両親共働きも多い現在の家庭環境。アプリで子どもの安全が確認できると心強い。
ファミリードットとは
ファミリードットは、ソースネクスト株式会社が2019年9月に発売したGPSです。
当時の価格は16,368円（税込）で販売されたのですが、2021年3月からは価格を改良し、9,900円（税込）で購入できるようになりました。
この商品は日本だけでなく、世界79の国や地域で使える小型GPSデバイスでもあり、契約や月額通信料は一切不要で利用できます。
2年が経っても追加費用は一切不要、通信キャリアなどの制限もないため、AndroidやiOSのスマホを持っていれば誰でも使用が可能です。
FamilyDot／ソースネクスト株式会社
ファミリードットの特徴
ファミリードットは海外でも使うことができ、契約や月額料金が不要の他にも、嬉しい機能が満載です。
このGPSにはざっくり居場所がわかる機能、防水・防塵機能、バッテリー節約機能、エリア通知機能、乗り物通知機能などが付いています。
ざっくり居場所がわかる機能では、座標によっては数～100mほどの誤差ができることもありますが、位置情報の取得や最大24時間の履歴を確認することができるので、共働きをしているときや忙しくてスマホを確認できないときなどは、後からでも経路を確認することができます。
位置情報の取得に関しては、座標を取得することで従来では難しかった地下や室内でも位置情報を取得できるのが特徴です。
さらに一時的エリア通知を設定すれば、子供がそのエリアから離れるとスマホに通知が届きます。
遊園地やデパート、花火大会など、たくさんの人が集まる場所で迷子を防ぐことができます。
コンパクトタイプで子供でも気軽に持ち歩ける他、用途に合わせてスリープモードやフライトモードなど節約ができるので、バッテリーを長持ちさせたいときにも便利です。
バッテリー残量はスマホから確認できるので、充電を忘れる心配もありません。
ファミリードットのメーカーについて
ファミリードットは、ソースネクスト株式会社が製造販売されています。
こちらは主にハードウェアやPCソフトなどの製品を販売しているメーカーになり、「ZEROウイルスセキュリティ」や「ZEROスーパーセキュリティ」、「クラウドセキュリティZERO」などを販売しています。
「筆まめ」や「筆王」、「宛名職人」や「Thinkfree Office」などのPCソフトの他、スマホアプリの「スマホセキュリティ」や「超電池」、「超ブルーライト削減」なども展開しています。
1996年にアプリケーションソフトの企画・開発及び販売を目的として会社を設立し、2003年にはPDFファイルが作れるソフト「いきなりPDF」がコンビニや書店で販売されました。
その後、2011年には登録ユーザー数が1,000万人を突破したこともあり、ソースネクスト株式会社は注目を集めました。
ファミリードットのメリットデメリット
ファミリードットのメリットとしては価格が大幅に下がり、他社のGPSよりも購入しやすく、通信料などが一切不要なので、安心して使用できるのが最大のメリットです。
本体価格が安く、2年分の通信費を含めた価格なのでお試し感覚で使えますし、設定も簡単で住所や建造物から検索して、地図上にピンを置くだけで設定できます。
面倒な設定ができないという人にもおすすめです。
一方ファミリードットのデメリットには、スマホに届いた通知が「通知センター」機能で表示されるところです。
この通知はアプリ側からは見ることができず保存もされないので、設定によっては通知を見逃してしまい、通知履歴などもないことから、後で確認し直すことができません。
子供が移動した過去24時間分のルートがスマホのアプリで確認できますが、スライダの縮尺スケールが12時間・24時間で切り替えなので、移動経路を確認したいときに不便に感じます。
さらにバッテリーについても他社のものと比べると若干持ちが悪く、2～3日に1回の頻度で充電が必要となりますし、購入から2年が過ぎると1年ごとに料金が掛かり、更新が必要となることもデメリットのひとつです。
価格帯が他社に比べて大幅に安いということを考慮して、現在地を表示させる機能だけに限定するのであれば、安心して子供に持たせることができます。
サイズもコンパクトで、子供がカバンに着けて持ち歩くときは邪魔になりにくいですし、軽いことから身に着けている感覚もなく、子供が付ける際に負担を抑えることができます。
乗り物通知機能では、子供が電車やバス、車などで移動していることを知らせる機能も付いているので、子供に不審な動きがあったときに、いち早く気づくことができるでしょう。
ファミリードットの今後について
ファミリードットは価格が安く、ユーザーが手に取りやすい商品ですが、今後はさらなる機能の改良が求められています。
改良に関しては移動経路の確認で1時間単位で表示される機能を始め、アプリで通知が見れたり、通知履歴機能、長時間バッテリーなどの機能が改善されていくことも期待できます。
