懐かしきヒルズ族の代表格、実業家特集「藤田晋」

株式会社サイバーエージェントは、藤田晋氏が代表を務める、Ameba関連事業、インターネット広告事業、ゲーム事業を主とする企業です。
Ameba関連事業は、2004年からブログを中心としたAmebaを開始し、アバターサービス、コミュニティーサービス、キュレーションメディアなど目まぐるしく変化するインターネット産業に合わせてメディアサービスを提供しています。

インターネット広告事業は、サイバーエージェントを中心に連結子会社21社で展開している国内ナンバーワンの取扱高を誇っています。
ゲーム事業は、2009年から開始をしており、スマートフォン向けのゲーム等を提供、開発、運営をしています。

サイバーエージェント発足

サイバーエージェントを発足したとき、藤田晋氏を含めて3人しか社員がいませんでした。
そのため、全員で一丸となって朝から晩まで、ウェブマネーと言われる電子マネーの開拓や、Webサイトの製作請負、様々なインターネット関連商品・サービスの営業代行に明け暮れる毎日だったと言います。
そしてサイバーエージェントを発足時の稼働時間は1週間で110時間といいますから、当時の苦労が想像できます。
その中、インターネットのマルチベンダーのままでは、将来が危ういと考えた藤田晋氏は、自社開発の強い商品・サービスを確率する必要があると考えていました。
そこで生まれたのが、サイバークリックです。
そしてバリュークリック社が展開していたバリュークリックと顧客獲得競争を行う熾烈な戦いを経験し、結果的にサイバーエージェントがクリック型保証事業に参入したから、ネット広告市場が広まったのではないかと考えられます。
こうして自社独自のサービスが出来上がり、社員数、売上高も上々となります。

歴史を振り返ると

1998年3月にインターネット関連の企画営業を主目的として設立します。
そして同4月にバリュークリック社の広告営業代理業務を開始し、7月にはクリック保証型バナー広告サイバークリックサービスを、オン・ザ・エッジとの協業で開始し、インターネット広告事業に進出します。
2001年11月には、ｅコマース支援サイト、ライフマイルを立ち上げます。
2004年7月には、株式会社ディーバの株式を取得し、子会社化するが翌年8月に吸収合併します。
2004年9月には、アメーバブログサービス、2009年にはアメーバピグサービスを開始します。
そしてアメーバピグサービスは開始から1ヶ月で約10万ユーザの獲得に成功し、2010年にはアメーバブログアカウント数が約1000万ユーザを超え、現在は4000万人のユーザが利用していると推測されています。