現代で欠かせないインターネット上のマーケティングで、複数のサービスを展開している大手企業。

GMO TECHについて

IT関連の様々な事業・サービスを展開するGMOインターネットグループの主力企業の一つであるGMO TECH株式会社は、インターネット上におけるマーケティング、集客を主に行う企業です。
設立されたのは2006年末で、当初は株式会社イノベーションという名称でした。

2008年にSEO対策のSEOAIRLINEを開始し、事業を本格的に起動することになります。
このタイミングで本社を渋谷区恵比寿へと移転、翌2009年に現GMOインターネットグループ株式会社との資本提携を行いました。
同時に社名をGMO SEOテクノロジーへ変更しています。

 

 

マーケティングを主力に様々なサービスを展開している。

 

 

2011年にはグーグルマップ向けのMEO、アフィリエイト広告配信システムSmaADアドネットワークのサービスを開始、社名を現在のGMOTECH株式会社に変更しました。
2014年にソーシャルメディアサポート、O2Oアプリ作成を安易にするGMOAppCapsuleのサービスを開始すると共に東証マザーズへの上場を果たしています。
2016年からは海外にも目を向け、越境EC向けの広告マーケティングサービス、インフルエンサー・マーケティングサービスを開始、同時に広告動画作成のCMSやアプリ作成プラットフォームも開始するなど、サービスの幅を徐々に拡大していきます。
2018年には自社ブランドによる電子マネー構築サービスも開始、宮崎支社に続いて福岡にも支社を開設しました。
2020年になると不動産関連事業にも進出賃貸DX入居者・オーナーそれぞれのアプリサービスを開始しています。

 

 

https://gmotech.jp/

TOP/GMO TECH株式会社

 

 

GMO TECHの事業内容

GMOグループのGMO TECH株式会社はSEM事業を中心にネット上での集客、マーケティングのサービスを展開しています。
SEMのサービスは、AIを有効に活用したマーケティング支援、検索エンジンマーケティングなどのソリューションの提供をしています。
検索エンジンの最適化を行うSEO・MEOのサービスは良質なユーザーをサイトへ誘導、成果拡大に貢献しています。
SEOサービスは顧客のサイトの最適化でYahoo、Googleで検索時に上位に表示させることができるサービスです。

 

 

インターネット上でのマーケティングは今や多くの企業にとって欠かせない。

 

 

MEOサービスはマップ検索エンジンを最適化するサービスで、Googleマップを使用して検索を行った際に店舗やビジネスの情報を検索するユーザーに見やすくして、店舗情報が上位に表示されるサービスです。
SEMではこの他にインターネット広告、求人広告のサービスなども提供されています。
アプリ向けの運用型広告のサービスも開始しています。
スマホアプリ向けの成果報酬型広告サービスのGMOSmaADは、スマートでより着実に結果に繋がる広告をリーズナブル且つ手厚く提供するサービスです。
業界トップクラスのアドフラウド対策を講じ、3000を超える件数のアプリ集客実績を誇っています。
高い継続率の実績も多数で、収益の最大化をサポートしています。

 

 

https://gmotech.jp/business/

SERVICE/GMO TECH株式会社

 

 

GMO TECHの初値と評価

インターネットにおける集客、マーケティングサービスを幅広く提供しているGMO TECH株式会社は2014年12月に東証マザーズ市場に上場を果たしています。
上場時の公開価格は5800円で公募株数は10万株、公開株数の合計は31万6400株、売買単位は100株となっていました。

 

 

好調なスタートで各種運転資金に充てられた。

 

 
初値は公開価格を2倍以上上回る13640円で、好調なスタートを切っています。
株式公開によって得た資金は、スマホアフィリエイトASP事業のソフトウェア開発・設備投資資金及び広告宣伝費などの運転資金に充てられました。

 

 

https://minkabu.jp/stock/6026

GMO TECH/MINKABU

 

 

GMO TECHの事件

AIを活用したネット上のマーケティングサービスを主に提供しているGMO TECH株式会社はGMOインターネットグループの企業で、順調に業績を重ねています。
設立から約15年で世間を騒がすような事件や大きな不祥事はこれまでに確認されていません。
同じGMOグループ内の不祥事が、グループ企業のGMOTECHに少なからず影響を与えたこともありました。

 

 

グループ内の不祥事の影響を受けた。

 

 

2020年10月にGMOクリック証券で外部からの不正アクセスによって顧客口座から約150万円が流出するというトラブルが発生しました。
不正に取得されたIDとパスワードによって出金されたものですが、アクセス元のアドレス操作ログを調査しましたが社内から流出したものではなかったと同社は報告しています。
この事件が報道されたことで、同じグループ内のGMOTECHにおいても個人情報の流出などのリスクがあるのではという憶測が流れ、少なからず影響を与えていました。

 

 

https://www.click-sec.com/corp/news/info/20201026-01/

悪意のある第三者による不正アクセスに関するお知らせ/GMOクリック証券株式会社

 

 

GMO TECHのその後

ネット上の集客・マーケティングサービスで事業を拡大しているGMO TECHは、大きな業績不振や不祥事を起こすことなく業績を伸ばしてきています。
株式上場後、サービスを提供している不動産関連のサービスは特に充実しています。

 

 

今後も時代に合った様々なサービスが増えることだろう。

 

 
不動産テック事業を幅広く展開するためにGMOReTech株式会社を設立、不動産管理会社向けのGMO賃貸DXオーナーアプリ、GMO賃貸DX入居者アプリというオーナー・入居者双方にメリットのあるアプリサービスを開始しています。
2023年には、インボイス制度にオーナーアプリが対応に、また入居者アプリとLUUPが事業提携を開始し専用クーポンの提供からスタートしています。

 

 

https://www.gmo.jp/news/article/8597/

「GMO賃貸DX 入居者アプリ」と「LUUP」が事業提携を開始
~まずは「LUUP」の初回ライド向け『GMO賃貸DX専用クーポン』の提供を開始~/GMO TECH株式会社