マンション建築前の調査からアフターフォローまで、幅広く事業を展開している建設会社。

ファースト コーポレーションについて

人口の多さと国土面積が比例していない日本では、都会に行くと高層マンションが多く建設される傾向にあります。
ファーストコーポレーション株式会社は、東京都内に本社を置くマンション建設企画及び施工を行う建設会社です。

2011年に総合建設業を事業とする会社として資本金4000万円で設立されました。
同年8月に特的建設業許可を取得、10月には最初の施工物件 プレシス千歳船橋を着工しています。
翌2012年には宅地建物取引業者免許を取得と同時に一級建築士事務所登録も行いました。

本社部門を設立当初の西東京市から杉並区に移転して3年後の2015年に、東証マザーズ市場に早々と上場を果たしています。

 

 

人口の集まる都市部でマンションは必要不可欠だ。

 

 
同年中に特定建設業許可も取得、2016年にはマザーズ市場から東証一部に市場を変更しました。
2018年には九州支店を福岡に開設、都内中心であった事業を九州にも拡大しています。
2020年に再開発施工の第1号物件のJR前橋駅北口地区市街地再開発事業に着手するなど、新たな事業にも取り組んでいます。
その後、2022年に東証一部からプライム市場に移行、2023年には選択申請によりスタンダード市場に移行して現在に至ります。

 

 

https://www.1st-corp.com

TOP/ファーストコーポレーション株式会社

 

 

ファースト コーポレーションの事業内容

マンション用地の開発、建築、維持管理などを主に行っているファーストコーポレーション株式会社は、各事業主のニーズに合わせたスピーディーな対応でマンション建設全般を担っています。
開発事業では高い精度で用地情報を幅広く収集後、企画から提案までを最短で10日間というスピーディな対応で実現しています。
マンション用地の仕入れ・企画・設計を迅速に行い事業主へ提案、工事を受注・施工し引き渡す造注方式という事業モデルを展開、競争入札で建設工事をするよりも良い契約条件が可能です。

 

 

建設前の調査からアフターサービスまで行っている。

 

 
用地情報の収集では、独自のネットワークを活用して用地情報を収集、立地特性を有効活用できるようマーケティング、周辺環境の調査を実施権利関係法規制等の調査も同時に行い最適なプランを立案します。
その後適正な建築費の見積もり、緻密な事業計画の提案を行った後、要望に最大限に応える形で工事受注する流れです。

建築事業でも立地条件の調査、法令関係の照らし合わせを初期段階でしっかり行い基本設計図を作成、詳細図、仕様書、設備図など必要な図面を詳細に作成して工事にあたっています。
工事の進行状況や設計通りに忠実に具現化できているかなど、施工管理を行い完成後の検査も隅々まで実施、アフターサービスも万全な体制です。
品質管理はどのような事業でも重要ですが、安全と品質を最優先することをモットーとした安全品質管理室を独立した部門として設置しています。
外部の第三者機関との協力体制で検査を行うことでも、品質に対する強いこだわりを感じることができます。
安心・安全な職場環境を考え、人材の育成・確保にも力を入れており資格取得の支援も万全です。

 

 

https://www.1st-corp.com/business

事業紹介/ファーストコーポレーション株式会社

 

 

ファースト コーポレーションの初値と評価

マンション用地の確保から、企画・提案・施工・管理まで一括して行っているファーストコーポレーション株式会社は、2015年3月に東証マザーズ市場に上場しています。
株式公開時の公開価格は1600円で公開株数は738800株、公募株数は252500株、売買単位は100株でした。

 

 

公開価格を上回る結果となった。

 

 
上場後の初値は2000円で公開価格を25%上回る順調なスタート切ることができています。
株式上場により得た資金は、業務システム及び会計システムの設備投資に充てられ、残額は土地仕入れ用の資金に充てられた事でしょう。

 

 

https://minkabu.jp/stock/1430

ファーストコーポレーション/MINKABU

 

 

ファースト コーポレーションの事件

マンションの施工管理等の総合建設業を事業として行っているファーストコーポレーション株式会社は、東京都内を中心に多くのマンション施工の実績があります。
創業からこれまでに世間を賑わすような不祥事は起こしていませんが、日本エスコンと共同で分譲事業で工事中に死亡事故が発生した事例がありました。
これまでにも安全重視で施工を行っていましたが、2023年にレ・ジェイド新横浜の建設工事中に土砂の崩落が発生、同社の作業員が巻き込まれ死亡する事故が発生しています。

 

 

より安全への意識を高めた。

 

 
共同事業者の日本エスコンと共に事故を重く受け止め、事故の原因究明を行うと同時に再発防止策を早急に取りまとめ安全な工事の徹底に努めました。
この事故は当時大手新聞やテレビのニュースでも大きく取り上げられました。

 

 

「レ・ジェイド新横浜」における工事中の事故および今後の販売について/株式会社日本エスコン

 

 

ファースト コーポレーションのその後

マンションを中心として総合建設企業として事業運営を行っているファーストコーポレーション株式会社では、安全と品質に大きく力を注いでいます。
2023年に施工中のマンションで死亡事故が発生したことから、安全に関する意識は以前にも増して高まっています。
安全・衛生・品質管理を専門に担う安全品質管理室は、社長直轄の肝いりの部門として設置されました。
安全な作業を行うためには社員の健康管理も重要で徹底した確認体制を敷いています。

 

 

パトロール、チェックを徹底している。

 

 
作業現場の安全を確保するために毎月1回作業所の安全パトロールを実施、協力会社との合同パトロールも年4回実施するなど徹底しています。
工事進捗の段階ごとに品質検査を実施適切に管理運営されているかのチェックも怠りません。
緊急時に救命活動が行えるよう、全社員が救命技能認定証を取得、作業所すべてにAEDを設置するなど安全に対する意識はより高くなっています。

 

 

https://www.1st-corp.com/achievement

工事履歴/ファーストコーポレーション株式会社