オートバックスでもブロックチェーンを採用、実証実験の開始へ

オートバックスセブンとは?

オートバックスセブンは東京に本社を置き、カー用品を取り扱う大手チェーンメーカーです。

オートバックスやスーパーオートバックスなど、オートバックスチェーンを全国展開している企業でもあります。

オートバックスセブンは、ブロックチェーン技術の先進性に高い評価をしており、今後のオートバックスの事業展開にこれが活用できないかを検討してきました。

そこで同じようにブロックチェーンに着目している株式会社ベイカレント・コンサルティングと共同で、ブロックチェーン技術を活用した実証実験を開始する事に踏み切ったといいます。

オートバックスセブンは、中古カー用品の個人間売買サービスの提供をすることを目指し、独自プラットフォームの構築を実現します。

その結果、ブロックチェーン技術の高いセキュリティに裏打ちされた真正性の担保、コストメリットを大きく期待できる履歴データ管理機能を十分に活かす事ができるようになりました。

今まで中古車用品の個人間売買サービスのプロセスにおいて、各商品の信頼性は基本的に売却希望者からの情報提供に頼ることしかできないシステムでした。

そのため、これを何とかできないかと試行錯誤を繰り返した結果、個人間の売買取引プロセスのうちの購買商品の登録、売買マッチング、購買履歴の検索に着目する事にしたといいます。

そしてその実現案として、ブロックチェーンの主要技術である分散アプリケーションフォームを用いた実証、検証を行いました。

具体的には、分散アプリケーションフォームのブロックチェーン上で商品の所有者とステータスの二種類のデータコントロールを行い、改ざん不可能なデータ管理を実現するようにしたのです。

これにより、見知らぬ相手とも安心して売買できるプラットフォームが実現し、更にブロックチェーン既存技術のデータベースを活用する新データモデルを創出する事ができました。

ブロックチェーンを活用した独自プラットフォームの構築により、様々な相乗効果が期待できるものと推察できます。

例えば本サービスの提供を行う事で、改ざんが困難なブロックチェーン上で各商品の購入日、所有者データを一括管理する事ができるようになるのです。

更に各商品が販売されてから廃棄されるまでの所有者情報が追跡可能となることで、不法投棄などの社会問題解決にも対応できる可能性も期待できると考えられます。

今後は履歴情報が、インターネット上で一目瞭然となる時代がくるかもしれません。