今話題のフィンテック「Fintech」とは(業界プレイヤーの特集)

フィンテック(Fintech)

フィンテックとは造語で金融(ファイナンシャル)と技術(テクノロジー)を組み合わせた言葉です。
意味も金融をテクノロジーの力により便利で効率的なものにしていこうという試みのことになります。

 

金融業界の現状は

すでにネットバンクやATMなど金融業界もIT技術により大きく変化してきていると言えるでしょう。
しかし同時に金融業界は規制産業でもあるためどうしても保守的になってしまうのも事実。
特にIT技術が進み便利になるのは嬉しいですが、IT化が進みすぎると無視できないのがセキュリティ対策でしょう。

 

今までの金融業界では手を出せなかった分野にフィンテック(Fintech)が新たな金融サービスを提供するために動き出しているのです。
その新しいサービス内容は多岐に渡り、決済、貸付、資産運用、ビットコイン、セキュリティ技術など今までユーザーが不便に感じていた領域に足を踏み入れたと考えられます。

決済1つとって見ても大きな変化が見られます。
従来のサービスでは国際間で送金しようとしたら数千円以上の手数料が必要なうえに、送金に数日の時間がかかりました。
しかしフィンテック(Fintech)を使った新しいサービスでは手数料は百数十円しかかかりません。

そして時間はリアルタイムな上に、国際間だと為替レートの問題がありますが有利な為替レートを瞬時に判断して送金をすることが可能になりました。
グローバル化社会になり、自国の家族に送金したり、また企業間のやり取りや海外サイトでネットショッピングなど私たちの生活はより便利になったと思われます。

 

海外のメインプレイヤー

 next0107_04

Venture Scanner調べ

 

日本のプレイヤー

next0107_05

Goodfind調べ

 

 

資産運用が変わる

高齢化社会で老後の年金を当てにできない、老後の資金を資産運用で貯めようと考える人も増えているでしょう。
そんな要望に対応してくれるフィンテック(Fintech)がロボアドバイザーと呼ばれるサービスです。
従来は証券会社や投資信託で資産運用をしていた人が多かったのですが、この場合多くの手数料を支払い、それでいてあまり運用効果がなく、利益を出すのが難しい状態でした。

しかしこの新サービスにより自動的に適切な商品が選ばれて機械的に売買されます。
人の手による資産運用はどうしても感情が入ってしまい、損失が出ても損切りができない、利益が出ると欲が出て利益確定ができない、といったことも大いに考えられます。
そのためチャンスを逃してしまうことが多く、それが利益が出せない結果につながっていました。
機械的に売買することで、利益を出せる確率が高まり資産運用の効率がアップすると思われます。

このようなお金に関わるイノベーティブなサービスをフィンテックと言われ、上記のマップにあるように多種多様なプレイヤーが活躍し始めています。

 

フィンテック(Fintech)の今後は

今後ますますマーケットを広げていくと考えられます。
なぜならようやく環境が整ってきたからです。ビッグデータやIoT、既存サービスだけではこの成熟社会は限界でどのビジネスもイノベーションを必要としています。
そしてスマホ人口が増えた事で新しいサービスを受ける恩恵が高まった事も後押ししています。
新しいベンチャー企業と新しいビジネスモデルが育ち、今後数年で金融の技術は大きく変わると推察されます。

これから様々なFintechプレイヤーをご紹介していきます。