通販事業も新たに開始、業務の大幅拡大に伴い本社を港区虎ノ門へと移転し、2014年4月時点で資本金を18億円にまで増資、資金力を強化しました。 TVCMの放送も開始され、広く認知されることとなりました。
2015年10月にはシンガポールに100%出資の子会社「PAKSUL INTERNATIONAL PTE.LTD」を新設、現在の所在地である品川区上大崎に本社を移転しています。 新事業の物流サービス事業「ハコベル-Hacobell-」を開始、2016年8月時点で資本金を79億円にまで増資し、大型企業へと変貌しています。
そして、ラクスル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:松本恭攝)は、本日2018年5月31日(木)、東京証券取引所マザーズに上場いたしました。
ラクスルのサービス内容について
ラクスルでは、現在3つのサービスを主に展開しています。
「印刷サービス」 チラシ・名刺・ポスター・DMなどの印刷物を、簡単に安くインターネットで注文ができる印刷通販サービスです。 ラクスルには豊富な商品ラインナップ・安価な費用・高品質・購入ステップの簡素化・小ロット対応・信頼できるサポートの6つのメリットがあり、多くの企業から支持を受けています。
安価な費用の理由は、生産委託で提携会社の印刷機の非稼働時間を利用して印刷していることが考えられます。 また、注文を集めて大量印刷することでも費用を抑えることが可能になっています。 「集客サービス」 顧客先別にデザイン制作・印刷・配布(ポスティング・折込・DM等)までの全てのプロセスを、一括してラクスルが統合するサービスです。 販促・集客を手間をかけずに行いたい顧客向けのサービスで、デザイン素材も5万点と豊富でテンプレートから簡単にチラシや名刺を作成することも可能です。
「運送サービス」 ラクスル提供の新運送サービスが「ハコベル」です。 ハコベルは、PCやスマホアプリから簡単に短時間で荷物配送の予約が可能になるサービスで、ハコベルネットワークに加入している運送会社の非稼働時間を利用して配送することで、安心且つ高品質で安価なサービスを実現しています。
ラクスルの経営者の思い
ラクスルは、これまでの古い産業を新しい仕組みの導入で商売の改革を目指して、経営者が事業展開をしています。
日本の99%をラクにスルという理念で社名をラクスルと命名したと、後に代表取締役松本恭攝氏は語っています。 最初に始めた印刷事業も、多くの印刷会社の印刷機の非稼働時間を有効に活用することで、印刷会社・顧客共に満足できる結果を生み出すことに成功し、顧客の手間をラクにスル・印刷会社の経営をラクにスルへと導いています。
今後も、ITの力であらゆる業界にイノベーションを起こす事業展開を常に考えていると思われます。