人材派遣業やIoTソリューション事業で実績を残しているあの会社。
平山について
食品、医療、住宅など幅広く技術者派遣及び人材派遣を行っている株式会社平山は、1955年に個人商店の平山商店として創業しました。
その後1967年に有限会社化し、1977年に商号を有限会社平山に変更しています。
有限会社化から25年後の1992年に資本金を150万円に増資し、株式会社平山へと組織変更しました。
1993年から1996年にかけて静岡県沼津、栃木県宇都宮、群馬県高崎に次々と支店を開設しています。
1998年以降も支店の開設は進み、茨城県土浦、愛知県豊田、静岡県富士宮に支店を開設後、豊田市に研修センターも開設しました。
本社を東京都内で移転を何度か繰り返した後、富士宮市に2つ目の研修センターを開設しています。
2012年には山口県の本店を東京本社に移転、2013年の関西支店開設を経て、2015年に東証JASDAQ市場に待望の株式上場を果たしました。
2016年に新たに群馬県太田市に研修センターを追加開設、2017年に持株会社体制へと移行、株式会社平山ホールディングスとして事業形態を変更しています。
同年に日立システムズとの協業で、中小規模製造業向けの現場改善支援サービスの提供を開始しました。
2018年にはJIG-SAWとの協業で、前年に立ち上げたサービスと同様な中小規模の製造業向け現場改善サービスの提供も開始しています。
2020年に体調管理システム及び体調管理方法の特許を取得、提供するサービスをさらに充実させることに繋がりました。
2021年に日本医療通訳アカデミー事業を成就するなどで事業を拡大し、現在に至ります。
https://www.hirayamastaff.co.jp TOP/株式会社平山ホールディングス
平山の事業内容
2015年に株式上場をして業績を順調に伸ばし続けている株式会社平山は、製造請負・製造派遣及び現場改善コンサルティングサービス等を幅広く事業展開しています。
製造請負事業では、製造現場の数々の課題や問題点を解決する質の高いサービスが製造業全般で好評です。
高い技術力・生産能力が欲しい、現場の作業効率をアップさせたい、コストに合った製造工程を組立てたいなど、製造現場から上がる様々な要望に応える高い能力を有しています。
現場改善コンサルティング事業は、製造請負事業の質をより高くすることを目的としたサービスです。
製造現場の課題は一つではなく、工程数や工程の規模、製造する製品によって様々な課題が隠れています。
現場の環境に沿って、製造ラインの流れの見直しを図り、作業員のモチベーションをアップするための適切な施策やシステムの改善等を提案し、問題点を解決することが可能です。
製造派遣事業では、精密機械や半導体製造、金属加工、医療機器など様々な分野にしっかりとした指導を受けた人材を派遣するサービスで、人材の質の高さが企業からも評価されています。
開発&設計技術者派遣事業は、さらに専門的な高度な技術を持ったエンジニアを起業に派遣するサービスであり、他の派遣企業とは一線を画したものとして好評です。
製造請負・製造派遣・現場改善コンサルティングなどの事業により培った社員教育のノウハウを活かしたサービスが人材教育事業となっています。
この事業では、高い実績と経験を持った講師が企業の要望に応じ、最適なプログラムのセミナーを提供することで効率化が可能です。
https://www.hirayamastaff.co.jp/about 主な事業/株式会社平山ホールディングス
平山の初値と評価
製造業向けのアウトソーシング事業、人材派遣事業、製造コンサルティング事業を展開する株式会社平山は、2015年7月に東証JASDAQ市場に上場を果たしています。
株式公開時の公開価格は、2130円で公開株数は483000株、公募株数は260000株でした。
売買単位は100株で、上場時の初値は2758円と公開価格を約30%上回る順調なスタートを切っています。
株式上場により調達した資金は、アウトソーシング事業全般にかかわる人材を募集するための広告費に充てられた事でしょう。
https://minkabu.jp/stock/7781 平山ホールディングス/MINKABU
平山の事件
製造業を主とした業務請負及び人材派遣事業を展開する株式会社平山は、創業から約70年の日本の企業です。
事業規模を年々拡大し事業規模も拡大傾向となっていますが、2019年に大松自動車を連結子会社化にした際の会計処理に関して問題が発生し、第三者委員会により調査が行われるなどの事象がありました。
平山ホールディングス傘下にあったFTF社が民事再生手続きを開始した大松自動車との間でコンサルティング契約を締結、その後大松自動車の元取締役2名をFTF社で雇用して派遣した形を取っています。
その後、大松自動車の全従業員がFTF社に転籍、労働者派遣の形になっていましたが、この一連の取引に売り上げ計上が認められないという疑義がありました。
この件を主導した人物は親会社である平山ホールディングスの指示を忠実に実行する立場であり、コンプライアンス及び管理体制に大きな問題があると指摘されています。
平山ホールディングスでは第三者委員会から提示された再発防止策の運用を実行し、桔梗基盤の立て直し、見直しを図ると公表しました。
https://portal.shojihomu.jp/archives/37103 平山ホールディングス、第三者委員会調査報告書を公表/商事法務ポータル
平山のその後
製造工場の工場請負や人材派遣で長年多くの企業に貢献してきた株式会社平山では、現場の効率アップを目的とした現場改善コンサルティング活動でも実績を残してきました。
近年はインターネットを有効的に活用することがビジネスにおいても欠かせないものになっていますが、工場でも同様な傾向が見られます。
平山では、これまでに培ってきたコンサルティング力をインターネットを利用して生産性・品質の向上、コスト削減に活かすIoTソリューション事業をスタートしました。
ITの導入を多くの企業が行っていますが、現場の理解度が低く導入効果が現れないことも多くあります。
平山のソリューションサービスは、現場と管理部門間を適切につなぎ、課題を解決するワンストップのサービスです。
これまでに400社以上の生産現場のコンサルタントを行ってきた経験があるので、生産活動のスタートからフィニッシュまですべてをサポートすることができます。
製造請負でモノづくりを自社自らが行ってきた経験により、顧客目線での提案・改善も可能です。
それぞれの生産現場に適したシステムの構築により、多くの現場の作業効率を改善することに成功しています。
https://iot-hirayama.com IoTソリューション事業/株式会社平山ホールディングス