ネットリユース事業を始め、M&Aなどで事業を拡大しているあの会社。
マーケットエンタープライズについて
ネット通販サービスが既存の販売以上に業績を上げるようになってきましたが、株式会社マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を主事業にモバイル通信・メディア事業を幅広く展開している企業です。
創業は2006年で、設立と同時にフリーマーケット事業を開始しています。
翌年に現在の主事業となるネットリユース事業を開始、日本初の出店料無料のチャリティフリーマーケットも開催し好評を博しました。
2009年にはネット型リユース事業の累計買取依頼数が1000件を突破、ベストベンチャー100にも選出されています。
2010年の初の拠点となる東京リユースセンターを開設、2011年には累計買取依頼数は50000件を突破し、Yahooオークション2011年間ベストストアを受賞しました。
2013年には名古屋と横浜にも新たにリユースセンターを開設、Yahooオークションのベストストアを3年連続で受賞する快挙も成し遂げています。
福岡リユースセンター・埼玉リユースセンター開設を経て、2015年6月に東証マザーズ市場に上場を果たしました。
その後も神戸リユースセンター・仙台リユースセンター・徳島リユースセンターを続けて開設、2016年に仮想移動体通信事業展開のため、グループ会社のMEモバイルを設立しています。
2017年以降も西東京・札幌にリユースセンターを開設、2018年には国内初となる楽器寄附ふるさと納税の受付を三重県いなべ市と連携しスタートさせました。
2019年には農機具特化型マーケットプレイス事業展開を目的に、グループ会社UMMを設立します。
翌年にグループ全体のIT開発体制強化を目的に、海外にグループ会社も設立しました。
2021年には順調に業績を伸ばしてきた結果、東証一部に市場を変更するまでに成長しています。
同年は地方創生SDGs官民連携プラットフォームにも参画、北関東に新たの設立したリユースセンターからEU向けの輸出を開始しました。
2022年に東証の市場区分変更に伴いプライム市場に移行、中古農機具の買取・販売事業をファーマリー社から譲渡され農機具のリユースも開始します。
その後もリユースセンターを次々と開設、2023年には業務拡大に向け錦糸町に支社を開設しました。
自治体との連携でのサービスは大きく拡大し、現在に至ります。
https://www.marketenterprise.co.jp TOP/株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズの事業内容
ネット型リユース事業を主要にしながらモバイル通信・メディア事業を手掛ける株式会社マーケットエンタープライズは、持続可能な社会を実現する最適化商社というヴィジョンを掲げ、循環型経済発展の一翼を担っています。
安心・安全・便利な二次流通市場の創造を目的としたネット型リユース事業では、身近で賢い消費が大きなテーマです。
販売店を持たず、ネットを介してリユース商品の買取・販売サービスを行っています。
買取・販売のどちらもマルチチャネルで多彩で幅広いニーズにも対応が可能に、また法人向けの大型案件にも柔軟な対応が可能です。
同社が運営する買取サイトは28にも及び、そのジャンルは生活必需品・趣味嗜好品の他、医療機器、建設機械から農機具に至るまで多種多彩な商材の買取・販売を行っています。
メディア事業ではリユース・モバイル通信事業を展開してきた同社のノウハウと経験が活かされ、趣味・通信商品の売買、修理などの幅広い情報の発信が可能なウェブメディア運営が行われています。
モバイル通信事業では、カシモWiMAXというワイヤレスインターネット接続サービスを提供していますが、WiMAX2+対応のWi-Fiルーター利用により自宅はもちろん、外出先でも高速通信でネット利用が可能です。
安くて使いやすいモバイルWi-Fiとして好評を博しています。
https://www.marketenterprise.co.jp/business 事業紹介/株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズの初値と評価
インターネット特化型の多種多様なリユース品の販売・買取を主事業とする株式会社マーケットエンタープライズは、2015年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しています。
株式公開時の公開価格は1500円で、公開株数は約495000株、公募株数は200000株でした。
売買単位は100株で、上場後の初値は4005円と公開価格を約2.6倍も上回る上場のスタートを切っています。
株式公開により得た資金は、事業拡大に伴う設備投資資金及び事業運転用の資金に充てられた事でしょう。
https://minkabu.jp/stock/3135 マーケットエンタープライズ/MINKABU
マーケットエンタープライズの事件
株式会社マーケットエンタープライズは、ネットを介してのリユース品の買取・販売及び、ユーザーの消費行動をサポートする有益情報提供などの事業を行っています。
創業からこれまでに、大きな事件や不祥事の発生はありません。
事業を拡大しながら順調に業績をアップしてきましたが、決算で続けて赤字を計上した時期があり、業界及び経済誌で話題になりました。
2022年7~12月期の連結決算で1億3400万円の赤字となっていましたが、翌2023年7~12月期の連結決算では最終損益が6億2700万円のマイナスとなり、前年をさらに上回る赤字を計上することとなっています。
提供メディアの分散化、検索エンジンアルゴリズムに柔軟に対応するようメンテナンスを行うことでリスク対策に取り組んできましたが、グーグル社の検索エンジンコアアルゴリズム変更の余波を受け、全体的にPV数が低調に推移したことが大きな要因でした。
対策として同社のメディア事業と連携を図り、他社運営のメディアを活用することにより改善されています。
https://www.nikkei.com/nkd/company/news/?scode=3135 マーケットエンタープライズ/日本経済新聞
マーケットエンタープライズのその後
実店舗を持たず、ECサイトを活用してリユース品売買サービスを展開する株式会社マーケットエンタープライズは、様々な商品・ジャンル用の28の買取サイト運営で業績を伸ばしてきました。
現在はネットリユース事業に加えてモバイル通信・メディア事業を展開・運営していますが、3つの事業の成長をより迅速にするための対策も積極的に進めています。
最適化商社実現に向けては、同社自らでサービスを作り上げるのはもちろん、事業買収・M&A・出身等の多様な手段を講じて柔軟に事業を展開・拡大してきました。
事業・組織体制の変化は今も継続しており、ヴィジョン実現に向け努力を惜しまない姿勢に期待が集まります。
https://www.marketenterprise.co.jp/news NEWS/株式会社マーケットエンタープライズ