スマホアクセサリーから始まり、今ではコスメも展開しているあの会社。
Hameeについて
現代の社会においてスマートフォンは日常生活に欠かせないツールとなっていますが、Hamee株式会社はスマートフォン用アクセサリーの企画・開発・製造を主事業とする企業です。
1998年に神奈川県小田原市でモバイルアクセサリーの企画・販売を目的として前身となるマクロウィル有限会社が設立されました。
翌年には自社サイトにてアクセサリーのEC販売を開始、実店舗向けのBtoB販売もしています。
2000年には国内最大手のインターネットショッピングモールら起点市場に出店、販売網を拡大していきました。
翌2001年に海外への展開目的でStrapya Worldというグローバル対応ECサイトのサービスを開始します。
同時に株式会社ストラップヤ.comへ商号を変更し組織の変更も行いました。
2006年に事業規模拡大を契機に株式会社StrapyaNextに変更、本社の移転も実施しています。
2007年にEC事業者向けのソリューションシステム ネクストエンジンの稼働開始、翌年に外部向けサービスを開始しました。
2010年にYahoo!ショッピングにiPlus、楽天市場にKAWAII館を同時に出店、2011年までに東京・大阪に事務所を設置しています。
2013年に現在のHamee株式会社に社名を変更、海外への本格進出に向けてアメリカに法人を設立しました。
2014年にネット通販最大手のAmazonの在庫・受注管理用のアプリをリリース、楽天市場の店舗用の在庫サポートをリリースするなど業績も好調を推移しています。
2015年には満を持して東証マザーズ市場に上場を果たすとともに越境ECと国内ECが同時展開することが可能なAmazon用自動連係を海外進出第一弾としてリリースしました。
同年中に台湾・中国にも法人を設立、海外展開をさらに強化しています。
2016年に市場をマザーズから東証一部に変更、2017年2018年に連続して経産省から攻めのIT経営銘柄に選定されるなど国内で高く評価される企業へと成長しました。
2023年に東証スタンダード市場に変更して現在に至ります。
TOP/Hamee株式会社
Hameeの事業内容
創業から25年を超えて尚進化を続けるHamee株式会社は、モバイルアクセサリーの企画販売及びECサイト向けの各種サービス・アプリを提供する企業として大きく業績を伸ばしてきました。
当初からの主事業となっているのがスマートフォンアクセサリーの企画開発・製造で、iFaceというブランドを展開しています。
このアクセサリー類全般は自社のECサイトでの販売はもちろん、大手ECショッピングモールでも販売しています。
家電量販店や雑貨量販店への卸売り販売も同時に行っています。
またゲーミングアクセサリー、コスメティクスもグローバルに事業展開をしています。
プラットフォーム事業では国や東証市場から高い評価を受けています。
ネット通販を行っているEC事業者のネット運営に関する業務の自動化、受注処理・在庫状況を一元管理可能なネクストエンジンの開発・提供で大きな実績を上げました。
同時にEC事業者向けのコンサルティング事業なども展開しています。
https://jp.iface.com/?srsltid=AfmBOop8hKR2FZ0Bpv9_6wGzCw8SDFhCEKQ4G_dFypuW0GiY1mLkQRcm
TOP/【iFace】アイフェイス日本公式
Hameeの初値と評価
スマホ等のモバイルアクセサリーの企画・販売、EC事業者向けのマネージメントサービスの開発・提供を行うプラットホーム事業を手掛けるHamee株式会社は、2015年に東証マザーズ市場に上場しました。
株式公開時の公開価格は2530円で公開株数は456500株、売買単位は100株となっています。
上場後の初値は4200円と公開価格を約67%上回る順調なスタートとなりました。
売上高、営業利益ともに2013年以降右肩上がりの業績を上げていることが初値の上昇に繋がっています。
上場により調達した資金はオフィスの移転・拡張への設備投資及びソフトウェア開発費用、借入金の返済等に充当した事でしょう。
Hamee/MINKABU
Hameeの事件
スマホ用アクセサリーブランドiFaceの開発・販売及びクラウド型ECアトラクション ネクストエンジンの開発・提供を行っているHamee株式会社上場後も順調な業績を上げていました。
大きな事件や不祥事の発生報告はありませんが、2023年5~7月期の連結決算において1億3200万円の赤字が報告され、業界で話題となりました。
前年同期では約2億円の黒字となっていましたが、競合他社製品との競争激化やプラットフォームセグメントにおけるコンサルタント不足などが売り上げの減少に繋がっています。
また同社が展開するiFaceブランドの模倣品がネット通販等で販売されたことがネットニュースで報道される事象がありました。
この件に関しては知的財産権の侵害行為として法的措置を含む厳正な対応を取る、と公式サイトに掲載し注意を促す対応を取っています。
こちらは同社が被害者側となった案件ですが、ユーザーおよび業界で注目されることになりました。
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/702148
Hameeが急落、最終赤字の第1四半期決算を嫌気/会社四季報ONLINE
Hameeのその後
スマホ用アクセサリーの企画・販売で業績を上げ、ECサイト向けのプラットフォーム事業で大きく規模を拡大してきたHamee株式会社は、顧客満足度の高さに加えて働きやすい職場環境にも留意しています。
スキルアップを図るための研修費用・資格試験費用・教材などを支援する制度をいち早く導入しました。
5人以上の社員が集まれば活動が可能な部活動支援は、実務外のリフレッシュする場として活動費を支給しています。
同社の取扱商品を割安で購入可能な社員販売制度も導入されているなどの他、新幹線や高速バスでの通勤を可能にする最大月5万円の通勤費が支給されます。
また社員が気持ちよく働ける環境づくりにも力を入れており、オフィスは明るく清潔感のある空間をコンセプトに設計されました。
会社情報/Hamee株式会社