水とエネルギーの分野で、私達の生活に幅広く貢献しているあの会社。
ナガオカについて
日常生活に欠かせない、石油精製設備及び化学プラント用スクリーン・インターナルの製造で大きな実績を持つ株式会社ナガオカは、2004年11月に旧ナガオカから製造・販売の権利、設備等の試算を譲渡され事業をスタートしました。
2005年に特定建設業者の認可を大阪府知事より受け、翌2006年に貝塚市に工場を新設、ISO9001の認証取得し事業を本格的に始動します。
スクリーン全般の製造・販売で順調に業績を伸ばし、2012年には中国大連市に海外の製造拠点となる大連有限公司を設立しました。
2014年には工場のある貝塚市に開発センターを設立、2015年に満を持して東証JASDAQ市場に上場を果たすことになります。
2017年には株式会社ハマダを子会社化、工場は姫路市に移転しました。
2018年には大連有限公司を完全子会社化、社名も那賀設備有限公司に変更しています。
2022年に2つ目の海外拠点となるナガオカベトナムをベトナム社会主義共和国に設立し、生産能力を大幅に向上させました。
同年7月に矢澤フェロマイト株式会社を完全子会社化し、さらに事業規模を拡大、2024年に東京都港区に東京本社を設置して現在に至ります。
https://www.nagaokajapan.co.jp TOP/株式会社ナガオカ
ナガオカの事業内容
石油精製・化学プラントに欠かせないスクリーン・インターナル製造で高い実績を誇る株式会社ナガオカでは、スクリーン・インターナルを主とするエネルギー関連事業の他、多くの事業を展開しています。
主事業となるエネルギー関連事業では、高い技術と知識・経験を活かしたナガオカスクリーンの製造で国内はもとより海外の多くの事業に貢献してきました。
スクリーン・インターナルは石油精製、化学プラントの心臓部に位置する反応塔内で、反応・抽出・分離をしていく触媒の動きをサポートする内部装置です。
製造を認められているのは世界でも極めて少なく、その高い技術で多くの企業が信頼を寄せています。
水資源は我々の生活に欠かせない必需品ですが、水関連事業でも同社は大きな実績を残しています。
地下水を取り出し使用する際には水を浄化する必要がありますが、同社が提供する水処理装置用の取水スクリーンは飲料用の水の供給に欠かすことはできません。
ナガオカが作り上げた水処理技術は、日本国内の1000を超える取水用水井戸プロジェクトに採用されるなど、実績と経験が高く評価されています。
高い品質を誇る取水用スクリーンはあらゆる場所で利用されていますが、独自の技術を活用した巻き線型スクリーンにより効率的な井戸の設計が可能となりました。
同社のスクリーンは、地層に合わせて開口幅を変更して設計することが可能で、安定した取水が可能です。
https://www.nagaokajapan.co.jp/energy エネルギー事業関連/株式会社ナガオカ
ナガオカの初値と評価
石油精製・石油化学プラント用水処理装置、取水用スクリーン、内部装置等の製造販売を主事業とする株式会社ナガオカは、2015年6月に東証JASDAQスタンダード市場へ上場しました。
株式公開時の公開価格は1600円で、公開株数は450000株、公募株数は300000株。
売買単位は100株で売出株数は150000株、上場後の初値は2250円で公開価格を約40%上回る上々のスタートを切ることができました。
株式上場により得た資金は、事業製品の拡販活動及び実証実験等の研究開発費用、借入金の返済等に充てられた事でしょう。
https://minkabu.jp/stock/6239 ナバオカ/MINKABU
ナガオカの事件
水とエネルギーの分野で幅広い活動を続ける株式会社ナガオカは、化学プラント用のスクリーン製品で業界に貢献している企業です。
創業から現在に至るまで、世間を大きく騒がせるような事件や不祥事の発生はありません。
会社の収益・業績共に順調に推移していましたが、2025年度は当初の予想を下回ることが予想され、経済誌や業界で話題となっています。
7‐12月の連結経常利益が前年同期比20.6%の減、通期計画での進捗率も5年平均を下回るなど、すべての数値において低下している状況です。
計画の見直しにより業績の向上に向けた取り組みが行われています。
https://www.nikkei.com/nkd/company/kessan/?scode=6239 ナガオカ/日本経済新聞
ナガオカのその後
化学プラント用スクリーンの製造・販売で高い業績を誇る株式会社ナガオカは、水関連事業でも大きな実績を上げてきました。
同社が開発したエアシスは、厚生労働省が定めた水質管理目標・水道水水質基準値をクリアしています。
人体に有害とされているVOC及びトリクロロエチレン、遊離炭酸を除去するためにはこれまで巨大な装置と膨大なエネルギーが必要になっていましたが、エアシスは除去性能はそのままに低コスト・コンパクトを実現し、美味しい水が提供できるようになりました。
少ない空気量で汚染物質を99%以上除去、付属設備が不要になったことで省スペースが実現可能です。
さらに自動運転で無薬注処理のため、維持管理が容易で安定した処理性能を低コストで可能にしています。
地下水内に含まれている鉄・マンガン・アンモニアを除去し、飲料水基準に処理することができるケミレスも高い評価を受けています。
飲料水として使用するためには高い処理技術が求められ、これまでは薬品を使用して除去する方法が一般的でした。
同社が開発したケミレスは、従来のように薬品を使用することなく安全に有害物質を除去することが可能な水処理装置です。
その安全性と性能で地域社会にも大きく貢献しています。
https://www.nagaokajapan.co.jp/water 水関連事業/株式会社ナガオカ