スキー場の再生や運営、その他幅広いサービスを提供しているあの会社。

日本スキー場開発について

駐車場のサブリースを全国で幅広く手掛けている日本駐車場開発がスキー場の再生を目的として大株主となり、子会社として生まれたのが日本スキー場開発株式会社です。
スキー場の運営を開始するにあたり2005年に長野県で設立されました。

2006年にサンアルピナ鹿島槍スキー場を買収、2006年冬から運営をスタートしています。
2009年には竜王スキーパークの運営会社を株取得により子会社化、こちらは2009年冬から運営をスタートしました。

 

 

様々な場所でスキー場を運営している。

 

 

 
2010年に川場スキー場の運営譲渡を受け、同年冬から運営をスタートします。

2012年には東急電鉄の子会社であった白馬観光開発を買収、白馬エリアの9つのスキー場の運営を同年冬から開始するなど順調に事業規模を拡大していきます。
2014年にめいほうスキー場の運営権を取得した翌年の2015年、創業10年で満を持して東証マザーズ市場に上場しています。
同年には菅平高原スキー場を運営する企業を子会社化し運営権を取得しました。
2016年からはプリンスホテル・東急リゾートサービスが販売中であった共通早割リフト券のサービスに加わる形で共通早割リフト券の販売も開始しています。

 

 

https://www.nippon-ski.jp

TOP/日本スキー場開発株式会社

 

 

日本スキー場開発の事業内容

ウィンタースポーツの代表であるスキー・スノーボードを大勢の人が楽しめるスキーリゾートを数多く運営する日本スキー場開発は、長野・岐阜・群馬・宮城でスキー場の運営を行っています。
長野県内では白馬エリアで4つのスキー場とレンタルショップを運営、菅平高原で1つのスキー場、北志賀高原で1つのスキー場を運営しています。
群馬県内では利根沼田で3つのスキー場、岐阜県では奥美濃で1つのスキー場、宮城県では蔵王に1つのスキー場をそれぞれ運営しています。

 

 

白馬エリアは最も運営スキー場が多い。

 

 
最も運営スキー場の多い白馬エリアのスキー場は初心者から上級者まで希望に沿ったスキー場を選択できるメリットがあります。

白馬八方尾根スキー場はコースが13あり、ファミリーから上級者まで大自然を体感しながら楽しめる山岳リゾートです。
白馬の美しい風景を最高の条件で味わえる白馬岩岳スノーフィールド、初心者におすすめのつがいけマウンテンリゾートは上級者向けのコースもあります。
高速の降り口から一番近く交通の便が良い鹿島槍ファミリーパークなど、一大スキーリゾートを形成していることが人気を呼んでいます。
スキー場としての運営はウィンターシーズンのみですが、オフシーズンにも自然を満喫できるアクテビティなどのサービスを展開し、いずれも好評です。

 

 

https://www.nippon-ski.jp/manage-winter

運営施設(WINTER)/日本スキー場開発株式会社

 

 

日本スキー場開発の初値と評価

スキー場運営業務を主事業としている日本スキー場開発は、2015年4月に東証マザーズ市場に上場を果たしています。
株式公開時の公開価格は3570円で公募株数は620000株、売出株数は560000株、売買単位は100株でした。
上場後の初値は3925円と公開価格を約10%上回る微増でのスタートとなっています。

 

 

外国人の利用も多い。

 

 
海外からの観光客の増加で外国からのスキー人口が多くなり集客が好調になったことが株価アップに繋がっています。
上場により調達した資金は運営するスキー場施設の設備導入及びメンテナンス費用などに充当した事でしょう。

 

 

https://minkabu.jp/stock/6040

日本スキー場開発/MINKABU

 

 

日本スキー場開発の事件

日本駐車場開発の子会社として誕生した日本スキー場開発は、長野県を中心にスキー場経営及びコンサルティングを主事業とした会社です。
これまでに大きな不祥事や事件等の発生は報道されていませんが、会社設立当初業績が向上せず業界や経済誌でその経営を不安視する声が上がりました。
創業当時はスキー人口が、長野五輪開催時の1800万人から大きく減少し、770万人と言われていた時期で苦境に立っていたスキー場の再生を期待され設立されたという経緯があります。

 

 

長野五輪時と比べ大きくスキー人口は減少している。

 

 
レストランの真相、人気ブランド用品をスキー用品レンタルに使用するなど様々なリニューアルを行って運営をスタートしますが、初年度は約1億円の赤字を計上、その後3年間は赤字決算が続き株主からも多くの批判を受けました。
その後、設備投資と改革・改善の効果が徐々に表れ8つのスキー場を持つスキーリゾート会社にまでなりました。

https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/visual/detail.aspx?value=296

減少続くウインタースポーツ人口、コロナ禍が追い打ち/日経をヨクヨムためのナビサイト nikkei4946.com

日本スキー場開発のその後

ブームが去り経営状態が芳しくなかったスキー場をスキーリゾートとして再生・運営している日本スキー場開発は、スキー場運営以外にも様々なサービスを提供してきました。
創業当初から集客力が低下したスキー場の再開発で多くの実績を持つ同社には、これまでに培ってきた経験とノウハウがあり、その知識を活かした運営総合コンサルティング事業も行っています。
ウィンタースポーツの醍醐味や大自然の素晴らしさを多くの人に味わってもらい伝えていくことで、スキーリゾートを後世に受け継いでいきたいという高い志を持っています。

 

 

スキー場運営以外にも様々なサービスを展開している。

 

 
提供しているサービスはデューデリジェンスとアライアンスの二つの業務に分類されます。

デューデリジェンスは営業・財務・投資修繕の3つからなり、同社が持つデータとノウハウをフル活用し問題点を把握し課題を分析、提案するサービスです。
市場におけるポジショニング分析や予測キャッシュフローの試算、将来投資、修繕額の試算など多岐に渡ってサポートを実施します。
アライアンスは運営の改善と支援を行う業務で協賛広告やイベントの誘致、設備導入の支援などが主です。
コストの削減とチャネル拡大することで差別化を図り、業績を向上させていきます。
オフシーズンのスキー場を有効活用するグリーンシーズンの新規事業でも多くの成功事例があり、高い評価を受けています。

https://www.nippon-ski.jp/manage-green

運営施設(GREEN)/日本スキー場開発株式会社