韓国ECのクーパンとは「フォワード・ベンチャーズ」

韓国・フォワード・ベンチャーズとは

現地では「クーパン」の名称で親しまれている韓国・フォワード・ベンチャーズは、2010年に設立されたECサイト事業を展開する企業です。
韓国には業界最大手のアマゾンドットコムが参入しておらず、実質市場独占といっても過言ではないと考えられています。

同社の売上高に対するアクセス端末としてはスマートフォン経由が75%を占めており、市場規模の拡大率を見ると携帯端末の普及と充実の拡大と比例するかのように年2桁以上の売上増をその推移にみることができます。

強みはなんなのか

韓国・フォワード・ベンチャーズの強みとして、増資で得た資金を配送網の整備に充てる事によりサービスの迅速化と充実を図っており、スマホ普及率と比例して自社の専用アプリのダウンロード数増加と共に出荷数も増大するので、独自の配送網を保持していることは競合他社との差別化を図る大きな要因になっていると考えられています。

また日本企業との繋がりを見ると、ソフトバンクジャパンが出資を決めており、成長余地が著しいフォワード・ベンチャーズへの出資は大きな経済成長へと繋がると判断されたと考えられています。

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フォワード・ベンチャーズの発展と将来性

独自の配送網を持つフォワード・ベンチャーズは当日配送サービスに将来性を見越しており、それにより新規顧客の獲得はもちろん、リピーターも獲得出来ると予測されています。

ネット通販事業を始めた当初は主婦層の支持・獲得に力を入れており、ベビー用品を主に販売していましたが、現在ではあらゆる部門の商品を取り揃え、ニーズに合わせて更なるサービスの充実が期待されています。
また、受注から配送まで他社を介さず自社で執り行っているため顧客に対する反応が早く、顧客は不必要なストレスを感じることがないと考えられます。
さらに飴や試供品を同梱する景品サービスも展開しており、これによって月間売上が約3倍に伸びたというデータもでています。

多くの業績を独自サービスの展開により残し続けているフォワード・ベンチャーズでは、アマゾンドットコムという業界最大手のライバルがいないことを抜きにして考えてみても、十分に将来性があると予想されており、また的確なニーズの把握と業界や関連業界との相互作用を精密に予見して事業展開しているある種新しい事業展開をしている事により、新しいビジネスプランとしても注目を集めています。

これからまだまだ競合が出て来ると予想される韓国ですが、すでに地位を築きつつあるフォワード・ベンチャーズには、多くの利益を見越してますます多くの出資企業が出て来ると考えられています。