インフラ設備のトータルメンテナンス事業で信頼を得ているあの会社。

三機サービスについて

空調インフラの環境整備は安心・快適なオフィス空間の実現に欠かせませんが、株式会社三機サービスは、空調設備及び給排水、電気設備など多種多彩な設備のメンテナンスソリューション提供で実績を上げている企業です。
兵庫機工の機械事業部の冷暖房設備の据付・組立、保守管理の委託業務部門として1976年に発足、翌年7月に兵庫機工から分離・独立し株式会社三機サービスとして創業しました。

1986年に株式会社アマダと業務提携、翌1987年には三洋電機株式会社との代理店契約を締結、空調機器及び電機製品の販売を開始しています。
1990年に代金プラントと空調機器の保守管理において業務提携を結びました。

1998年には海外進出の第一歩として、中国上海に連結子会社を設立しています。

 

 

サービスを徐々に拡大した。

 

 
2000年のメンテナンス事業全国展開開始を受けて、東京に年中無休24時間対応のコールセンターを開設しました。
2012年には中国にも年中無休のコールセンターを開設、2015年に満を持して、東証JASDAQ市場に上場を果たしています。
2016年、姫路に研修センター開設と同時に東証二部に市場変更、翌2017年には東証一部に指定されるまで事業を拡大しました。
2022年には、設立当初の元企業であった、兵庫機工を完全子会社化、翌年長沼冷暖房株式会社を子会社化するなどで事業規模を拡大し現在に至ります。

 

 

https://www.sanki-s.co.jp TOP/株式会社三機サービス

 

 

三機サービスの事業内容

日常生活に欠かせない各種インフラ設備の保守・管理メンテナンスサービスを幅広く展開する三機サービス株式会社は、高度な技術で高い信頼を得ています。
設備のメンテナンスサービスでは、各製造メーカーに特化したメンテナンス会社が多い中、同社は設備・メーカーを問わず一括で対応を行うトータルメンテナンス事業が主事業です。
多数の店舗や拠点を持つ顧客企業に対してコールセンター機能を活かし、WEBで情報管理し、ワンストップで管理を行います。
メンテナンスのコストを抑えることはもちろん、維持管理費用全般を含めトータルコストダウンを実現可能としています。
コールセンター機能は24時間365日受付で、トラブルに対して迅速に対応を行うことが可能です。

 

 

トラブル対応のサポート体制もしっかりしている。

 

 

空調メンテナンス事業では、40年以上に渡って事業を行ってきた実績とノウハウを有効に活かしたサービスが提供されています。
複数の店舗を持っている小売業の方に対しても、空調・給排水設備のメンテナンスを全国各地で適切に対応することができます。
同社はすべての事業においてコールセンター機能を導入、情報の共有及び対応の迅速化を実現し高いメンテナンスサービスが可能です。
修理のみならず、保守・点検・定期清掃・機器の新規導入の提案・工事などをワンストップで対応、顧客の負荷を大幅に軽減することができます。
この他、設備・環境ソリューション事業では学校や病院などへ省エネのソリューション・提案設計・施工サービスの提供、メンテナンスサービス事業では大型空調機器中心のトータルメンテナンスを広く提供しています。

https://www.sanki-s.co.jp/service 事業・サービス一覧/株式会社三機サービス

三機サービスの初値と評価

空調機器をメインに、電気・厨房・給排水設備のメンテナンスを主事業として全国で業務を行っている三機サービス株式会社は、創業から約40年の2015年に東証JASDAQ市場に上場しました。
株式公開時の公開価格は1540円で公開株数は575000株、公募株数は250000株、売買単位は100株でした。
上場後の初値は2112円で公開価格を約37%上回る好調なスタートを切っています。

 

 

上場した際のスタートも好調だった。

 

 
株式公開により得た資金は、メンテナンス施術の向上及び多能工化を図ることを目的とした研修センターの新設資金及び、コールセンターの機能強化、効率を向上するためのITシステム強化等に充てられるた事でしょう。

 

 

https://minkabu.jp/stock/6044 三機サービス/MINKABU

 

 

三機サービスの事件

店舗・ビル設備の空調機器・電気設備等のメンテナンス事業を全国展開する三機サービス株式会社は、40年以上の長きに渡って実績を残している会社です。
創業以来、世間を騒がせるような不祥事・事件の発生は報告されていませんが、業績の悪化が経済誌に取り上げられ、業界内で話題になった時期がありました。

 

 

新型ウィルス感染拡大の際は打撃を受けた。

 

 
2020~2022年にかけては、全世界での新型コロナウィルスの感染拡大により、日本国内での経済活動が停滞し多くの企業が減収・減益に悩んでいましたが、三機サービスも当初見込みよりも収益が低下し、2022年6~8月期決算で7800万円の赤字を報告する状況となっていました。
当時は半導体の世界的な供給不足の問題も発生しており、このことが業績悪化に拍車をかける大きな要因となっています。

 

 

https://www.sanki-s.co.jp/ir/presentation 年次報告書/株式会社三機サービス

 

 

三機サービスのその後

インフラ設備のトータルメンテナンス事業で、高い信頼と実績を誇る三機サービス株式会社は、サービスの質を高めながら事業展開を続けています。
冷蔵ケースなど、温度管理が必須の設備の管理において従来の手書き・紙ベースによる目視転記管理からHACCP対応のデジタル、自動保管記録方式への変更を2021年に実施しました。
HACCP導入には様々なメリットがありますが、第一は店舗設備が一元で管理できることです。
多店舗・他拠点展開をしている企業では冷蔵ケースの温度状況を一定管理することは大変困難になります。

 

 

一元管理で業務の効率化を手助けしている。

 

 

しかし、HACCPを導入することで温度状況の一元管理が可能になり、データ作成も簡単で温度記録や管理の時間・人員の削減に繋がっています。
また独自の管理システムによって温度上売症等をシステム敵に感知、霜取りによる温度上昇等の誤報を大幅に軽減することが可能です。
この他、カビ・細菌・ウィルスの発生を抑える設備の導入を実施するなど、顧客からの信頼度は増すばかりの状況にあります。

 

 

https://www.sanki-s.co.jp/service/haccp HACCP/株式会社三機サービス